冠詞の使い方!すぐに使えるフランス語

  1. フランス語講座

日本語にはない「冠詞」はフランス語習得の足かせになりがちですよね。単語はあっていても冠詞が間違ってしまうと、相手に伝わらないこともあります。

今回はそんな「冠詞」への苦手意識を克服して、日常会話を上達させるコツを見てみましょう。

冠詞と名詞はセットで覚える

冠詞というのは日本語にはない概念なので、ついつい新しい単語を覚えても、単語だけ覚えようとしていませんか?ところがフランス語の名詞には冠詞が付き物。新しい名詞を覚える際には、必ず冠詞とセットにして覚えるのが重要です。

冠詞は女性名詞か男性名詞の区別だけ覚えるだけでなく、定冠詞や不定冠詞・部分冠詞をそれぞれ付けた形で覚えてくださいね。

そして冠詞を付けた形で何度も口に出し練習しましょう。頭で考えなくてもすんなり正しい冠詞付き名詞が口からでてくるようになれば◎です。

フランスでテーブルに座って話し合う 2 人の女性。

間違いを恐れずハッキリ話す

女性名詞か男性名詞かをしっかり覚えているのが理想ですが、実際のところ会話中に « あれ?この単語はどっちだっけ?»となることも少なくありません。

とくにフランス語を勉強し始めたころは、間違ったら恥ずかしいとの思いから何も言えなくなったりしがちです。

例えばマルシェでリンゴを1つ買いたいとき「une pomme」か「un pomme」かで悩んでしまって、リンゴを指さしてお茶を濁してしまったり…(正解は「une pomme」)

そんな風にどちらか迷ったときは、どちらでも良いので口に出してしまいましょう。間違っていても、たいていは相手に伝わるものです。最初に口に出したほうが間違っていて、相手が理解してくれないときは、もう片方を口に出せばよいだけです。

この時大切なのが、はっきり発音すること。自信がないからと言って小声になったり、活舌が悪くなったりすると、余計に相手に伝わらなくなってしまいますよ。

名詞には必ず冠詞を付ける

冠詞がない日本語に慣れ親しんでいる私たちは、冠詞抜きの名詞でも意味を理解してくれるだろうと思ってしまいますよね。

ところがフランス人は単語を冠詞とセットで覚えている人がほとんどです。そのため、冠詞を付け忘れて名詞だけだと、意味を理解してもらえないことがあります。

特に母音で始まる名詞の場合、冠詞の有り無しで発音が変わってしまうため、単語だけだと全く分かってもらえないなんてことも…

定冠詞か不定冠詞か、はたまた部分冠詞のどれを使ったら良いかわからないことも多いと思いますが、そんな時もとりあえずどれでも良いので冠詞を付けて口に出してみましょう。

名詞だけよりも、ぐっと相手が理解してくれる可能性がアップしますよ。

灰色の背景にフランスの服装でOKのジェスチャーをする若い女性。

冠詞は難しいものと心得る

フランス語を勉強し始めて、一番最初に出てくるのが冠詞です。そのため冠詞は文法の中でも簡単なものであり、使いこなせないなんて恥ずかしいと思っていませんか?

もちろんフランス語に冠詞は欠かせないものなので、文法書でも冒頭で扱われますが、フランス語上級者でも冠詞を的確に使いこなすのは至難の業!

一般的には不正解とされる冠詞の使い方でも、話し手の伝えたいニュアンスによってはOKになったりする場合もあり、実は上級者レベルの文法などよりも、よっぽど難しいんですよ。

そんな難しい冠詞ですから、フランス語入門~中級レベルの間は使いこなせなくても当たり前と開き直ってしまいましょう。細かい冠詞のニュアンスに足を引っ張られて、黙り込んでしまうほうが大問題です。

「冠詞は間違っても気にしない」「間違ってもいいからとにかく話す」の精神で、どんどん日常会話を上達させていきましょう。もちろん間違った後の復習は忘れずに!

author avatar
ソフィー(Sophie) この記事を書いた人

来日(1998年)以来23年間、日本でフランス語指導に携わるベテラン講師(京都在住)。パリでの生活経験も有します。最大の強みは、日本語でのコミュニケーションが可能な点です。
パリではECEインターナショナルスクールにてクボタ・ヨーロッパの従業員(日本人)に指導。来日後は、エスパス・フランセ語学学校、日本女子大学、桐朋学園高校、外務省、その他企業にて、初心者から上級者まで豊富な指導経験を有します特に初心者の方が躓きやすい発音について、「難しくない」と感じられるよう基礎から丁寧に指導することに注力しています。 忍耐強く、発音や文法を丁寧に繰り返し指導するのがモットー。グラフィックデザインのスキルを活かし、描画を取り入れた分かりやすい説明も得意です。ご希望に応じて英語でのフランス語レッスンや、アートレッスン(仏語/英語)も提供可能です。

\ まずは、お試しレッスン!  /

フランス語教室をお探しの方へ、フランス人講師を条件を絞り込んで全国から探すことができます。フランス語を学ぶのに最適なカフェマンツーマンレッスンです!教室よりも簡単・経済的に学べる!まずは、無料体験レッスン

 フランス語教室をお探しの方へ。全国からフランス人先生を条件に合わせて絞り込んで探すことができます。
 フランス語を学ぶのに最適なカフェでのマンツーマンレッスン!教室よりも簡単かつ経済的に学べます。優秀な講師によるプライベートレッスンが評判。

  • まずは無料体験レッスン>

    フランス語マンツーマン

    納得いくまで何度でも!無料体験レッスン

    無料体験レッスンをお受けになっても、ご入会の義務はございません。

    講師からの強引・一方的な勧誘は一切ありません。

    入会後も相性が合わないと思ったら、いつでも先生を変更可。

  • 近くのフランス語先生を検索する>

    フランス語マンツーマン

    場所・時間を選ばない柔軟な受講スタイル

    担任制で挫折知らず!目標達成まで伴走

    LINEでいつでも質問OK!自宅学習を徹底サポート

    自分のやりたいペースでオーダーメイド安心して学べる。

  • 卒業生のご感想はこちら>

    フランス語マンツーマン

    「友人とフランス語で気兼ねなく会話を楽しむ」ことが、可能になりました。

    カフェのリラックスした雰囲気の中で、先生との自然な会話を通じて、生きた言葉を身につけることができました

    すぐに質問でき、その場で丁寧な解説を受けることができ効率的。

    言語を向上させるだけでなく、異文化理解にも繋がった。

\ まずは、お試しレッスン!  /

関連記事

フランスのタッチを加えた日本の祭りのアイコンセット。

日本のお正月をフランス語で説明

Bonjour, tout le monde. こんにちは、皆さん。Comment-allez vous ?いかがお過ごしですか?先日クリスマス前のひとこまを取り…

フランスの黄色の背景に疑問符の付いた 3 つの吹き出し。

フランス語学習に役立つ!赤ずきんちゃん会話集

今日は、日本でもよく知られている童話の一部を取り上げてみます。地の文は文章体で書いてあって時制など難しくなりますので、会話の部分のみを抜粋しました。単語を拾いつつフラ…

フランス(フランス)で、着物を着た女性がポットにお茶を注いでいます。

茶道から学ぶフランス語:日本文化の魅力を体験

茶道から学ぶフランス語:日本文化の魅力を体験日本の文化が好きなシンディは茶道教室に行ってきました。ニコラも日本の伝統文化が好きで、シンディの話を聞いています。会話…

\\【無料体験レッスン】フランス語マンツーマン!//
今すぐ先生を簡単検索する
\\【無料体験レッスン】フランス語マンツーマン!//
今すぐ先生を簡単検索する