フランス語のジェロンディフ

  1. フランス語会話・勉強

フランス語の文法の一つ「ジェロンディフ」はいろいろな意味を表現できる働き者。今回はそんなジェロンディフの使い方を見てみましょう。

フランス語のジェロンディフ

ジェロンディフの使いこなし方

En rentrant du bureau, j’ai rencontré Philippe.

私は会社から帰る途中、フィリップに出会った

上の文はジェロンディフ Gérondif と呼ばれる構文です。ジェロンディフは〈en +現在分詞〉の形で表し、同時性、様態、手段、条件、原因、対立、譲歩などの意味があります。

このように羅列すると複雑なようですが、シンプルに考えると「主語+動詞(主動詞)」と同時に起こる・行われる「もう一つの行為や出来事」、それがジェロンディフです。

ジェロンディフを使用するのはちょっと慣れが必要かもしれません。しかし使い方さえ理解すれば難しいことはなく、むしろ簡単で便利です。

そんなジェロンディフの使いこなしをマスターしましょう。

ジェロンディフの意味

ジェロンディフは主動詞と同時に起こる行為や出来事です。そして、この二つの行為の動作主(主語)は同じであることにまず注意しましょう。

同じ動作主によって、AとBという二つの行為や出来事が同時に行われる状況を、ここでは分かりやすく

「A=B」型…AとBが同時進行、「A⇒B」型…BすることによってAとなる、「A≠B型」…Bに反してAである、の3つに大別してみました。

shutterstock_321415904A=B型 同時性・様態のジェロンディフ

まずはAとBが同時に行われるジェロンディフです。

J’ai fini ce rapport en regardant le match de foot à la télé.

私はテレビでサッカーの試合を見ながらこのレポートを仕上げた

  • rapport …レポート
  • mach …試合
  • foot …サッカー

このように~しながら…する、というのが同時性のジェロンディフです。最初に例に挙げた En rentrant du bureau, j’ai rencontré Philippe. も同時性を表しています。

また、

Elle a raconté sa vie en pleurant.

彼女は泣きながら自分の人生を語った

のように、特に主となる行為をするときの様子や状態を描写するものは様態のジェロンディフと呼ばれます。

A⇒B型 原因・手段・条件のジェロンディフ

次に「BすることによってAとなる」というジェロンディフです。

En roulant trop vite,elle a provoqué un accident.

彼女はスピードを出し過ぎて事故を起こした

Il appris le japonais en lisant le manga.

彼はマンガを読んで日本語を学んだ

En faisant un peu de sport et en mangeant équilibré,tu vas perdre des poids.

適度にスポーツをしてバランス良く食べれば痩せられるよ

  • rouler …車を走らせる
  • provoquer …~を引き起こす
  • apprendre …~を学ぶ
  • manger équilibré …バランス良く食べる
  • perdre des poids …痩せる、体重を減らす

それぞれのジェロンディフがスピードを出し過ぎたためにという原因、マンガを読むことによってという手段、もし適度な運動とバランスの良く食べればという条件を示しています。

そして主となる動詞はそれによって導かれる結果を表しています。

A≠B型 対立・譲歩のジェロンディフ

三つめはBに反してAである、という対立、譲歩のジェロンディフです。

En travaillant peu,il a réussi à l’examen.

あまり勉強しなかったにも関わらず彼は試験に合格した

Tout en reconnaissant la qualité de rédaction,le professeur a remarqué quelques erreurs de vocabulaire.

先生は作文の出来を褒めたものの、 いくつかの語彙の誤りを指摘した

  • réussir à …~に成功する、(試験に)合格する
  • reconnaître …~を認める
  • qualité …質、出来ばえ
  • rédaction …作文、文章の執筆
  • remarquer …指摘する、注目する

最初の例は「あまり勉強しなかった」のに反して「試験に合格した」という対立のジェロンディフです。

次の例は真っ向対立ではなく「作文の出来がよい」という点では同意して(譲って)いるが、という意味なので譲歩のジェロンディフと呼ばれます。

shutterstock_302927471便利なジェロンディフ

ここで最初の例文と、次の文を比べてみましょう。

Quand as-tu vu Philippe?

いつフィリップに会ったんだい?

Je l’ai rencontré quand je rentrais du bureau.

会社から帰る途中、彼に出会ったんだよ

上の文では rentrer が時制の一致をして半過去になっています。

ジェロンディフであれば、主動詞の時制が何であれ常に en+現在分詞を使えばよいので、時制の選択や活用を気にする必要がありません。

さらに、上の問いには次のように簡単に答えることもできます。

En rentrant du bureau.

会社から帰る途中にだよ

このように、会話にも便利なジェロンディフをぜひマスターしてくださいね。

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ソフィー(Sophie) この記事を書いた人

来日(1998年)以来23年間、日本でフランス語指導に携わるベテラン講師(京都在住)。パリでの生活経験も有します。最大の強みは、日本語でのコミュニケーションが可能な点です。
パリではECEインターナショナルスクールにてクボタ・ヨーロッパの従業員(日本人)に指導。来日後は、エスパス・フランセ語学学校、日本女子大学、桐朋学園高校、外務省、その他企業にて、初心者から上級者まで豊富な指導経験を有します特に初心者の方が躓きやすい発音について、「難しくない」と感じられるよう基礎から丁寧に指導することに注力しています。 忍耐強く、発音や文法を丁寧に繰り返し指導するのがモットー。グラフィックデザインのスキルを活かし、描画を取り入れた分かりやすい説明も得意です。ご希望に応じて英語でのフランス語レッスンや、アートレッスン(仏語/英語)も提供可能です。

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