フランス・リヨンの魅力・旧市街編

    1. フランス旅行・観光

    フランスの街には昔ながらの街並みがそのまま残っている事があります。

    リヨンもその1つで、旧市街と呼ばれる街では今でも人々が住み生活をしているのです。

    リヨン旧市街の魅力

    花子さんとマリーさんはリヨンの魅力について語り合っているようです。

    旅行から帰ってきたばかりの花子さんのおすすめはいったい何でしょうか?

    フランスの都市が川の水面に映ります。会話

    Marie : Alors, qu’est –ce qui t’a plu le plus à Lyon ?

    それで、リヨンで何が一番気に入ったの?

    Hanako : Difficile à dire…

    難しいわね…

    Enfin si, on a resté plus de temps au vieux Lyon.

    うんと、そうね、リヨン旧市街に一番時間を使ったわね。

    Tu vois, c’est le quartier entre la rive droite de la Saône et Fourvière.

    分かる?ソーヌ川の右岸とフルビエールに挟まれた地区よ。

    Marie : Oui, bien sûr.

    ええ、もちろん分かるわ。

    Je l’aime bien aussi.

    私もあの辺り好きよ。

    Hanako : La rue étroite avec le vieux pavé, l’immeuble de l’époque renaissance…

    古い石畳の狭い道でしょ、ルネッサンス時代の建物でしょ…

    Oh lala, ils sont tellement charmants que l’on s’est promené jusqu’à l’épuisement.

    あらら、あんまりにも素敵だからヘトヘトになるまで散歩しちゃったわよ。

    Marie : On ne peut plus appeler ça promenade.

    それって゛散歩゛ってもう呼べないわ。

    Mais je comprends.

    でも、分かるわよ。

    Quant on marche dans le vieux Lyon, on a impression de se perdre dans le passé.

    旧市街を歩いていると、過去に迷い込んだみたいな気分になるのよね。

    Hanako : Exactement.

    その通り。

    En plus, je me suis inscris au visite guidé des traboules !

    それにね、私、タブールのガイド付きコースに申し込んだのよ。

    Marie : Les traboules…

    タブール…

    C’étaient quoi déjà ?

    それって何だったかしら?

    Hanako : Ce sont des passages entre deux immeubles.

    建物に挟まれた通り道の事よ。

    Marie : Oui, ça me revient.

    ああ、そうだったわね。

    Hanako : De la rue, on dirait une simple porte.

    道から見るとただの扉にしか見えないの。

    Mais quand on la pousse, il cache un couloir et parfois une cours.

    でも扉を開けると、通り道と時には中庭だって隠れているの。

    Et Ça date aussi de la renaissance !

    しかもこれもルネッサンス時代の物なのよ!

    フランス、グルノーブルの街の夜景。ポイント

    difficile à dire…

    difficile à +動詞」で「~するのが難しい」です。「difficile à dire」は「言うのが難しい」ですが、会話の中のように選ぶのが難しいなと思った時にも使えます。

    tellement que

    「とっても~だから~する」の意味です。「c’est très ,donc 」とも言えますが、こなれたフランス語を話すなら、覚えておきたい言い回しです。

    visite guidé

    ガイド付きのツアーの事を「visite guidé 」と言います。街の中心にある事の多い「office de tourisme 観光案内所」へ行って申し込みをしましょう。

    見所をポイントを押さえて説明してくれるから、ガイドブック片手に歩くよりも理解が深まります。

    基本はフランス語ですが、英語がある事も。フランス語力を試してみるのも一興です。

    ça me revient.

    会話では「そうだったわね」と訳しました。「(それが)自分に戻って来る」、知っていたはずの事を思い出せずにいて、「ああ、思い出した」といったニュアンスです。

    似た表現だと「Je me souviens 」や「Je me rappelle」がありますが、こちらは「覚えている」の意味になります。

    フランスの階段のある建物と青い空の眺め。リヨンの見所

    la Saône et le Rhône

    リヨンには2つの川が流れています。1つはヴォージュ地方を源流とし、リヨン市内中心の東側を流れる「la Saône」。

    もう1つはフランス4大河川の1つ「le Rhône」です。水源はスイスから、同じくリヨンの街中、右側を流れ「la Saône」と出会いさらに大きくなって、地中海まで流れていきます。

    フランスを南北に結ぶ唯一の水路のため、物流の要としてリヨンが発展していきました。

    現在はリヨン市内の川辺は整備され、のんびり散歩にもってこいの憩いの場となっています。

    Fourvière

    文中にも出てきた「Fourvière」はリヨン市内左側の地域、「colline de Fourvière フルビエールの丘」こと。大部分がユネスコの世界遺産に指定されている地域です。

    中でも見所は「Basilique Notre-Dame de Fourvière」。リヨンを見下ろす場所に立てられた大聖堂のモザイクは必見です。

    大聖堂の見学が終わったら裏手に回ると、リヨンの街並みが一望できます。

    vieux Lyonから乗れる「funiculaire ケーブルカー」は地下鉄などの切符が使えるので(乗り換えも可能)、気軽に登ってみましょう。

    des traboules 

    花子さんおすすめの「des traboules 」ですが、ツアーに申し込まなくても見学可能です。

    リヨンに約320あるトラブールのうち、50ほどが一般公開されています。

    どこが通れるのか知らないとドキドキしますが、それも旅行の醍醐味ですね。

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