遅刻した時に使うフランス語

    1. フランス語会話・勉強

    Bonjours, tout le monde! 皆さん、こんにちは。

    友達と待ち合わせていたのに、何かの理由で遅刻してしまった。とりあえず謝らなくてはなりませんね。今回はそういったシチュエーションを見てみましょう。

    遅刻した時に使うフランス語

    会話

    A:Excusez- moi. J’arrive en retard. Tu m’attends depuis longtemps?

    ごめん、遅くなっちゃった。ずいぶん待った?

    B:Pas si long. Mais qu’est-ce qui se passe ?

    そんなでもないよ。でもどうしたの?

    A:J’ai reçu un coup de téléphone en sortant et j’ai manqué le train.

    出掛けに電話があって、電車に乗り遅れたの。

    B:Ça arrive parfois. Ne t’en fais pas. Dépêchons nous!!

    よくあることさ。気にしないで。急ごう。

    Vocabulaire

    (“<”記号以下は、もとの形(辞書に載っている形)を表しています。また、名詞の後の(m)、(f)は、それぞれ男性名詞・女性名詞を示しています)

    • arriver 到着する
    • en retard 遅れて
    • attends<attendre 待つ
    • depuis ~の間
    • si とても、(否定文で)それほど(~ない)
    • ça va ? 元気?OK ?
    • se passer 起こる、行われる
    • reçu<recevoirの過去分詞 受ける
    • coup (m) 打つこと、手早い動作
    • sortant<sortirの現在分詞 出かける
    • manquer 逃がす、乗りそこなう
    • arriver 起こる
    • parfois 往々にして
    • se dépêcher 急ぐ

    今週のポイント

    depuis longtemps :長い間

    フランスのヤシの木とボートのある熱帯の島の 3 d イラストレーション。

    depuis はこの例のように「期間」を表す場合(英語の for に当たります)にも「~以来」という「時の起点」を表す場合(英語の since に当たります)にも使われる単語です。

    具体的に見てみましょう。

    期間

    J’habite ici depuis dix ans.

    私はここに住んで10年になります-

    起点

    J’ai un chat depuis avril.

    4月から猫を飼っています

    Pas si long.:それほど長くない

    si は肯定文では「これほど」「とても」の意味で使われる副詞ですが、否定文では部分否定で「それほど(~ない)」の意味になります。

    Elle est si gentille.

    彼女はとても親切だ

    Elle n’est pas si gentille.

    彼女はそれほど親切ではない

    Qu’est-ce qui se passe ?:どうしたのですか, 何があったのですか

    Qu’est-ce qu’il y a ? と同じ意味です。

    en sortant:出掛けに

    sortantsortir「出かける」の現在分詞です。

    現在分詞は、直説法(今まで出てきたような、ものごとを現実のものとして表す叙法)現在の nous の語幹(活用しない部分)に ant を付けて作ります。

    不定法(原形)→nous の形現在分詞

    parler→nous parlons→parlant

    prendre →nous prenons→prenant

    faire→nous faisons→faisant

    ただし、avoir(持つ)、être(~である)、savoir(知っている)は、この規則に当てはまらず、以下のような形になります。

    avoir→ayant

    être→étant

    savoir→sachant

    さて、en+現在分詞の形で、英語の分詞構文のように「時」「手段」「原因」「譲歩」などの意味を表します(ジェロンディフといいます)。

    ここでは「時」の用法で「~する時」「~しながら」の意味で使われています。また、ジェロンディフの主語は、文の主語と一致します。

    「時」の意味のジェロンディフの例文をいくつか具体的に見てみましょう。

    Il a marché en chantant.

    彼は歌いながら歩いた

    Je l’ai vu en retournant de l’école.

    私は学校帰りに彼女に会った

    Ça arrive parfois.:よくあることさ

    arriver は「到着する」の意味ですが(1行目ではこの意味で使われています)「~が起こる、生じる」という意味でも使われます。

    Un malheur n’arrive jamais seul. 

    不幸は重なるものだ(ことわざ)

    Ne t’en fais pas.:気にしないで

    フランスのソファで娘を抱きしめる女性。

    se faire の間に en が挟まった s’en faire の形で「心配する」「気にする」の意味になり、これの否定命令文です。

    一種の決まり文句です。Vous の相手の場合には、動詞の部分が vous に対応する形になり、vous en faites pas. となります。

    Dépêchons nous !:急ごう

    これも代名動詞(se +動詞、se の部分が主語によって me, te, vous, nous などに変化する)です。

    むしろ「急いで!」の意味でよく使われる動詞ですので、その形を見ておきましょう。

    Dépêche toi!

    Dépêchez vous!

    今週のお役立ち! ジェロンディフの練習

    「ポイント」に出てきた現在分詞を使った例文を挙げてみました。意味を考えてみてください。

    1. Ils ont traversé la rue en parlant.

    2. Il a lu le journal en prenant le café.

    3. Elle écoute la radio en faisant le diner.

    (答え)

    1. 彼らはしゃべりながら道を渡った。

    2. 彼はコーヒーを飲みながら新聞を読んだ。

    3. 彼女は夕食を作りながらラジオを聴く。

    今週も覚えることがたくさんありますね。まずは今回出てきた分だけでよいので、少しずつ前に進みましょう。

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