フランス語で赤ワイン・白ワインを注文

  1. フランス語会話・勉強

フランス語で赤ワイン・白ワインを注文

フランス料理にワインは最高のパートナーです。レストランでお料理に合うワインを上手に注文できれば、より楽しい時間が過ごせますね。

ワインの種類

フランス語でワインは「vin」と言います。まずは大まかなワインの名称を見てみましょう。

  • Vin rouge 赤ワイン
  • Vin blanc 白ワイン
  • Vin rosé ロゼワイン
  • Vin mousseux スパークリングワイン
  • Vin sec 辛口ワイン
  • Vin doux 甘口ワイン
  • Grand vin 有名なワイン(銘酒)
  • Petit vin 地酒
  • Vin de terroir 地方の特色のある地酒
  • Vin vieux 年代物のワイン
  • Vin nouveau 新酒
  • Vin de table テーブルワイン
  • Vin d’appellation d’origine contrôlée = AOC 原産地統制銘柄ワイン

フランスのブドウ畑から収穫されたワインボトルとテーブルに置かれた料理の盛り合わせアペリティフを注文

フランスに暮らす花子さんと太郎さんですが、今晩は2人きりでレストランへディナーへ出かけました。ソムリエとのやり取りを見てみましょう。お料理を注文する前に、アペリティフを頼みます。

会話

Sommelier : Bonsoir, qu’est ce que vous voulez comme apéritif ?

こんばんは。アペリティフは何になさいますか?

Taro : Bonsoir, on prends deux coupes de champagne, s’il vous plait. (Non merci)

こんばんは。シャンパンを2杯お願いします。(結構です。)

Sommelier : Très bien.

かしこまりました。

単語

  • Sommelier(ère) (名詞)ソムリエ
  • apéritif (男性名詞) 食前酒
  • coupe (女性名詞) 脚付きで口の広いカップ
  • champagne (男性名詞) シャンパン

ポイント

【coupe de champagne】

シャンパングラスの形は2種類あります。背の高く細長いタイプと、口の広がった平べったいタイプです。

レストランでグラスシャンパンを頼むと、背の高いグラスに注がれてくることが多いのですが、口広のグラスを指す「Coupe」という単語を使います。シャンパンには「Verre グラス」という単語を使わないので注意しましょう。

【アペリティフの注文】

アペリティフにシャンパンなんて、おしゃれですよね。でも無理して注文する必要はありません。何もいらない時は「Non merci」と断っても大丈夫。

お酒が飲めないけど、何か欲しい人は「Perrier ぺリエ」や「Badoit バドワ」などの「Eau gazeuse 炭酸水」を注文するとスマートです。

フランス産の赤ワインがグラスに注がれています。赤ワイン・白ワインを注文

アペリティフをいただきながら、のんびりメニューを決めるのがフランス流のレストランの楽しみ方です。そして食事を注文した後に、今度はワインを選びます。

ワインを1びん注文

会話

Sommelier : Vous avez choisi ?

お決まりですか?

Taro : Oui, On prend une bouteille de Bordeaux, s’il vous plait.

はい、ボルドーを1びんお願いします。

単語

  • Bouteille (女性名詞) びん

ポイント

【Une bouteille de~】

~を1びん 

ワインをボトルで注文するならこの言い方です。ハーフボトルなら「Une demie bouteille de 」と言います。

グラスワインなら「Un verre de 」ですね。上記したように、シャンパンとは表現が違うので注意してください。

フランスのレストランのテーブルに座っている男性と女性。お勧めを聞く

ワインリストを眺めても、どれが良いのか分からないの事もありますよね。実はフランス人でも、ワインに詳しくない人は多いので大丈夫。堂々とSommelierにアドバイスを求めるのが賢い方法です。

会話

Sommelier : Vous avez choisi ?

お決まりですか?

Taro : Non pas encore.

いいえ、まだです。

Pour le repas, Qu’est ce que vous conseillez ?

食事には何がおすすめですか?

Sommelier : vous préférez le vin blanc ou vin rouge ?

白ワインと赤ワイン、どちらがお好みですか?

Taro : Comme nous avons commandé le poisson, je crois que ce serait mieux le vin blanc.

魚料理を注文したので、白ワインにしようかなと思います。

Sommelier : Oui, alors ce vin se marie très bien avec votre plat, sinon celui-ci est pas mal rapport qualité prix.

そうですね。このワインは食事に良く合います。もしくはこちらは値段と質のバランスの良いですね。

Taro : D’accord, je prends celui-ci.

そうですね。こちらにします。

Sommelier : très bien.

かしこまりました。

単語

  • repas (男性名詞) 食事
  • conseiller (他動詞) 勧める
  • préférer (他動詞) ~を好む
  • commander (他動詞) 注文する
  • poisson (男性名詞) 魚
  • se marier (代名動詞) 調和する
  • plat (男性名詞) 皿・料理
  • sinon (接続詞) そうでなければ
  • rapport (男性名詞) 釣り合い
  • qualité (女性名詞) 質
  • prix (男性名詞) 値段

赤ワインをグラスで飲むフランスの女性。ポイント

Qu’est ce que vous conseillez ?】

何がおすすめですか?

何かと便利で、覚えておきたい文章です。「Qu’est ce que vous me recommandez ?」と言う聞き方もできます。ワインだけでなく、お料理が決められないときにも使ってくださいね。

Ce vin se marie très bien avec ~】

このワインは~に良く合います。

ワインを語るときにお料理との「Mariage」と言うのを耳にした事はありませんか?「Mariage」は「結婚」と言う意味ですが「結合」と言う意味もあります。

普通「se marier」と言うと結婚するの意味で使いますが、「人」以外が主語の時は「調和する」の意味になります。

celui-ci est pas mal

これは結構良いです。

フランス語では「pas mal」といった悪い意味の単語の否定形を良く使います。「c’est bien」ではなく「ce n’est pas mauvais」と言ってみたり。こういった表現のニュアンスは「ほめ言葉」なんですよ。

Pas mal de tout」と言うと「とっても良い」のニュアンスに変身します。

qualité prix】 

コストパフォーマンス

ワインのおいしさは、値段だけで量れるものではありませんよね。値段が高くても口に合わない物や、料理に合わない物も当然あります。

Sommelierはワインのプロですから、おすすめを効いて上手に「Un bon qualité prix」なワインを見つけましょう。

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