se promener 「散歩する」でフランス語を簡単・楽しく勉強

  1. フランス語単語

パリ市内ほぼ全域が車両禁止になるノーカーデー、2018年9月には4回目を迎えます。

車のいないパリの街を散歩するのはとても気持ちが良いもの。今回はそんなパリのノーカーデーの様子を覗いてみましょう。

パリの車道を散歩

今日の花子さんとマリーさんは電話でお話し中。花子さんがマリーさんに次の日曜日のお誘いをしているようです。

フランス語会話

Hanako : Le dimanche prochain, si tu n’as rien de prévu, est-ce que l’on va au Bois de Boulogne pour se promener ?

次の日曜日、何も予定がなかったらブーローニュの森へ散歩に行かない?

Marie : Je suis bien d’accord pour la promenade, mais je préfère au centre de Paris.

散歩には賛成よ。でもパリの中心地のほうがいいわ。

Hanako : Au centre ? Pour quoi faire le dimanche ?

中心地?日曜日に何するの?

Marie : Ce dimanche à Paris, c’est la journée sans voiture. On peut se promener en plein  milieu des Champs-Elysées, si tu veux.  

その日のパリはノーカーデーなのよ。したかったら、シャンゼリゼのど真ん中立って歩けるわよ。

Hanako : Waouh, ça me tente beaucoup !

わぉ、それは魅力的ね!

Marie : En plus, c’est la journée du patrimoine aussi.

それにその日は文化遺産の日なの。

On peut visiter des musées et des monuments gratuitement.

美術館や記念建造物に無料で行けるわよ。

Hanako : Enfin, tu as raison, pour une fois, ca doit être sympathique la promenade à Paris le dimanche. 

そうね、あなたの言う通りだわ。今回は、日曜日のパリ散歩も楽しいでしょうね。

フランスの人々がエッフェル塔の前で自転車に挑戦しています。

ポイント

se promener 「散歩する」

「散歩する」という意味で、「散歩させる」という意味の「promener」に再帰代名詞「se」が付いた代名動詞です。「~する」と「~させる」の使い分けに注意してください。

Je me promène avec des enfants.

子供たちと散歩する。

Je promène des enfants.

子供たちを散歩させる。

pour une fois「一度だけ、例外的に」

「一度だけ、例外的に」という意味です。例文で花子さんが「pour une fois,  il dot être sympathique ~」と言っていますね。

これは「普通なら何もない日曜日のパリの街を散歩するのは普段は楽しくないけれど、今度の日曜日は車もいないし、例外的に楽しいであろう」ということです。

パリのノーカーデー

日本でノーカーデーというと、公共交通機関の乗車料金が安くなる日という程度の試みですよね。

ところがパリの「journée sans voitureノーカーデー」はパリ市内のほぼ全てにおいて車の利用を制限するという大規模なものです。

journée sans voiture 「ノーカーデー」

  • journée 一日
  • sans ~のない
  • voiture

2018年に4回目を迎えるパリの「journée sans voiture」の開催は9月16日の日曜日。朝11時から夕方の18時の間、パリ市内のほとんどの道路が車やバイクなどが通行止めになります。

この間、車が通常通り通れるのはパリ市をぐるっと囲む「périphérique 環状道路」と東西に位置する2つの「Bois」のみ。もちろん有名な「Avenue des Champs-Elysées シャンゼリゼ通り」だって歩行者天国に変身します。

この期間にパリを旅行するなら、普段は取れないポジションで写真を撮るのがおすすめです。パリ旅行の忘れられない記念になりそうですね。

フランスを訪れている子供が手に地球のおもちゃを持っています。

期間中の移動手段

車が通れないなら、バスやタクシーも通れないの?と心配になりますが、RATPのバスは制限速度は時速20~30kmと大幅ダウンですが通常の日曜日のダイヤで運行されますし、タクシーでの移動も可能です。

もちろんメトロは通常運行しているので、当日にパリ市内を移動する予定があれば、メトロとRERのみで予定を立てておくと時間も気にせずにすみ安心ですね。

もし時間があるなら、わざとバスに乗って時間をかけて移動するのもおすすめです。

パリ市内のバス路線は観光名所の側を通るものも多く、普段はあっという間に横を通り過ぎてしまいますが、時速20~30kmのバスからならば、じっくりと観光バス気分で楽しむこともできそうですね。

期間中でも車に注意を

journée sans voiture」の間にパリ市内を通行できるのはバス・タクシー以外にも例外があり、100%車がいなくなるわけではありません。

ほとんどいないとはいえ、写真撮影に夢中になって車と接触してしまわないように、よく注意ながらいつもと違うパリの景色を楽しんでくださいね。

https://www.paris.fr/

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ソフィー(Sophie) この記事を書いた人

来日(1998年)以来23年間、日本でフランス語指導に携わるベテラン講師(京都在住)。パリでの生活経験も有します。最大の強みは、日本語でのコミュニケーションが可能な点です。
パリではECEインターナショナルスクールにてクボタ・ヨーロッパの従業員(日本人)に指導。来日後は、エスパス・フランセ語学学校、日本女子大学、桐朋学園高校、外務省、その他企業にて、初心者から上級者まで豊富な指導経験を有します特に初心者の方が躓きやすい発音について、「難しくない」と感じられるよう基礎から丁寧に指導することに注力しています。 忍耐強く、発音や文法を丁寧に繰り返し指導するのがモットー。グラフィックデザインのスキルを活かし、描画を取り入れた分かりやすい説明も得意です。ご希望に応じて英語でのフランス語レッスンや、アートレッスン(仏語/英語)も提供可能です。

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