犬と猫、フランス人の選択は?ペットに見る文化の違い

  1. フランス語会話・勉強

Bonjour, chers amis! こんにちは、みなさん。

Comment allez vous?ご機嫌いかがですか?

日本人もペット好きですが、フランス人も負けず劣らずです。カフェテラスにはご主人に連れられた犬がごく普通にいますし、アパルトマンは基本的に動物OK(近隣に迷惑を掛けなければ、ですが)。

地下鉄にだって乗っています。リードを付けていない犬までいますが、公共の場で見かける動物たちが、日本よりよく躾けられている気がします。というわけで、今回はペットに関する一幕を。

犬と猫、フランス人の選択は?ペットに見る文化の違い

会話

Claudine: J’ai envie d’adopter un animal de compagnie!

Yuko: Quel animal préférez vous?? Vous voulez adopter un chat ou un chien?

Claudine: Exactement.

Yuko: Lequel préférez vous entre deux?

Claudine: Bien, j’aime tous les deux, mais plutôt les chiens. Ils sont sages, fidèle et affectueux. J’adore surtout jouer avec eux.

Yuko: Les français vraiment aiment les chiens. Moi, je préfère un chat maintenant, parce que je n’ai pas trop de temps pour eux.

フランス リードにつながれた大型犬と小型犬。

和訳

クロディーヌ:ペットを飼いたいな!

裕子:どんな動物がお好きなの?犬か猫を飼いたいの?

クロディーヌ:その通りよ。

裕子:犬と猫ではどちらがお好きなの?

クロディーヌ:うーん、どちらも好きですけれど、どちらかと言えば犬ですね。賢いし、忠実だし、人懐こいでしょ。それに一緒に遊ぶのも楽しいし。

裕子:フランス人てほんとに犬好きですね。私は今は猫のほうがいいわ。あまりペットのために時間を取れないですもの。

白い背景の前に立つ犬と猫のグループ。

Vocabulaire

(“<”記号以下は、もとの形(辞書に載っている形)を表しています。また、名詞の後の(m)、(f)は、それぞれ男性名詞・女性名詞を示しています)

  • envie (f) 欲求、欲望 
  • adopter 養子にする、取り入れる
  • animal(m) de compagnie コンパニオンアニマル、伴侶動物、ペット
  • chien (m)/ chienne(f) 犬     
  • chat(m)/ chatte(f) 猫
  • exactement 正確に、まさに、ちょうど   
  • lequel どちら          
  • entre ~の中で         
  • tous<tout ~とも、~全部
  • plutôt むしろ、どちらかと言えば 
  • sage 賢い
  • fidèle 忠実な          
  • affectueux 人懐こい        
  • surtout 特に
  • jouer 遊ぶ

居心地の良いベッドで安らかに眠っているオレンジ色のトラ猫。今週のポイント

J’ai envie d’adopter un animal de compagnie.

「ペットを飼いたい」

avoir envie de+動詞の原形で、「~したい」という意味になります。また、動詞の原形の代わりに名詞を置けば、「~がほしい」という意味になります。

  • J’ai envie d’un bébé. 「赤ちゃんがほしい」
  • J’ai envie de voyager.  「旅行に行きたい」

Quel animal préférez vous?

「どんな動物が好きですか?」 

「どんな~が好きか」と好みを聞くときは、Quel ~ préférez vous(tuの場合はpréfères tu)?の形を使います。

Exactement.

「その通り」

肯定の答えはもちろんOui.一本やりではありません。様々なニュアンスのある肯定表現があります。Bien sûr.「もちろん」などもその1つですね。そのほかによく使われるものをいくつかご紹介してみましょう。

  • Certainement.「たしかに」「もちろん」
  • Évidemment.「もちろん」「当然」
  • Vous avez (Tu as) raison. 「ごもっともです」「その通りですね」

Lequel préférez vous entre les deux?

「2つの中ではどちらが好きですか」

lequelは「どちら」の意味です。受ける名詞の性・数によって形が変わり、女性形はlaquelle、男性複数はlesquels、女性複数はlesquellesとなります。

「~のなかで」と選択肢を限定する場合には、このentreやde、parmiなどを使います。「AかBか」という場合には、この文の後ろにカンマでA ou Bを続けます。

  • Laquelle choisissez vous parmi ces robes? 「これらのドレスの中でどれを選びますか?」(robeが女性名詞なのでlaquelle)

tous les deux

「2つとも」

tous は tout「すべて、全体」の男性複数形です(この単語はいろんな品詞として使われますが、ここでは形容詞としての用法)。女性複数形はtoutesです。tous (またはtoutes)の後に直接複数名詞が来るのではなく、定冠詞

les、所有形容詞(mes,tes, ses, nos, vos, leurs)、指示形容詞ces、指示代名詞ceuxなどが挟まるのが特徴です。文法用語より例を見たほうが分かりやすいですね。

  • tous les jours  毎日
  • toutes ces fleurs これらの花すべて

形容詞としての用法以外にもtoutを使った便利な表現はたくさんありますので、「今週のお役立ち!」で少し拾っておきました。併せてご覧ください。

フランスで人がジグソーパズルのピースを持っています。今週のお役立ち!toutを使った表現

  • toute la journée 一日中
  • toute la famille 家族全員
  • après tout 結局、いずれにせよ
  • avant tout 何よりもまず
  • tout à fait 完全に、まったく
  • c’est tout 以上。それだけ。

犬の糞害は長らくフランスの人たちを悩ませてきましたが、最近は目に見えて減っているそうです。糞専用のごみ箱を設けたり、罰金額を上げたりといった施策が功を奏したとか。

なんだか経済学者が喜びそうなお話ですが、こうしたことで「糞は飼い主が始末すべきもの」という認識が広がったことが一番大きいのでしょうね。

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