フランス式なクリスマス時期の話題

  1. フランス語会話・勉強

フランスのクリスマスといえば、日本と同様に冬の真っ只中。そんな真冬にフランス人が盛り上がるのは、季節感の全く感じられない話題なんですよ。

クリスマスパーティーにて

今日の花子さんは、マリーさんの開催するクリスマスパーティに参加しています。いったいどんな事を話しているのでしょうか?

会話

Marie : Tu as déjà décidé pour les vacances d’été ?

夏のヴァカンスはもう決めた?

Hanako : Non, pas encore. Comme on est pendant les vacances de Noël, ce n’est pas trop tôt pour y songer ?

いいえ、まだよ。クリスマス休暇中だし、夏のヴァカンスを考えるにはちょっと早すぎない?

Marie : Pas de tout ! Pour passer de bonnes vacances, rien n’est trop tôt !

全然早くないわ!良いヴァカンスを過ごすためには、何事も早すぎるってことは無いの!

Hanako : Mais il y a encore plus de 6 mois…

でも、まだ6ヶ月以上あるのだし…

Marie : Oui, c’est vrai. D’ailleurs, j’ai déjà réservé un logement pour le mois de juillet.

そうね、その通りよ。でも私は7月の宿をもう予約したわ。

Hanako : Déjà !?

もう!?

Marie : Evidemment. Pour de bonnes vacances, la qualité de l’hébergement est primordiale.

当然よ。良いヴァカンスには宿の質がとても重要ですもの。

Et en été, tout le monde veut partir en vacances en même temps, il vaut mieux s’en occuper au plus vite.

夏には誰もが同じ時期にヴァカンスに行きたいのだし、早めに動いた方がいいのよ。

Hanako : Tu as raison…mais moi, j’ai un peu de mal à décider pendant le période de Noël.

あなたの言う通りよ…でも私には、クリスマスの時期に夏のヴァカンスを決めるのは難しいわ。

La nouvelle année n’a même pas commencé ! 

新年はまだ始まってもいないもの!

ポイント

フランスのボートとヤシの木の絵に魅了され、頭に手を置く男性。

songer

songer」は「考える」の意味ですが、では「penser」との違いはいったい何でしょうか。

同じ意味で使う場合もありますが「songer」には「夢想する・ぼんやりと考える」のニュアンスを含みます。

名詞形の「songe」の意味が「夢・空想」ですので、そちらと関連つけるとニュアンスがより分かりやすくなりますね。

primordial

primordial」は「最も重要な」という意味です。「important 重要な」の最上級「le plus important」 と同じように使えます。

クリスマスに夏ヴァカンスを話し合う理由

フランスのクリスマスは、恋人同士でなく家族で集まり過ごすもの。のんびりアペリティフからスタートし、何時間ものディナータイムは過ぎていきます。

そんな場面で登場する話題は多々ありますが、次の夏のヴァカンスの話題も人気の話題の1つ。

クリスマスに翌年の夏の話題は気が早く感じますが、フランス人にはクリスマスに夏のヴァカンスを話し合う理由がきちんとあるのです!

コインの山の上にスーツケースを乗せたミニチュア サンタ クロース - フランスのクリスマスストック動画とロイヤリティフリー。

家族みんなでヴァカンスに行くから

夏のヴァカンスは家族みんなで行くことが多いのがフランス人です。

家族といっても親と子供だけでなく、おじいちゃん・おばあちゃん・兄弟家族、はたまた義理家族もセットなんて大所帯も珍しくありません。

そんな大所帯みんなの意見を交換するには、クリスマスのディナータイムは最適といえるでしょう。

長期ヴァカンスを過ごすから

フランスでヴァカンスといえば最低1週間、普通で2週間、もっと長い期間を宿で過ごす場合もあります。

長期滞在となると、短期滞在より滞在場所の確保が難しくなるのは当然の事。

特に大所帯で長期ヴァカンスを過ごそうと思ったら、早めの予約が絶対必要になりますよね。

ヴァカンスが大好きだから

ヴァカンスのために働いているといっても過言ではないのがフランス人です。夏のヴァカンスが終わってすぐに、翌年をどうするかを考え出す人もいるほどなんですよ。

ですので夏のヴァカンスの話題は、実はクリスマス時期のもっと前からもフランス人の間では人気の話題といえるのです。

フランス人の友人との話題に困ったら「Qu’est-ce que tu fais pour tes prochaines vacances ? 次のヴァカンスは何をするの?」と聞いてみるのもいいかもしれませんね。

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ソフィー(Sophie) この記事を書いた人

来日(1998年)以来23年間、日本でフランス語指導に携わるベテラン講師(京都在住)。パリでの生活経験も有します。最大の強みは、日本語でのコミュニケーションが可能な点です。
パリではECEインターナショナルスクールにてクボタ・ヨーロッパの従業員(日本人)に指導。来日後は、エスパス・フランセ語学学校、日本女子大学、桐朋学園高校、外務省、その他企業にて、初心者から上級者まで豊富な指導経験を有します特に初心者の方が躓きやすい発音について、「難しくない」と感じられるよう基礎から丁寧に指導することに注力しています。 忍耐強く、発音や文法を丁寧に繰り返し指導するのがモットー。グラフィックデザインのスキルを活かし、描画を取り入れた分かりやすい説明も得意です。ご希望に応じて英語でのフランス語レッスンや、アートレッスン(仏語/英語)も提供可能です。

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