フランスでボジョレー・ヌーヴォーはどのように楽しまれる?本場の魅力を探る

  1. フランス食べ物
ワインもお祭りも好きな日本人に人気のボジョレー・ヌーヴォーですが、本場フランスではどのような扱いなのでしょうか。

今回は一般的なフランス人のボジョレー・ヌーヴォーへの対応を覗いてみましょう。

ソワレの目的

11月のある日、花子さんはマリーさんを自宅のソワレにお誘いしているようです。

会話

Hanako : A jeudi prochain, on fait une petite soirée chez moi.

次の木曜日、私の家で小さなソワレを開くの。

Tu veux venir avec ton mari ?

旦那さんと一緒に来ない?

Marie : Le jeudi prochain…oui, je crois que l’on n’a rien de prévu.

次の土曜日ね…ええ、何も予定がなかったと思うわ。

Mais c’est rare que tu organises une soirée en plein milieu de la semaine.

でも週のど真ん中にソワレを計画するなんて珍しいわね。

C’est pour quelle occasion ?

なんのためなの?

Hanako : Le jeudi prochain, c’est le troisième du mois.

次の木曜日は第三木曜日なの。

Marie : Oui, et alors ?

ええ、それで?

Hanako: Tu ne devines pas ? C’est la sortie de Beaujolais Nouveau ! 

わからない?ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日よ!

Marie: Ah oui, c’est vrai.

ああ、なるほど、そうだったわね。

J’apporterai une bouteille et de quoi grignoter qui va avec.

ワインボトルと何かワインに合うおつまみを持っていくわね。

フランスのブドウ畑でワインのグラスを持っている男性。

ポイント

C’est pour quelle occasion ?

occasion」は「チャンス・機会」という意味です。「C’est pour quelle occasion ?」だと「それはどんな機会のためですか?」となりますね。

文中ではマリーさんが花子さんに、木曜日に開かれるソワレの目的について尋ねるのに使っています。

occasion」には「中古」という意味もあります。紛らわしいですが、前後の文脈で見分けるようにしてください。

Pendant les vacances, J’ai eu l’occasion de faire un saut en parachute.

ヴァカンス中に、スカイダイビングをする機会があった。

Cette voiture est d’occasion, mais très de bon état.

この車は中古だけど、とても良い状態だ。

deviner

deviner」は「見抜く・推察する」の意味です。

文中ではソワレの目的を尋ねたマリーさんに、花子さんは「c’est le troisième du mois 三週目」とヒントを与えていますね。

それでもマリーさんが目的を見抜いてくれないので、花子さんは「わからないの?」と言うのに「deviner」を使っているわけです。

ボジョレー・ヌーヴォー

Beaujolais Nouveau ボジョレー・ヌーヴォー」の「Beaujolais」はブルゴーニュ地方の地名、「Nouveau」は「新しい」、つまり「ボジョレーの新酒」という意味になります。

その年の秋にとれたブドウを使ったワインを、同年の11月の第三木曜日に解禁という短サイクルで、まさしく新酒と言った若々しい味わいが特徴です。

フランス(フランス)の畑に並ぶブドウの列。

フランス人とボジョレー・ヌーヴォー

盛り上がりに欠けるイベント

フランスでは「Beaujolais Nouveau」はあまり盛り上がるイベントではありません。

もちろんワイン屋やスーパーに行くと、目に付くところにボトルが並べられていますが、それを目にしてやっと「ああ、ボジョレーの解禁だったな」と感想を持つ程度です。

わざわざ「Beaujolais Nouveau」を目当てに何かをすることもなく、レストランに行ったらあったから注文した、ワインを買いに行って目に付いたから買った、という扱いでしょうか。

興味がない理由

そもそもフランス人はそれほど食べ物の旬や初物に敏感ではない人々です。

日本では新米や新そば、はたまた初ガツオなど、一年中なにかしら旬に関わる食べ物がそうと分かるように売り出されますよね。

ところがフランスでは主食のパンを作る小麦粉だって、今年収穫した小麦で作った~などと売り出されることはありません。

そんなフランス人ですから、大好きなワインといえど「Beaujolais Nouveau」にそれほど興味を惹かれないのかもしれませんね。

ボジョレー・ヌーヴォーの値段

日本に輸入されている「Beaujolais Nouveau」は2500円前後でしょうか。

ところがフランスだと日本に輸入されている有名メーカーのものでも7ユーロ程度。安いものでは4ユーロ、高くても10ユーロ程です。

ワインは重いので、送料が高いのは当然なのですが、それにしても日本で買うと高いと思いませんか?

Beaujolais Nouveau」はその年の秋に収穫したブドウで作ります。送料の安い船便で送っていては、解禁の11月の第三木曜日に間に合わなくなってしまうのです。

そのため「Beaujolais Nouveau」は空輸されるという、ある意味贅沢なワイン。それを思うと日本とフランスの値段の差にも少しは納得できるような気がしますね。

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ソフィー(Sophie) この記事を書いた人

来日(1998年)以来23年間、日本でフランス語指導に携わるベテラン講師(京都在住)。パリでの生活経験も有します。最大の強みは、日本語でのコミュニケーションが可能な点です。
パリではECEインターナショナルスクールにてクボタ・ヨーロッパの従業員(日本人)に指導。来日後は、エスパス・フランセ語学学校、日本女子大学、桐朋学園高校、外務省、その他企業にて、初心者から上級者まで豊富な指導経験を有します特に初心者の方が躓きやすい発音について、「難しくない」と感じられるよう基礎から丁寧に指導することに注力しています。 忍耐強く、発音や文法を丁寧に繰り返し指導するのがモットー。グラフィックデザインのスキルを活かし、描画を取り入れた分かりやすい説明も得意です。ご希望に応じて英語でのフランス語レッスンや、アートレッスン(仏語/英語)も提供可能です。

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