勇気づけられるフランス語

    1. フランス語会話・勉強

    辛いときや落ち込んだとき、ふと目にした言葉に勇気づけられることがありますね。そんなときのために覚えておきたいフランス語の「ちょっといい言葉」をご紹介します。

    やる気を出したい時

    やらなくちゃ、と思っても何となく気が乗らない。そんなときに気持ちを奮い立たせてくれそうなフレーズです。

    例1

    Au travail, le plus difficile, c’est d’allumer la petite lampe du cerveau. Après, ça brûle tout seul. (Jules Renard)

    労働において最も困難なのは頭脳の小さなランプに火を点けること。あとは炎が自ずと燃えてくれる。(ジュール・ルナール)

    • allumer  ~に火を点ける
    • lampe  ランプ
    • cerveau  脳
    • brûler  燃える

    【ポイント】

    le plus +形容詞」「c’est de +不定詞…」は「最も~なのは…することである」という言い回しです。

    Le plus important, c’est d’agir.(最も大事なことは行動することだ)」のように使います。

    tout(e) seul(e)」は「一人で」という意味ですが、「La porte s’ouvre toute seule.(扉がひとりでに開く)」のように「物が勝手に、自ずと」という場合にも使えます。

    例2

    次はちょっと耳が痛いこんな言葉。

    La semaine du travailleur a sept jours, la semaine du paresseux a sept demains.

    勤勉な人の一週間は7日、怠け者の一週間は7回の明日

    • travailleur(euse)  勤勉な人
    • paresseur(euse) 怠け者

    勤勉な人は週に7日働き、怠け者は週7日にわたって「明日やろう」と言い続ける…というフランス語の諺です。

    マンネリな毎日を変えたい時

    フランスから来た女性が机に座ってコンピューターの画面を見ています。

    変わり映えしない毎日にうんざり、何か楽しいことはないかな…というときは、こんな言葉を見ると気持ちを切り替えられるかもしれません。

    例1

    Le véritable voyage de découverte ne consiste pas à chercher de nouveaux paysages, mais à avoir de nouveaux yeux. (Marcel Proust)

    発見の旅は真新しい景色を求めることではなく、新しい目を持つことにある。(プルースト)

    • véritable 本物の、真実の
    • découverte  発見
    • consister à +不定詞  …することにある
    • paysage 風景

    【ポイント】

    consister à …」は、「Mon travail consiste à enseigner le japonais aux étrangers.(私の仕事は外国人に日本語を教えることです)」のように、それがどういったものなのかという本質や特性を説明するときに使います。

    例2

    La vraie générosité envers l’avenir consiste à tout donner au présent. Albert Camus

    未来へ出し惜しみしないということは、全てを今に捧げることだ。(カミュ)

    • générosité 気前の良さ、出し惜しみしないこと
    • envers  ~に対する

    失敗して落ち込んだ時

    例1

    La vérité de demain se nourrit de l’erreur d’hier. (Saint-Exupéry)

    昨日の過ちは明日の真実の糧である。(サン=テグジュペリ)

    • vérité  真実
    • erreur  間違い、過ち
    • se nourrir de  ~を食べる、~から栄養をとる

    例2

    Il n’y a que celui qui ne fait rien qui ne se trompe jamais.

    決して失敗しないのは何もしない人だけだ。(フランス語のことわざ)

    • celui qui...  ~する人
    • se tromper  間違える

    【ポイント】

    il y a ~ qui …」 は直訳すると「…する~がある(いる)」、つまり「~が…する」という意味。

    ここでは「ne…que」で「~しか(ない)」という限定の形になっているので「…するのは~だけだ」という意味になります。

    celui qui ne fait rien」 は「何もしない人」、「qui ne se trompe jamais」は「決して失敗しない」。

    ne … que」、「ne … jamais」、「ne … rien」という3つの否定の形が含まれていますね。

    悲しい時

    フランスでテディベアと一緒に階段に座っている若い女の子。

    例1

    Si toute vie va inévitablement vers sa fin, nous devons durant la nôtre, la colorier avec nos couleurs d’amour et d’espoir. (Marc Chagall)

    全ての人生に必ず終わりがやってくるなら、我々は人生が続く間それを愛と希望という色で彩らなければならない。(シャガール)

    • inévitablement  必ず、不可避的に
    • durant  ~の間
    • nôtre 私たちのそれ(もの)
    • corolier ~に色を塗る

    「愛の画家」と呼ばれるシャガールらしい言葉です。

    また、ちょっとロマンチックなこんな言葉も。

    例2

    Pleure : les larmes sont les pétales du coeur. (Paul Éluard)

    泣くということ‐ 涙は心の花弁である。(ポール・エリュアール)

    • larme (多く複数形で)涙
    • pétale  花弁

    気に入ったフレーズはありましたか?ピンと来るものがあれば是非そのまま覚えてくださいね。

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