「冷蔵庫はフランス語で何と言う?」「洗濯機の名前は分かるのに、故障したと伝えられない」。家電の単語は身近な一方、冠詞や操作の動詞まで一緒に思い出すのは難しいものです。物件の内見や買い物では、名前に加えて「何が付いているか」「どこに置けるか」も確認したくなります。
この記事では、家電の名前を部屋別に確認し、家事、購入、内見、修理の順に使っていきます。フランス語教室で会話を練習するときにも、自宅の家電や購入予定の製品に置き換えて使えます。カタカナは読みの入口として添えていますが、フランス語の音を完全に表すものではありません。
- 名前は冠詞付きで覚える:un frigo、un lave-linge、une bouilloire。
- 家事用の家電は l’électroménager。大型は le gros électroménager、小型は le petit électroménager。
- 買い物は Je cherche…、故障は … ne fonctionne plus、設備確認は … est-il inclus ? が出発点。
- ビルトイン、据え置き、家電付きという表示だけで判断せず、寸法と付属品を具体的に確認する。
フランス語の家電の名前は「冠詞+名詞」で覚える
まずは、冷蔵庫の un réfrigérateur、洗濯機の un lave-linge、電子レンジの un micro-ondes を、冠詞ごと覚えれば十分な出発点になります。そこに「探しています」「動きません」「含まれていますか」という短い型を足すと、生活のための会話へつなげられます。
- ✔un は男性名詞、une は女性名詞の目印として一緒に覚える。
- ✔家電全体のカテゴリーと、個々の機械を指す言い方を区別する。
- ✔最初は自宅にある家電から選び、使う動詞も添える。
électroménager は家事に使う電気製品のまとまり
家電の基本語は l’électroménager です。名詞としては男性で、アイロン、掃除機、冷蔵庫など、家庭で使う家事用の電気製品のまとまりを表します。
個々の製品を言うときは un appareil électroménager とすると、カテゴリーと一台の区別が明確です。[Source](https://dictionnaire.lerobert.com/definition/electromenager)
大型家電のカテゴリーは le gros électroménager、小型家電は le petit électroménager と覚えます。「大きい」という日本語だけを手掛かりに grand へ置き換えるのではなく、分類名はひとまとまりとして覚えると迷いにくくなります。ただし un grand réfrigérateur という「大きな冷蔵庫」は自然な表現です。
テレビやパソコンまで含めて日本語の「電化製品」を言いたい場合は、文脈に応じて les appareils électriques et électroniques と広く表せます。家事用の家電、映像・音響機器、情報機器では売り場の分類が異なることがあるため、店では欲しい製品名を直接伝えるのが確実です。「テレビは絶対にこの売り場にない」とまで決めつける必要はありません。
キッチンの大型家電:冷蔵庫・コンロ・オーブン
最初に覚えたいのは、生活の中で指さして使える名前です。次の表では、同じ製品の正式な名称と会話で使いやすい名称を並べています。読みを丸暗記するより、実物を見て「un four」「une cuisinière」と言う練習に使ってください。
| 日本語 | 冠詞付きのフランス語 | 読み方の目安 | 区別のポイント |
|---|---|---|---|
| 冷蔵庫 | un réfrigérateur / un frigo | レフリジェラトゥール/フリゴ | どちらも男性名詞。 |
| 冷凍庫 | un congélateur | コンジェラトゥール | 冷蔵庫内の冷凍スペースは compartiment congélateur。 |
| オーブン | un four | フール | 電子レンジと区別する基本語。 |
| 電子レンジ | un four à micro-ondes / un micro-ondes | フール・ア・ミクロオンド/ミクロオンド | 機器の名称は男性名詞。 |
| オーブン付きコンロ | une cuisinière | キュイジニエール | 女性料理人も同じ形。文脈で区別。 |
| コンロ・加熱調理台 | une plaque de cuisson / une table de cuisson | プラック・ドゥ・キュイソン/ターブル・ドゥ・キュイソン | 機種に応じてガス・IHなどを付け加える。 |
| 食器洗浄機 | un lave-vaisselle | ラヴヴェセル | vaisselle は食器類。 |
| 換気扇・レンジフード | une hotte aspirante | オット・アスピラント | キッチンの排気設備を確認するときに使う。 |
frigo はくだけた「冷蔵庫」の呼び方です。家族や友人との会話で使えますが、店員に言ったら失礼になる語ではありません。製品情報や改まった文章では réfrigérateur を使うと、名称が明確になります。[Source](https://www.larousse.fr/dictionnaires/francais-anglais/frigo/35224)
小型家電と洗濯・掃除・空調の名前
小型家電は、似ている機器を区別して覚えると買い物で役立ちます。特に「ミキサー」「コーヒーメーカー」「エアコン」は、日本語の一語とフランス語の一語がいつも同じ範囲を指すとは限りません。用途や構造も一緒に確認しましょう。
| 日本語 | フランス語 | 読み方の目安 | 覚えておきたいこと |
|---|---|---|---|
| 電気ケトル | une bouilloire électrique | ブイヨワール・エレクトリック | 文脈が明らかなら une bouilloire。 |
| トースター | un grille-pain | グリユパン | pain の末尾は鼻母音。 |
| コーヒーメーカー | une cafetière / une machine à café | カフティエール/マシーヌ・ア・カフェ | cafetière は電気式以外の器具にも使う。 |
| エスプレッソマシン | une machine à expresso | マシーヌ・ア・エクスプレソ | 欲しい抽出方式を具体的に伝える。 |
| ハンドブレンダー | un mixeur plongeant | ミクスール・プロンジャン | 鍋や容器へ差し込んで使う型。 |
| 据え置き型ブレンダー | un blender | ブランデール | 容器付きの攪拌機を探すときに便利。 |
| フードプロセッサー | un robot multifonction | ロボ・ミュルティフォンクシオン | 切る、刻むなど、必要な機能を確認する。 |
| 炊飯器 | un cuiseur à riz | キュイズール・ア・リ | riz の z は発音しない。 |
| 洗濯機 | un lave-linge / une machine à laver | ラヴランジュ/マシーヌ・ア・ラヴェ | 呼び方によって名詞の性が変わる。 |
| 衣類乾燥機 | un sèche-linge | セシュランジュ | 洗濯乾燥機は un lave-linge séchant。 |
| 掃除機 | un aspirateur | アスピラトゥール | 母音で始まるため定冠詞付きでは l’aspirateur。 |
| アイロン | un fer à repasser | フェール・ア・ルパセ | 「アイロンをかける」は repasser。 |
| ヘアドライヤー | un sèche-cheveux | セシュシュヴー | 語末の x は通常発音しない。 |
| 扇風機 | un ventilateur | ヴァンティラトゥール | エアコンとは機能が異なる。 |
| エアコン本体 | un climatiseur | クリマティズール | 空調設備・空調は la climatisation。 |
炊飯器を探すなら、un cuiseur à riz と言うのが分かりやすい選択です。autocuiseur だけでは一般に圧力調理器を意味するため、「炊飯器」と完全に同じものとして覚えないでください。
米を炊く専用機器を求めていることが伝わるよう、à riz まで言います。[Source](https://vitrinelinguistique.oqlf.gouv.qc.ca/fiche-gdt/fiche/26504857/cuiseur-a-riz) [Source](https://dictionnaire.lerobert.com/definition/autocuiseur)
冠詞は「物の性別」ではなく文法上の組み合わせ
un と une は、実物の性質から推測するより、名前の一部として覚える方が実用的です。同じ洗濯機でも un lave-linge は男性、une machine à laver は女性です。機械そのものが変わるのではなく、中心になる名詞の文法上の性が違います。
すでに話題に出ている一台を指すときは le lave-linge、la machine à laver のように定冠詞を使います。母音で始まる aspirateur は l’aspirateur となり、見た目だけでは男性か女性か分かりません。そのため、学習メモには un aspirateur と書くことをおすすめします。
ここで画面から目を離し、自宅にある家電を三つ選んでみてください。名前が出てこなければ、表へ戻って構いません。全部を一度に覚えるより、「自分が今日使う機器」を言える状態にしてから、次の動詞へ進みましょう。

日常会話は「名前+動作」で短く伝える
- ✔冷蔵庫には mettre、温め直すには réchauffer を組み合わせる。
- ✔掃除機は passer l’aspirateur、洗濯は lancer une machine が便利。
- ✔相手に頼むときは Tu peux… ? に s’il te plaît を添える。
日常会話では、製品の細かな仕様より「何をしてほしいか」が大切です。短い動詞の型があると、覚えた家電名をすぐ使えます。以下の例は、特定の人物の体験談ではなく、役割を入れ替えて使う学習用の表現です。
冷蔵庫に入れる・電子レンジで温める
目安は「テュ・プ・メトル・ラ・スープ・オ・フリゴ」。Tu peux… ? は、できるかを尋ねる形で依頼をやわらげています。
スープを冷蔵庫に入れてくれる?
ポイント: au frigo は à と le が縮まった形です。dans le frigo も自然です。親しくない相手なら Vous pouvez…、s’il vous plaît に変えます。
「ジュ・ヴェ・レショフェ・マ・スープ・オ・ミクロオンド」。micro-ondes の末尾の s は読まず、d の音で終わります。
電子レンジでスープを温め直します。
ポイント: réchauffer は温め直すこと。日本語の「チンする」を音だけで直訳せず、この動詞を使います。au micro-ondes は調理手段を表す便利なまとまりです。
この二文は、名前を覚える練習から会話へ進む橋渡しになります。たとえば「スープを冷蔵庫へ入れる」と「冷蔵庫から出したスープを温める」を順に言えば、小さな生活の流れを表せます。目的語を毎回変えすぎず、まず同じ食べ物で練習すると、前置詞の違いに集中できます。
食洗機を動かす・食器を取り出す
lave-vaisselle は「ラヴヴェセル」。mettre en marche は「作動させる」という幅広い表現で、機械の操作を頼むときに使えます。
食洗機がいっぱいです。動かしてくれる?
ポイント: 二文目の le は食洗機を受ける代名詞で、男性名詞に対応します。vider は中身を空にすることで、機械を廃棄する意味ではありません。
「食洗機がいっぱい」と言っただけでは、動かしてほしいのか、食器を出してほしいのかが分からないこともあります。状況説明の後に依頼を一つ足すと、相手が次にすることが明確になります。家事の分担では、長い丁寧表現より、内容が具体的な短い文の方が使いやすい場面もあります。
掃除機をかける・洗濯機を回す
「ジュ・パス・ラスピラトゥール」。l’aspirateur を一つの音のまとまりとして練習すると、冠詞の存在も覚えやすくなります。
リビングに掃除機をかけて、その後で洗濯機を回します。
ポイント: 「掃除機をする」を Je fais l’aspirateur と直訳しないようにします。une machine は、洗濯の文脈では一回の洗濯を指せますが、話題が不明なら le lave-linge と具体的に言いましょう。
電源・プラグ・温度設定は別々に言う
電源を切ることと、プラグを抜くことは別の動作です。éteindre は電源を切る、débrancher は接続を外す、brancher は接続するという区別を持っておくと、確認の行き違いを減らせます。調理機器の設定は régler、オーブンの予熱は préchauffer で表せます。
- Allumer le four:オーブンをつける。読みの目安は「アリュメ・ル・フール」。調理を始める場面で使い、予熱が完了したことまでは意味しません。
- Éteindre le four:オーブンの電源を切る。「エタンドル・ル・フール」。停止を伝える表現で、庫内が冷えたこととは別です。
- Débrancher le fer à repasser:アイロンのプラグを抜く。「デブランシェ・ル・フェール・ア・ルパセ」。電源を切るだけの éteindre と区別します。
- Régler le four à 180 degrés:オーブンを180度に設定する。「レグレ・ル・フール・ア・サンカトルヴァン・ドゥグレ」。これは語学用の設定例で、食品の調理条件を指定するものではありません。
- Préchauffer le four:オーブンを予熱する。「プレショフェ・ル・フール」。実際の予熱方法は機器の取扱説明書に従います。
IHの加熱面も、使用した鍋から熱が伝わって高温になることがあります。「IHなら触っても安全」と考えないでください。語学の例文としては Attention, la plaque est encore chaude !「気をつけて、加熱面はまだ熱いよ」が、加熱方式を決めつけずに使えます。
家の中で使う表現は、完璧な長文よりも一つの動作を正確に言えることが大切です。では、同じ家電名を使って、お店で希望を伝えるにはどうすればよいでしょうか。

家電の買い物では種類・寸法・サービスを分けて尋ねる
- ✔Je cherche… で製品を伝え、その後に条件を足す。
- ✔幅だけでなく高さ・奥行き・設置用寸法を確認する。
- ✔配送、設置、古い機器の引き取りは一括して考えず、内容を確認する。
店員に話しかけるときは、難しい敬語より、Bonjour と vous を使った分かりやすい質問が役立ちます。欲しい製品、設置条件、配送の順に分けると、聞き返されても対応しやすくなります。一度に条件を詰め込まないことが、初心者には特に重要です。
探している家電を伝える基本形
「ボンジュール、ジュ・シェルシュ…」。réfrigérateur が難しければ、商品写真を示しながら短く言い、設置条件は別の文で伝えて構いません。
こんにちは。据え置き型の冷蔵庫を探しています。
ポイント: Je cherche はそのままで自然な接客会話になります。より控えめにするなら Je voudrais…「〜が欲しいのですが」も使えます。正式名称を使うことだけが丁寧さの条件ではありません。
pose libre・encastrable・intégrable を見分ける
en pose libre は独立型の設置を表す基本語です。encastrable は家具などの開口部へ組み込む型、intégrable は家具の外観と一体化させる型の説明で使われます。ただし、販売上の呼び分けには幅があるため、単語だけで「扉まで全部隠れる」と判断せず、操作部の位置や化粧パネルの要否を確認してください。
食洗機の製品案内でも、独立型、作業台下へ入れる型、操作部が見える型、全面を家具扉で覆う型が区別されています。作業台の下に入ることと、家具扉を取り付けられることは同じではありません。
設置説明にある寸法と対応する部材を確認するのが確実です。[Source](https://www.bosch-home.fr/nos-produits/lave-vaisselle/comment-choisir-son-lave-vaisselle/dimension-lave-vaisselle/lave-vaisselle-encastrable-ou-pose-libre)
dimensions は「ディマンシオン」、niche は「ニシュ」が目安。数字が聞き取れなければ、書いてもらう方が誤解を防げます。
本体の寸法はどのくらいですか。それから、組み込み用の開口部の寸法はどのくらいですか。
ポイント: 本体の幅が合うだけでは設置可能と判断できません。largeur は幅、hauteur は高さ、profondeur は奥行きです。通気や配管のための余裕も設置資料で確認します。
寸法の会話では、数字を一回で理解しようと焦らないことも大切です。「幅」「高さ」「奥行き」のどれについて話しているかを先に確認しましょう。メモには項目名も書き、数字だけが三つ並ぶ状態にしないと、後で見返しやすくなります。
IH・容量・オーブン機能を具体的に質問する
IHは une plaque à induction と言います。一方、家電売り場で plaque vitrocéramique と表記される製品は、通常、IHとは別の加熱方式のコンロを指します。ただし vitrocéramique という語自体は表面の素材にも関係するため、見た目だけで判断せず、induction かどうかを尋ねると明確です。
- Est-ce une plaque à induction ?「これはIHコンロですか」。目安は「エス・ユヌ・プラック・ア・アンデュクシオン」。方式を確認する場面で使い、鍋の対応条件も別途確認します。
- Quelle est la capacité de ce lave-vaisselle en nombre de couverts ?「この食洗機は何人分の食器を洗える容量ですか」。capacité は「カパシテ」、couverts は「クヴェール」。容量の単位を明示する質問で、鍋などの収まりは別に確認します。
- Ce micro-ondes a-t-il une fonction chaleur tournante ?「この電子レンジには熱風循環のオーブン機能がありますか」。chaleur tournante は「シャルール・トゥルナント」。グリル機能だけで希望するオーブン調理ができると決めつけないための質問です。
- Ce four propose-t-il un nettoyage par pyrolyse ?「このオーブンは熱分解洗浄に対応していますか」。pyrolyse は「ピロリーズ」。機能の有無を尋ねる表現で、実際の使用条件は取扱説明書で確認します。
冷蔵庫については、製品タイプの名前に自信がなくても le congélateur en bas「下に冷凍庫があるもの」のように構造を説明できます。un réfrigérateur combiné という名称を覚えることと、欲しい形を相手に伝えることは別の技能です。専門用語が出てこないときは、写真と短い説明を組み合わせましょう。
配送と設置は別に確認する
livraison は「リヴレゾン」、installation は「アンスタラシオン」。長く感じたら La livraison est-elle incluse ? と一項目ずつ尋ねられます。
配送と設置は料金に含まれていますか。
ポイント: livraison「配送」と installation「設置」は同義ではありません。二つの女性名詞を受けるため incluses になります。サービスの範囲を文書でも確認しておくと安心です。
消費電力や静かさを比べるなら、la consommation d’énergie「エネルギー消費」と le niveau sonore「騒音レベル」をメモしておくと便利です。ラベルの等級だけでなく、何の単位で数値が書かれているかを見ます。分からない表示は Que signifie ce chiffre ?「この数字は何を意味しますか」と尋ね、異なる条件の数値をそのまま比べないようにしましょう。
買い物では、名称の正しさと同じくらい確認する順番が役立ちます。「何が欲しいか→置けるか→何ができるか→総額はいくらか」の順で進めれば、質問を整理できます。次は、そもそも住居に何が備わっているかを尋ねてみましょう。
フランスの住居ではキッチンの表示より設備の現物を確認する
- ✔cuisine aménagée と cuisine équipée は、家電の有無を考える手掛かり。
- ✔含まれる家電、接続設備、動作状態を一つずつ確認する。
- ✔洗濯機の置き場所やガスの使用条件を、国全体の決まりとして考えない。
cuisine équipée でも家電の一式保証ではない
不動産の表現では、cuisine aménagée は収納や作業台などを備えたキッチン、cuisine équipée は家電も備えるキッチンという区別が基本です。ただし、aménagée が家電を必ず一台も含まないという意味になるわけではなく、équipée に食洗機や電子レンジまで必ず含まれるわけでもありません。
表示を手掛かりにしつつ、実際の設備一覧を確認します。[Source](https://www.cdc-habitat.fr/glossaire/cuisine-amenagee-vs-equipee)
location は「ロカシオン」で、ここでは賃貸を意味します。日本語の「ロケーション」から場所の意味だけを想像しないようにします。
この賃貸には、どの家電が含まれていますか。
ポイント: 見える機器がすべて備品とは限りません。一台だけ尋ねるなら Le lave-linge est-il inclus ?「洗濯機は含まれていますか」と具体的に聞きます。
内見では、「ありますか」と「使えますか」を分けて聞くことも重要です。たとえば古い電子レンジが置いてあっても、貸主の備品なのか、前の入居者が残したものなのかは見ただけでは判断できません。含まれる物を具体名で確認し、設備一覧や状態の記録と照合しましょう。
洗濯機は置き場所より接続条件を尋ねる
キッチンに洗濯機がある住居もありますが、それをすべてのフランスの住居に当てはめる必要はありません。浴室、専用スペース、共用設備など、物件ごとに条件を確認します。大切なのは「どこにあるか」「置き場所だけなのか」「給水・排水・電源が用意されているか」です。
arrivée d’eau は「アリヴェ・ド」、évacuation は「エヴァキュアシオン」。長ければ Y a-t-il une arrivée d’eau ? から始め、順に尋ねます。
洗濯機用の給水口、排水口、電源コンセントはありますか。
ポイント: branchement だけでは接続の内容が曖昧になる場合があります。電源があるだけで給排水まで備わるとは考えず、それぞれの有無を確認します。
sous le plan de travail は「作業台の下」、à côté de l’évier は「シンクの隣」、derrière une porte は「扉の後ろ」です。これらは位置を説明する語で、機器を安全に設置できることまで保証するものではありません。家具扉の裏へ収めたいときは、対応機種かどうかと設置条件を確認します。
入居時の状態は感想ではなく観察した事実を伝える
設備の状態を話すときは、「古そう」「使いにくそう」より、扉が閉まらない、電源が入らないなど、観察できた内容が役立ちます。
Le micro-ondes ne ferme pas correctement. よりも、何が閉まらないのかを明示した La porte du micro-ondes ne ferme pas correctement. と言うと具体的です。読みの目安は「ラ・ポルト・デュ・ミクロオンド・ヌ・フェルム・パ・コレクトマン」です。
意味は「電子レンジの扉が正しく閉まりません」で、内見や入居時の状態確認に使えます。扉が正常に閉まらない機器を、動作確認のために無理に使わないでください。C’est à noter dans l’état des lieux.「入居時の状態確認書に記載する事項です」と添えれば、単なる雑談ではなく記録の話であることが伝わります。
ガスの使用条件についても、「古い建物だから禁止」と推測するのではなく L’utilisation du gaz est-elle autorisée dans ce logement ?「この住居ではガスを使用できますか」と尋ねます。住居の条件は物件ごとに確認する、という姿勢が語彙の使い方にもつながります。文化の違いは会話のきっかけにしつつ、実際の設備を優先しましょう。

故障や修理では「機器・症状・希望」の順に伝える
- ✔en panne は故障中、tomber en panne は故障すること。
- ✔故障原因を推測するより、音・水・表示などの症状を伝える。
- ✔修理依頼では見積もりを確認し、譲渡では動作状態を正直に伝える。
動かなくなったことを伝える
ここでの plus は通常「プリュ」で、s を発音しません。Le frigo ne marche plus. とすると、よりくだけた日常会話になります。
冷蔵庫が昨夜から動かなくなっています。
ポイント: ne… plus は「もう〜ない」。単に ne… pas とするより、以前は動いていたが今は動かない変化を示せます。冷えないだけなら ne refroidit plus と症状を具体化します。
Le réfrigérateur est en panne. は「冷蔵庫が故障しています」、Le réfrigérateur est tombé en panne. は「冷蔵庫が故障しました」です。状態を言うか、起きた出来事を言うかの違いがあります。いずれも便利ですが、修理の相談では症状を一つ足すと情報が具体的になります。
異音・排水不良・エラー表示を説明する
essorage は「エソラージュ」、code d’erreur は「コード・デロール」が目安。bruit bizarre は「変な音」、bruit inhabituel は「普段と異なる音」という言い方です。
洗濯機が脱水中に普段と違う音を立て、エラーコードを表示しています。
ポイント: 異音だけでモーターなど特定部品の故障と断定しないようにします。エラーコードは機種ごとに意味が異なるため、文字や数字をそのまま記録して伝えます。
焦げ臭い、煙が出る、水漏れと電気系統の異常が重なるといった場合は、語学練習より安全確保を優先してください。濡れたプラグや機器に触れたり、原因確認のために何度も作動させたりせず、状況に応じて専門窓口や緊急サービスへ連絡します。
出張と見積もりを依頼する
Pourriez-vous は「プリエ・ヴ」、devis は「ドゥヴィ」で末尾の s は読みません。条件法を使うことで、依頼が控えめになります。
訪問の日時を提案し、出張費を教えていただけますか。
ポイント: 訪問予約が、そのまま修理総額への同意になると考えず、出張費、診断費、作業費、部品代の扱いを確認します。保証期間内でも、適用条件を確認してから依頼します。
メールなら、件名、機器名、症状、発生時期、希望する対応の順に並べます。Bonjour, le lave-linge fourni dans le logement ne fonctionne plus depuis ce matin. Pourriez-vous m’indiquer la marche à suivre ? Merci. は「こんにちは。住居に備え付けの洗濯機が今朝から動きません。対応方法を教えていただけますか。ありがとうございます」という短い文面です。読みづらい長文にせず、型番や写真が必要かを相手に確認するとやり取りを整理できます。
購入書類を添えるときは Vous trouverez la facture d’achat en pièce jointe.「購入時の請求書を添付しています」と書けます。pièce jointe は「ピエス・ジョワント」が目安です。「添付します」と書いた後は、実際にファイルが付いているかも確認しましょう。
中古の譲渡は「売る・あげる・処分する」を区別する
手放すときは vendre「売る」、donner「あげる」、se débarrasser de「手放す・処分する」を使い分けます。se débarrasser de は、無料で渡すことまで意味しません。相手を探すなら Je donne mon micro-ondes.「電子レンジを無料で譲ります」と、取引の条件を明確にすると分かりやすくなります。
- Il fonctionne encore, mais il est ancien.「まだ動きますが、古いものです」。目安は「イル・フォンクシオン・アンコール」。動作状態と年数に関する印象を分けて伝える場面で使います。
- Il est à récupérer sur place.「現地で引き取っていただく必要があります」。「イル・エ・タ・レキュペレ・スュル・プラス」。運搬を相手に依頼する表現で、階段や搬出条件も別に伝えます。
- Je le vends d’occasion.「中古で売ります」。「ジュ・ル・ヴァン・ドカジオン」。無料の donner とは異なるため、価格も明記します。
友人同士なら moche「見た目がよくない」という口語も使えますが、譲渡の案内では rayé「傷がある」、jauni「黄ばんだ」など具体的な状態の方が判断材料になります。故障や不具合を、単に「古いから」とぼかさないことも大切です。動作と外観を分けると、相手も質問しやすくなります。
買い替えに伴う古い電気製品の回収については、フランスの公的案内に販売店による無料引き取りの仕組みが示されています。購入方法や配送に応じた回収方法があるため、注文前に条件を確認してください。
買い替えを伴わない処分でも、家庭ごみに混ぜず、自治体や回収拠点の案内を確認します。[Source](https://www.service-public.gouv.fr/particuliers/vosdroits/F31955)
店での確認には Pouvez-vous reprendre mon ancien appareil lors de la livraison ?「配送時に古い機器を引き取っていただけますか」が使えます。reprendre はここでは引き取ることです。回収の予約や搬出準備の条件まで確認し、「配送」と言えばすべて自動的に手配されるとは考えないようにしましょう。
発音は長い単語を分けてから短い文へつなげる
- ✔カタカナは補助。語末の子音と母音の違いにも注意する。
- ✔リエゾンは普段読まない子音、アンシェヌマンは元から読む子音のつながり。
- ✔音の仕組みは、単語一つより短いまとまりで練習する。
réfrigérateur と électroménager の区切り方
長い単語は、一息で速く読もうとせず、小さな区切りで確認します。réfrigérateur は [ʁe.fʁi.ʒe.ʁa.tœʁ]、électroménager は [e.lɛk.tʁo.me.na.ʒe] が発音の目安です。発音記号に慣れていない場合も、どこで母音が変わるかを見る手掛かりになります。
réfrigérateur には r の文字が四つありますが、すべてに日本語の「ル」を足す必要はありません。特に fr の間へ母音を入れすぎると、単語が必要以上に長くなります。最初は [fʁi] の部分を短く練習し、前後の音を足していきましょう。
語末の [œʁ] は、カタカナの「トゥール」に含まれる長い「ウ」と同じではありません。唇を丸めながら、口の開き方を音声と比べてみてください。一方、électroménager の最後は [ʒe] で、綴りの最後の r を独立した音として付け足しません。
発音で目指したいのは、短縮形に逃げないことでも、長い語を速く言うことでもありません。相手が識別できる音を少しずつ整えることです。日常の frigo [fʁi.ɡo] と正式名称の両方を練習しておくと、読むときと話すときのつながりもできます。
リエゾンとアンシェヌマンは同じ現象ではない
リエゾンは、普段は読まない語末の子音を、次の母音とつなげて発音する現象です。たとえば un appareil の n や petit aspirateur の t が手掛かりになります。
冠詞と名詞、名詞の前に置かれる形容詞と名詞など、つながりが密接な組み合わせで起こります。[Source](https://vitrinelinguistique.oqlf.gouv.qc.ca/23549/la-prononciation/liaisons/contextes-de-liaisons-obligatoires)
アンシェヌマンは、もともと発音する子音が次の母音へ続くことです。four à の r は、four を単独で言っても発音します。そこへ à が続くため [fu.ʁa] のようにつながります。「音がつながるからすべてリエゾン」と覚えないことが大切です。
| 練習するまとまり | 発音の目安 | 意味と使いどころ | 注意する音 |
|---|---|---|---|
| un appareil | [œ̃.na.pa.ʁɛj] | 一台の機器。製品を指して話すとき。 | un の n を次の母音へつなぐ。 |
| un petit aspirateur | [œ̃.pə.ti.tas.pi.ʁa.tœʁ] | 小さな掃除機。サイズを伝えるとき。 | petit の t によるリエゾン。 |
| le gros électroménager | [lə.ɡʁo.ze.lɛk.tʁo.me.na.ʒe] | 大型家電のカテゴリー。 | gros の s が [z] になる。 |
| un four à micro-ondes | [œ̃.fu.ʁa.mi.kʁo.ɔ̃d] | 電子レンジ。正式な名称を言うとき。 | four à は元からある r のつながり。 |
| on utilise | [ɔ̃.ny.ti.liz] | 私たちは使います。使い方の説明に。 | on の n はリエゾン、utilise の z は元から読む音。 |
un の鼻母音には地域や話者による違いがあり、[œ̃] と [ɛ̃] の区別が小さい発音もあります。表の記号を唯一の発音だと考える必要はありません。まずは冠詞と名詞を切り離しすぎず、意味のまとまりとして聞き取れることを目指しましょう。
micro-ondes の母音と語末の音
micro-ondes は [mi.kʁo.ɔ̃d] が目安です。micro の後の [o] と ondes の鼻母音 [ɔ̃] を、別の音として保ちます。ただし、間に大きな休止を入れたり、存在しない子音を加えたりする必要はありません。
綴りの s は読まず、ondes の d は発音します。カタカナの「オンド」をそのまま強く言うと、語末に日本語の母音が付きやすくなります。d の後へはっきりした「オ」を加えないよう、短く終える音を練習してみてください。
一分でできる音読の手順
- まず un four、un frigo、un aspirateur の三つを、一つずつゆっくり言います。
- 次に un petit aspirateur、un four à micro-ondes と少し長くし、つながる子音を確認します。
- 最後に Je cherche un petit aspirateur.「小さな掃除機を探しています」と一文にします。
- 自分の声を録音できる場合は、母音を足しすぎていないか、途中で冠詞が消えていないかを一度だけ聞き返します。
録音を何度も採点するより、直す項目を一つ決めた方が練習を続けやすくなります。今日は語末、次は冠詞、その次は音のつながりというように分けてください。速さより区別を優先すると、長い単語にも取り組みやすくなります。
間違えやすい表現は「別の意味になる理由」まで確認する
- ✔cuisinier と cuisinière は、家電と人の区別に注意。
- ✔電子レンジの標準的な綴りは一台でも micro-ondes。
- ✔日本語の「する」「回す」を同じ動詞で直訳しない。
家電のコンロは une cuisinière
オーブン付きコンロを言いたいときは、une cuisinière を使います。un cuisinier は男性料理人で、une cuisinière は女性料理人も表せます。したがって、単に「女性形なら必ず家電」と考えず、文全体の意味を見ます。
家電について「夕食後に掃除した」と言うなら J’ai nettoyé la cuisinière après le dîner. が自然です。読みの目安は「ジェ・ネトワイエ・ラ・キュイジニエール」。le cuisinier にすると料理人を指すため、意図が変わります。冠詞ごと確認することが、意味の取り違えを防ぐ助けになります。
一台でも un micro-ondes と書く
電子レンジを指す名詞 micro-ondes は男性で、標準的な綴りでは単数でも s が付きます。un micro-ondes、des micro-ondes と覚えてください。
一方、電磁波の「一つのマイクロ波」を表す une micro-onde とは、性と意味が異なります。[Source](https://www.larousse.fr/dictionnaires/francais/micro-ondes/51281)
「一台だから最後の s を取る」と、日本語の数え方だけから判断しないようにしましょう。Je cherche un micro-ondes.「電子レンジを探しています」が、そのまま練習に使える形です。機器の仕組みを想像して綴りを推測するより、辞書に載る語形を一組で覚える方が確実です。
faire・passer・tourner は自由に交換できない
| 言いたいこと | 避けたい直訳 | 自然な表現 | 使い分け |
|---|---|---|---|
| 掃除機をかける | Je fais l’aspirateur. | Je passe l’aspirateur. | 決まった動詞との組み合わせで覚える。 |
| 洗濯機を回す | Je tourne le lave-linge. | Je lance une machine. / Je fais tourner le lave-linge. | tourner を直接使うと、本体の向きを変えるような意味になり得る。 |
| 修理してもらう | Je répare le four. を常に使う。 | Je fais réparer le four. | réparer は自分が修理する、faire réparer は修理を依頼する。 |
| アイロンをかける | 掃除機の動詞を無条件に当てはめる。 | Je repasse une chemise. | repasser+衣類が基本。ここでは「シャツにアイロンをかける」。 |
すべての家電に同じ操作動詞を使おうとすると、不自然さが生まれやすくなります。動詞を単独で増やすより、「掃除機をかける」「洗濯を始める」「修理してもらう」という組で練習してください。意味が似ていても構文が違うと分かれば、丸暗記した文を応用しやすくなります。
文法の誤りと、場面に合わない言葉を区別する
くだけた語を使うことが、いつも文法の誤りになるわけではありません。frigo や marcher を店員に使っても、それだけで不適切な会話になるわけではないのです。丁寧にしたいときは、あいさつ、vous、依頼の形、具体的な説明を整えます。
反対に、正しい専門語を並べても、相手に何を頼みたいか分からなければ会話は進みません。「正式名称を使えたか」と「用件を伝えられたか」を別に振り返りましょう。ここからは一往復できる会話にして、知識を実際のやり取りへ移します。
会話・クイズ・復習で「読める単語」を「使える一文」へ変える
- ✔店員・学習者・担当者などの役割で、短い会話を練習する。
- ✔答えを見る前に、自分の声で一度言ってみる。
- ✔復習は単語、操作、質問、症状の順に広げる。
会話練習1:引っ越し前に電子レンジを譲る
この会話の目標は、「何を手放すか」「無料か」「動くか」を伝えることです。長い理由を説明できなくても、この三点が分かれば質問へ対応しやすくなります。まず学習者の役だけを読み、その後で友人の役も入れ替えて練習してください。
Je déménage は「ジュ・デメナージュ」。autour de moi は「自分の周りで」という意味で、知人に声をかけることを表します。
学習者:引っ越すので電子レンジを無料で譲ります。興味がありそうな人を知っている?友人:まだ動くの?学習者:うん、動くよ。古いものだけれど、写真を送れるよ。友人:分かった。周りに聞いてみるね。
ポイント: bouilloire に変えるなら ma bouilloire、elle fonctionne と女性形に対応させます。動作を確認していない場合に、例文どおり「動く」と言わないようにします。
会話練習2:内見で洗濯機の有無を確認する
Y a-t-il は「イ・ア・ティル」、logement は「ロジュマン」。fait aussi sèche-linge は「乾燥機としても働く」という会話的な言い方です。
学習者:住居に洗濯機はありますか。担当者:はい、キッチンの作業台の下にあります。学習者:賃貸の設備に含まれますか。それから乾燥機能もありますか。担当者:設備に含まれますが、乾燥機能はありません。
ポイント: 「洗濯機がある」だけで乾燥機能まであるとは考えません。担当者の回答は練習上の設定で、実際の物件については現物と書類を確認します。
会話練習3:店で聞き返して数字を書いてもらう
vérifier は「ヴェリフィエ」、prix total は「プリ・トタル」。Pourriez-vous… ? は、確認や記入を丁寧に頼める共通の型です。
学習者:こんにちは。ビルトイン型の食洗機を探しています。店員:設置用の開口部の寸法は分かりますか。学習者:はい、こちらです。この機種が合うか確認していただけますか。店員:寸法を確認します。学習者:ありがとうございます。配送を含めた総額も書いていただけますか。
ポイント: convient は「適している・合う」という意味です。寸法だけでなく、取付条件や必要部品も確認します。分かったふりをして Oui を繰り返さないことも大切です。
聞き返しは、会話ができないことの印ではありません。Pourriez-vous répéter plus lentement ?「もう少しゆっくり繰り返していただけますか」、Pourriez-vous l’écrire ?「それを書いていただけますか」を使えば、確認を続けられます。読みの目安は「プリエ・ヴ・レペテ・プリュ・ラントマン」「プリエ・ヴ・レクリール」です。
ここで大切なのは、聞き取れなかった箇所を絞ることです。全体が分からないのか、価格だけなのか、設置条件の一語なのかを区別すると、相手も説明し直しやすくなります。確認する表現も会話力の一部として練習しましょう。
答えを開く前に挑戦する確認クイズ
各問の答えは、クリックまたはタップで開けます。正解を選ぶだけでなく、正しいフランス語を一度声に出してから次へ進んでください。間違えた問題は、単語・冠詞・動詞のどこで迷ったかを一言だけメモします。
第1問:「大型家電」の分類名は? A. le grand électroménager / B. le gros électroménager / C. le long électroménager
正解は B。分類名は le gros électroménager です。ただし「大きな冷蔵庫」の un grand réfrigérateur まで誤りになるわけではありません。カテゴリー名と、個々の製品の大きさの説明を分けます。
第2問:「洗濯機」の冠詞の組み合わせは? A. une lave-linge / B. un machine à laver / C. un lave-linge・une machine à laver
正解は C。同じ機器でも、呼び方によって文法上の性が違います。代名詞で受けるときも、le lave-linge は il、la machine は elle と対応させます。
第3問:「リビングに掃除機をかけます」は? A. Je fais l’aspirateur dans le salon. / B. Je passe l’aspirateur dans le salon. / C. Je tourne l’aspirateur dans le salon.
正解は B。passer l’aspirateur をひとまとまりで覚えます。場所を自分の部屋にするなら dans ma chambre に置き換えられます。
第4問:「炊飯器」を明確に伝える表現は? A. un cuiseur à riz / B. un autocuiseur とだけ言えば必ず伝わる / C. une cuisinière
正解は A。à riz まで言うと、米を炊く機器であることが伝わります。autocuiseur 単独は圧力調理器を指すため、欲しい製品とずれることがあります。
第5問:「冷蔵庫がもう冷えません」は? A. Le réfrigérateur ne refroidit plus. / B. Le réfrigérateur est très grand. / C. Je vide le réfrigérateur.
正解は A。単に故障と言うより、症状を具体的に表しています。B は「とても大きい」、C は「冷蔵庫の中身を空にする」で、別の意味です。
第6問:four à の r のつながりは? A. 元から発音する子音のアンシェヌマン / B. 読まない子音が現れるリエゾン / C. r を完全に消す
正解は A。four の r は単独でも発音します。それが次の à へ続くので、普段読まない子音が現れるリエゾンとは区別します。
自分の家電に置き換える四つの課題
選択問題ができたら、次は何も見ずに一文作ります。単語を思い出す負荷と、文の形を作る負荷を同時に上げすぎないよう、最初は使う家電を一つだけにしてください。同じ掃除機について、名前、使用、購入、故障の四通りを言う練習でも十分です。
- 名前:自宅にある家電を一つ選び、un または une を付けて言う。例:un aspirateur。
- 動作:その家電で何をするか一文にする。例:Je passe l’aspirateur.
- 購入:同じ種類の家電を探していると言う。例:Je cherche un aspirateur silencieux.
- 不調:仮の練習として、動かなくなったと伝える。例:Mon aspirateur ne fonctionne plus.
silencieux は「静かな」で、読みの目安は「シランスィユー」です。女性名詞なら silencieuse と形が変わります。形容詞で迷う場合は、無理に足さず Je cherche un aspirateur. までを確実に言い、その後で条件を一つ追加しましょう。
一週間の復習は「思い出す作業」を中心にする
復習では、一覧を眺める時間だけでなく、答えを隠して思い出す時間も作ります。次の計画は学習の一例で、すべてを毎日こなす必要はありません。使う予定の場面があるなら、その質問文を優先してください。
- 1日目:自宅の家電を五つ選び、冠詞付きの名前を確認する。写真や絵を見て名前を言い、知らなかったものだけ書き留める。
- 2日目:前日の五つを見ずに言ってから、mettre、réchauffer、passer など必要な動詞を一つずつ添える。
- 3日目:Je cherche… と La livraison est-elle incluse ? を使い、購入の一往復を練習する。
- 4日目:内見で聞きたい家電を一つ決め、含まれるか、使えるか、どこにあるかを尋ねる。
- 5日目:ne fonctionne plus と症状の一文を練習する。実際の故障がなくても、仮の練習として役割を決めて行う。
- 6日目:発音を一項目だけ確認する。語末の音、冠詞のつながり、r の連続など、気になる点を一つ選ぶ。
- 7日目:クイズをもう一度行い、できた表現と迷う表現を分ける。次の週は迷ったものを先に練習する。
会話の相手がいないときも、質問と答えを両方読む練習はできます。ただし、予想外の返答への対応は一人では確認しづらいため、相手のいる練習では「聞き返す」「条件を変える」といった変化を加えてもらうとよいでしょう。覚えた例文を再生できることと、やり取りを続けられることの両方を育てていきます。
フランス語の家電の名前についてよくある質問
- ✔呼び方、綴り、設置条件は別々に確認する。
- ✔一つの訳語だけで製品の機能まで判断しない。
- ✔迷ったら具体的な製品名と確認の質問へ戻る。
最後に、名前を覚えた後で迷いやすい点を確認します。共通するのは、一語で判断しすぎないことです。名称、文法、機能、設置条件を分けて考えると、知らない製品にも質問で対応できます。
エアコンは une climatisation と un climatiseur のどちらですか?
機器本体を一台として言うなら un climatiseur が分かりやすい表現です。la climatisation は空調や空調設備を表し、会話では la clim と短くすることもあります。物件に空調があるか尋ねるのか、機器を購入するのかによって使い分けます。

今日使う家電を一つ選び、名前と用件を声に出そう
- ✔家電の名前は冠詞付きで思い出す。
- ✔買う・使う・確認する・不調を伝える、のどれか一つを選ぶ。
- ✔分からない部分は質問して確認する。
家電のフランス語は、一覧をすべて暗記してからでなくても使い始められます。un frigo、un lave-linge、une bouilloire のように名前と冠詞を一組にし、今の自分に必要な用件を一つ足しましょう。
買い物なら Je cherche…、内見なら … est-il inclus ?、不調なら … ne fonctionne plus が出発点になります。そこへ寸法、場所、発生時期、症状を少しずつ加えれば、単語だけより具体的なやり取りになります。知らない専門語があっても、写真を見せる、書いてもらう、言い直してもらう方法を使えます。
読み終えた今、目の前の家電を一つ選んでください。冠詞付きの名前を言い、その家電を使う一文か、店で尋ねる一文を声に出してみましょう。迷った箇所だけ表へ戻り、もう一度言えたら、今日の練習はそこまででも構いません。

