フランス人のワールドカップの楽しみ方

  1. フランス語会話・勉強

フランスの2度目の優勝で幕を閉じた2018年のサッカーワールドカップ。フランスではどのような盛り上がりを見せたのか覗いてみましょう。

ワールドカップの翌朝

ワールドカップ決勝戦の翌朝に会う約束をしていた花子さんとマリーさん。ところが約束の場所に現れたマリーさんは、顔色が良くないようです。

会話

Hanako : Est-ce que ça va, Marie ? Tu as mauvaise mine aujourd’hui.

マリー、あなた大丈夫?今日は顔色が悪いわよ。

Marie : Ah, oui, ça se voit ? Mais ne t’inquiète pas, c’est juste que je n’avais pas bien dormi hier soir.

ああ、そうね、わかる?でも心配しないで、ちょっと寝不足なだけだから。

Hanako : Je vois. Tu as fait la fête pour célébrer la victoire des bleus, n’est-ce pas ?

わかった。フランスのサッカーチームの勝利をお祝いするパーティーをしてたんでしょ。違う?

Marie : Exactement. Ah la-la, c’était un match historique! On est deux fois champignon du monde !

その通りよ。あらら、歴史的な試合だったわ!2度目の世界チャンピオンよ!

Hanako : J’ai regardé aussi le match à la télé.

私もテレビで試合を見たわ。

Marie : Moi, je l’ai regardé à la fan zone avec des amis. Quelle ambiance folle…

私はファンゾーンで友人たちと見たわ。すごく盛り上がったのよ…

Tu aurais du venir avec nous, au lieu de rester chez toi.

家に居るより、私たちと一緒に来るべきだったわ。

Hanako : La prochaine fois, peut-être.

次回に多分ね。

Et après le match, vous avez passé la soirée au bar jusqu’à tard le soir, je suppose ?

それで試合の後は、推測するに、バーで夜遅くまで過ごしたというわけね。

Marie : Oui, on n’est tellement excité que personne ne veulent rentrer.

ええ、みんなすごく興奮していて、だれも帰りたがらなかったのよ。

D’ailleurs, avec les bruits des klaxons et des pétards, même en restant au lit, il était impossible de dormir.

それにクラクションや爆竹の音で、ベットに居ても、寝るのなんて不可能だったもの。

写真を撮るフランスのサッカー選手のグループ。

ポイント

bleus

bleu」は「青色」のことですが、複数形で「bleus」というとサッカーのフランス代表チームのことを意味します。

チームに声援を送るときにも使ったり、テレビでもフランス代表を表すのに良く耳にする表現です。

Allez ! Les bleus !  

行け!ブルー!

フランス人のワールドカップの楽しみ方

フランス人はサッカーが大好き。特にワールドカップなど「des bleus」の試合では、ものすごい盛り上がりに。

各自家庭で観戦するのはもちろんですが、街中のカフェやレストランでも大きなテレビが設置され、道路にまで観戦しようとする人で溢れかえります。

チームのユニフォームを着た人やフランス国旗を持った人、はたまたトリコロールのかつらをかぶった人など、皆思い思いの格好で「des bleus」を応援しているのです。

男性がフランス国旗の前で紙吹雪をあげて祝っています。

決勝戦ではファンゾーンも出現

2018年のワールドカップの決勝戦では、エッフェル塔のある「Le champ de Mars」にファンゾーンが設置され、巨大なスクリーンで臨場感を味わいながら「des bleus」を応援しようと、大勢の人が詰めかけました。

入場には荷物チェック等もあり、その前日の「14 juillet」のフェスティバルと同等の警備体制が敷かれていた模様。安全面にもしっかり考慮されていたようです。

試合後も余韻を楽しむ

des bleus」が勝利すると、もちろん試合終了後もその喜びの余韻は続きます。

ファンゾーンでそのまま歌ったり踊ったりと楽しむ人々もいますし、バーでお酒を片手に盛り上がる人々もいます。

限られた場所だけでなく、街全体にお祭りのような浮かれた空気が漂い、フランスにおけるサッカー人気の高さを表しているようです。

翌日は寝不足に

des bleus」が勝利を収めた2018年のワールドカップですが、20年ぶり2度目の優勝とあり、その盛り上がりはかなりのものでした。

試合終了後に街中のいたるところから聞こえる歓声、そして車のクラクションや爆竹の音がなかなか鳴りやみません。

試合はフランス時間の夕方でしたが、夜中の3~4時ごろまでクラクションを鳴らしながら走り回る車がいたほどです。

普通なら警察に通報されてしまいそうな騒音具合ですが、この日ばかりは警察も目をつぶるのか(はたまた人手が足りないのか)「des bleus」勝利の翌朝は、寝不足なフランス人も多かったようですよ。

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