フランス語で仕事の指示を受ける

  1. フランス語会話・勉強

Bonjour, tout le monde. こんにちは、皆さん。Comment allez-vous ?いかがお過ごしですか?

職場での会話は、その職場によって実にまちまちでしょうが、今日は上司のオフィスに呼ばれて仕事の指示を受けるというシチュエーションを見てみましょう。

会話フランスのオフィスのテーブルで会話する 2 人の男性。

Martine:Pierre, Monsieur Dupont vous demande.

ピエール、デュポンさんがお呼びです。

Pierre :D’accord, Martine, j’arrive tout de suite. Bonjour, Monsieur, vous m’avez appelé?

了解しました、マルティーヌ。すぐ参ります。おはようございます、デュポンさん。お呼びでしょうか。

M. Dupont:Oui, Pierre, bonjour. Asseyez-vous. Comme vous savez, nous allons organiser un symposium au sujet de l’écologie.

ああ、ピエール、おはよう。かけたまえ。君も知ってのとおり、わが社は環境に関するシンポジウムを主催することになった。

 Pouvez-vous proposer quelques conférenciers convenables dans une semaine?

1週間以内に、適当なスピーカーを数名提案してくれるかな?

Pierre :C’est entendu.

かしこまりました。

M. Dupont:Je compte sur vous.

頼んだよ。

Vocabulaire

(“<”記号以下は、もとの形(辞書に載っている形)を表しています。また、名詞の後の(m)、(f)は、それぞれ男性名詞・女性名詞を示しています)

  • demander 要求する
  • tout de suite すぐに
  • asseyez-vouss’asseoir 座る
  • comme ~のように
  • organiser 組織する、主催する
  • symposium (m) シンポジウム
  • sujet (m)テーマ、主題
  • écologie (f) エコロジー、環境
  • proposer 提案する
  • conférencier (m) 講演者
  • compter ~を当てにする、数える

黒板の前に立つフランス出身の若い教師。今週のポイント 

Monsieur Dupont vous demande.

デュポンさんがお呼びです

appeler「呼ぶ」という単語を使って、Monsieur Dupont vous appelle. ということも出来ます。

j’arrive tout de suite.

すぐに参ります

相手の立場に立って aller「行く」ではなく arriver 「到着する」を使うことに注意してください。英語の I’m coming. にあたる表現です。

また、tout de suite は一かたまりで「今すぐに」という意味です。こちらもよく使われる、便利な表現ですので、ぜひマスターしてください。

Partez tout de suite.

すぐに出発しなさい。

Assayez-vous.

おかけください

代名動詞です。よく使われる基本的な動詞ですが、活用した形からは、原形が分かりにくいですので、活用をまとめておきましょう。

単語の文法が書かれたフランスのノート。s’asseoir の活用

直説法現在

je m’assois nous nous assoyons
tu t’assois vous vous assoyez
il s’assoit ils s’assoient

au sujet de~

~のテーマで/~について

ここではシンポジウムのテーマという、まさに固い表現ですが、「~について」というような、もっとフランクな場合にも使います。

J’ai parlé avec le professeur au sujet de mon fils.

私は息子のことについて先生と話した

dans une semaine

1週間以内に

dans は期限を表します。さらに転じて「~後に」の意味でも使われます。

Finissez ce travail dans les huit jours.

1週間以内にこの仕事を終えなさい

Vous y arriverez dans une heure.

1時間でそこに到着するでしょう

Je compte sur vous.

頼んだよ/(協力を)当てにしてるからね

compter は英語の count に当たる単語です。英語でも I’ll count on you. で「頼りにしてるよ」の意味になりますが、フランス語でも同じです。

文脈によっては「頼んだよ、ちゃんとやってね」の意味になり、言われた方はちょっぴりプレッシャーを感じる表現です。

フランスのオフィスで握手をするビジネスマンのグループ。今週のお役立ち◎フランスの商習慣

残念ながら、執筆者にはフランス人と一緒に働いた経験がありませんが、ネットなどで調べると、フランスの商習慣はかなりフォーマル、という評価が多いようです。

企業は階層構造が厳格で、訪問する場合は必ずアポイントメントが必要。

相手が決定権を持つ人なら、こちらも同クラスの人を同席させなくてはならない。

男性は、相手の人が入室してくるときは起立して迎える。

相手がよいというまでは、ファーストネームや tu では呼ばない。・・・

しかし、こうしてみると、日本のビジネスマナーに共通するものも多いように思います。

ただ、接待はフルコースのビジネスランチが主流で、2時間以上かかることも多く、またコーヒーが終わるまで仕事の話は持ち出さないのが普通だそうです。

フランス語、という点では、相手に呼びかける MonsieurMadame を日本語より頻繁に使うことで敬意を表す傾向があります。

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