フランスのかぼちゃでフランス語を簡単楽しく勉強

  1. フランス食べ物

日本のかぼちゃは皮が緑色ですが、フランスのかぼちゃの皮はオレンジ色が主流です。そう、ハロウィンで見かけるかぼちゃですね。

今回はそんなフランスのかぼちゃについて覗いてみましょう。

かぼちゃのお裾分け

会話

今日の花子さんさんはマリーさんと電話中。マリーさんさんから電話がかかってきたようですが、いったいどんな用事なのでしょうか?

Marie : Est-ce que je peux passer chez toi à la fin d’après-midi ?

夕方にあなたの家に寄ってもいいかしら?

Hanako : Oui, tu peux venir quand tu veux. Je ne sors pas cet après-midi.

ええ、いつでも好きな時に来て良いわよ。今日の午後は出かけないから。

Marie : Tant mieux !

良かった!

En fait, on m’a donné un grand potiron. Je t’apporte la moitié.

あのね、大きなかぼちゃを貰ったの。半分持っていくわね。

Hanako : Merci, mais désolée, je n’en veux pas.

ありがとう、でもごめんなさい、要らないわ。

Ma voisine m’en a donné aussi. Je ne suis même pas sûr de pouvoir tout manger…

私も近所の人がくれたのよ。全て食べきれるか自信がないの…

Marie : Zut ! Bon, je ferai tout en soupe, et j’en mangerai tous les jours…

あらまあ 。仕方がないわ、全部スープにして毎日食べることにするわ…

フランスの畑でカボチャの山を抱える女性。

ポイント

on m’a donné

on m’a donné un grand potiron 」は「誰か(on)が私に(me)大きなかぼちゃをくれた」という意味です。

donner」は「あげる」という意味ですが、例文の様に「主語(on)が物をあげる対象が話し手(me)」の場合「くれる・貰う」と訳すことがほとんどです。

日本語で「誰かが私にかぼちゃをあげた」と訳すより「私は誰かにかぼちゃ貰った」を訳す方が自然ですよね。

フランス語で「貰う」の表現には「recevoir」や「accepter」がありますが、実際に「誰かから〇〇を貰う」という時は「on me donne 〇〇」と言うほうが自然です。

フランスのかぼちゃ

potironとcitrouille

フランス語で「かぼちゃ」は「potiron」もしくは「citrouille」。それぞれ違う種類のかぼちゃを指す単語ですが、日常ではどちらも同じよう「かぼちゃ」を意味する言葉として使われています。

マルシェでかぼちゃを買おうと思って、そのかぼちゃが「potiron」が「citrouille」か悩んでも大丈夫。フランス人だって、2つの違いをきちんと理解している人は余りいないようです。

potimarron

potimarron」は比較的小ぶりで、丸ごと買いやすいのが嬉しいかぼちゃです。上記の「potiron」や「citrouille」は大きいものが多く、1切れでも1キロほどあったりもするんですよ。

potimarron」という名前から想像される通り「potiron」に「marron 栗」を合わせたような味で人気のある品種です。

フランスでまな板の上でカボチャをスライスする女性。

フランスかぼちゃの味

日本のかぼちゃは甘くてホクホクとしていますが、フランスのかぼちゃは全体的に水っぽく甘さもほとんどありません。

なので、日本のかぼちゃの味を求めているならがっかりしてしまうかもしれませんね。

potimarron」も「marron」と付いているだけに栗かぼちゃのような味を想像するかもしれませんが、日本のハズレかぼちゃと同程度の甘さしかありません。

とはいえ、別物と思えば美味しく食べることはもちろん可能。ポタージュにすることが多いですが、グラタンやソテーにしたりと様々な調理法があります。

ぜひフランス語のレシピを検索して、フランスのかぼちゃも美味しく料理してくださいね。

かぼちゃをお裾分けする理由

potimarron」のような小ぶりのかぼちゃもありますが、フランスのかぼちゃは大きいものがほとんどです。

かぼちゃは丸ごとだと日持ちがしますが、一度切ってしまうと腐りやすい野菜ですよね。

そのためマルシェでは丸ごとではなく欲しい分だけカットしてもらって買うことができますし、スーパーでもカットされてラップに包まれた状態で売られています。

ところがフランスでは家庭菜園でかぼちゃを作っている人も多く、秋~冬にかけて沢山取れた、大きいかぼちゃのお裾分けを頂くことがあります。

そんな大きいかぼちゃを自分の家庭だけで消費しようとすると、数日間かぼちゃを食べ続けることになってしまい、お裾分けは嬉しいけどうんざり…なんてこととになってしまいます。

そのため、大きいかぼちゃを頂いたら、周りの人にさらにお裾分け、という連鎖が出来上がるというわけです。

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ソフィー(Sophie) この記事を書いた人

来日(1998年)以来23年間、日本でフランス語指導に携わるベテラン講師(京都在住)。パリでの生活経験も有します。最大の強みは、日本語でのコミュニケーションが可能な点です。
パリではECEインターナショナルスクールにてクボタ・ヨーロッパの従業員(日本人)に指導。来日後は、エスパス・フランセ語学学校、日本女子大学、桐朋学園高校、外務省、その他企業にて、初心者から上級者まで豊富な指導経験を有します特に初心者の方が躓きやすい発音について、「難しくない」と感じられるよう基礎から丁寧に指導することに注力しています。 忍耐強く、発音や文法を丁寧に繰り返し指導するのがモットー。グラフィックデザインのスキルを活かし、描画を取り入れた分かりやすい説明も得意です。ご希望に応じて英語でのフランス語レッスンや、アートレッスン(仏語/英語)も提供可能です。

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