フランス語でワイン注文 | レストランで失敗しない!初心者向け完全ガイド(会話例・マナー付)

  1. フランス食べ物

フランス語でワイン注文 | レストランで失敗しない!初心者向け完全ガイド(会話例・マナー付)

フランス旅行の醍醐味といえば、美味しいフランス料理。そして、その体験を格別なものにしてくれるのが、料理と共に楽しむワインです。本場のレストランで、現地の人のようにスマートにワインを注文できたら、旅の思い出はさらに色鮮やかになるはず。でも、「フランス語でどう頼めばいいの?」「種類が多すぎて選べない…」「ソムリエに聞くのは緊張する」と感じていませんか?

ご安心ください!この記事では、フランスのレストランで自信を持ってワインを注文するために必要なフランス語表現、注文の流れ、ワインの基礎知識、そして知っておきたいマナーまで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。豊富な会話例や単語リストを参考に、あなたもフランスでのワイン注文をマスターしましょう!

なぜフランスでワイン注文?旅が変わるその魅力

フランスでワインを注文することは、単に飲み物を頼む以上の意味を持ちます。それは、フランスの豊かな食文化に深く触れる体験そのものです。

  • 食事がより豊かに: フランス料理はワインとの相性(マリアージュ)を非常に大切にします。料理に合わせて選ばれたワインは、それぞれの味を引き立て合い、想像以上の美味しさを体験させてくれます。
  • コミュニケーションのきっかけ: ワインを選ぶ過程は、お店の人(サーバーやソムリエ)との楽しいコミュニケーションの始まりです。おすすめを聞いたり、感想を伝えたりすることで、よりパーソナルなサービスを受けられることもあります。
  • 文化体験: ワインはフランス人の生活に深く根付いています。レストランでの注文を通じて、彼らのワインへの愛情や楽しみ方を肌で感じることができます。
  • 選択肢の多さ: フランスは世界有数のワイン生産国。日本ではなかなか出会えない、その土地ならではのワイン(Vin de terroir)や、手頃で美味しいハウスワイン(Vin maison)を試せる絶好の機会です。

少し勇気を出してフランス語で注文してみることで、単なる観光客から一歩進んだ、より深い旅の体験が得られるでしょう。

まずはこれだけ!ワイン注文必須フランス語単語集

ワイン注文をスムーズにするために、基本的なフランス語単語を覚えておきましょう。「ワイン」はフランス語で vin (ヴァン) と言い、男性名詞です。

ワインの種類(赤・白・ロゼ・泡)

  • 🍷 Vin rouge (ヴァン ルージュ) – 赤ワイン
  • 🥂 Vin blanc (ヴァン ブラン) – 白ワイン
  • 🌸 Vin rosé (ヴァン ロゼ) – ロゼワイン
  • Vin mousseux (ヴァン ムスー) – スパークリングワイン (シャンパン以外)
  • 🍾 Champagne (シャンパーニュ) – シャンパン (シャンパーニュ地方産)

ワインの味わい・特徴(辛口・甘口・ボディ・香り)

  • Sec (セック) – 辛口 (例: Vin blanc sec – 辛口白ワイン)
  • Demi-sec (ドゥミ セック) – 半辛口 / やや甘口
  • Doux (ドゥー) / Moelleux (モワルー) / Liquoreux (リコルゥー) – 甘口
  • Léger (レジェ) – 軽い、ライトボディ
  • Corsé (コルセ) – コクのある、フルボディ、力強い
  • Fruité (フリュイテ) – フルーティーな
  • Boisé (ボワゼ) – 木樽の香りがする
  • Tannique (タニック) – 渋みのある(タンニンが効いた)

注文時に役立つ基本フレーズ

  • S’il vous plaît (スィル ヴ プレ) – お願いします
  • Merci (メルスィ) – ありがとう
  • Je voudrais… (ジュ ヴドレ…) – ~が欲しいのですが(丁寧な表現)
  • On va prendre… (オン ヴァ プランドル…) – ~にします / ~を取ります(グループで注文する時など)
  • Une bouteille de… (ユヌ ブテイユ ドゥ…) – ~のボトルを1本
  • Une demie bouteille de… (ユヌ ドゥミ ブテイユ ドゥ…) – ~のハーフボトルを1本
  • Un verre de… (アン ヴェール ドゥ…) – ~のグラスを1杯
  • Une carafe de… (ユヌ カラフ ドゥ…) / Un pichet de… (アン ピシェ ドゥ…) – ~のカラフ/ピッチャーを1つ
  • La carte des vins, s’il vous plaît. (ラ カルト デ ヴァン, スィル ヴ プレ) – ワインリストをお願いします。
  • L’addition, s’il vous plaît. (ラディスィオン, スィル ヴ プレ) – お会計をお願いします。

【ステップ別】フランス式ワイン注文の流れ

フランスのレストランでのワイン注文は、通常、次のような流れで進みます。焦らず、流れを掴んでおけば安心です。

ステップ1: 食事前のお楽しみ「アペリティフ」の頼み方

席に着くと、多くの場合、まず「アペリティフ(食前酒)」を勧められます。これは食事の前にリラックスし、会話を楽しむためのフランスの習慣です。

Serveur: Bonsoir. Vous désirez un apéritif ? (ボンソワール. ヴ デズィレ アン アペリティフ?)

こんばんは。食前酒はいかがなさいますか?


Vous (あなた): Oui, je vais prendre une coupe de champagne, s’il vous plaît. (ウィ, ジュ ヴェ プランドル ユヌ クップ ドゥ シャンパーニュ, スィル ヴ プレ.)

はい、シャンパンを1杯お願いします。

Vous (あなた): Ou: Un kir, s’il vous plaît. (アン キール, スィル ヴ プレ.)

または: キールを1杯お願いします。

Vous (あなた): Ou: Non merci, pas pour l’instant. (ノン メルスィ, パ プール ランスタン.)

または: いいえ、結構です、今のところは。

アペリティフには、シャンパン、キール(白ワイン+カシス)、パスティス、ビール、ジュースなどがあります。もちろん、頼まなくても問題ありません。

ステップ2: ワインリスト(Carte des vins)解読のヒント

アペリティフを飲みながら、あるいは料理の注文後に、ワインリスト (La carte des vins) を見てワインを選びます。リストは通常、以下のように分類されています。

  • Apéritifs: 食前酒
  • Vins blancs: 白ワイン
  • Vins rosés: ロゼワイン
  • Vins rouges: 赤ワイン
  • Champagnes / Vins mousseux: シャンパン / スパークリングワイン
  • Vins au verre: グラスワイン
  • Vins en carafe / pichet: カラフ/ピッチャーワイン (主にハウスワイン)
  • Demi-bouteilles: ハーフボトル

ワイン名の横には、生産年(Millésime ミレジム)、生産者、地域(Région レジオン)、時にはブドウ品種(Cépage セパージュ)が書かれており、最後に価格が記載されています。

上品なフランスのワインリスト上で特定のワインを指差している手のクローズアップ

ワインリスト (Carte des Vins) の構成を理解しよう

ステップ3: ボトル?グラス?量を選ぶ際のポイント

どのくらいの量を注文するかは、人数や飲む量によって決めます。

  • Bouteille (ブテイユ – ボトル): 2人以上でしっかり飲みたい場合や、特定のワインを楽しみたい場合に。標準ボトルは750mlです。
  • Demi-bouteille (ドゥミ ブテイユ – ハーフボトル): 1人や、2人で少しだけ飲みたい場合、または赤白両方試したい場合に。375mlです。リストにない場合もあるので、“Avez-vous des demi-bouteilles ?” (アヴェ ヴ デ ドゥミ ブテイユ? – ハーフボトルはありますか?) と聞いてみましょう。
  • Verre (ヴェール – グラス): 色々な種類を少しずつ試したい場合や、1人で飲む場合に最適。 “Qu’est-ce que vous avez comme vin au verre ?” (ケスク ヴ ザヴェ コム ヴァン オー ヴェール? – グラスワインは何がありますか?) と尋ねることもできます。
  • Carafe (カラフ) / Pichet (ピシェ): カジュアルなお店で提供されることが多い、手頃なハウスワイン。量は25cl (約グラス2杯分) や 50cl (ボトル2/3程度) など様々です。

ステップ4: いざ注文!実践フランス語会話例

注文したいワインが決まったら、サーバーやソムリエに伝えましょう。

Serveur/Sommelier: Vous avez fait votre choix ? (ヴ ザヴェ フェ ヴォートル ショワ?)

お決まりですか?


Vous (ボトルで): Oui, on va prendre une bouteille de ce Bourgogne rouge, s’il vous plaît. (ウィ, オン ヴァ プランドル ユヌ ブテイユ ドゥ ス ブルゴーニュ ルージュ, スィル ヴ プレ.)

はい、このブルゴーニュの赤ワインをボトルで1本お願いします。

Vous (ハーフボトルで): Est-ce que vous avez une demi-bouteille de Sancerre blanc ? (エスク ヴ ザヴェ ユヌ ドゥミ ブテイユ ドゥ サンセール ブラン?)

サンセールの白のハーフボトルはありますか?

Vous (グラスで): Je voudrais un verre de vin rouge fruité, s’il vous plaît. (ジュ ヴドレ アン ヴェール ドゥ ヴァン ルージュ フリュイテ, スィル ヴ プレ.)

フルーティーな赤ワインをグラスで1杯いただけますか。

Vous (カラフで): Une carafe de rosé de Provence, s’il vous plaît. (ユヌ カラフ ドゥ ロゼ ドゥ プロヴァンス, スィル ヴ プレ.)

プロヴァンスのロゼをカラフでお願いします。

Vous (リストを指差して): On prend celui-ci, s’il vous plaît. (オン プラン スリュイ スィ, スィル ヴ プレ.)

これにします、お願いします。

プロに聞こう!ソムリエへのスマートな相談術

膨大なワインリストを前に途方に暮れてしまったら、迷わずソムリエ (Sommelier ソムリエ / 女性形は Sommelière ソムリエール) や経験豊富なサーバーに相談しましょう。的確なアドバイスをもらうための、スマートな聞き方をご紹介します。

顧客のリクエストに耳を傾けるフレンドリーなソムリエ

遠慮なくソムリエに相談してみましょう!

おすすめを尋ねる魔法のフレーズ

  • Qu’est-ce que vous nous conseillez / recommandez ? (ケスク ヴ ヌ コンセイエ / ルコマンドゥ?) – 私たちに何をおすすめしますか?
  • Quel vin irait (bien) avec nos plats ? (ケル ヴァン イレ (ビアン) アヴェック ノ プラ?) – 私たちの料理に(よく)合うワインはどれですか? (注文した料理名を伝えるとより具体的:例 …avec le poisson / la viande rouge – 魚料理 / 赤身肉と)
  • Avez-vous un bon vin de la région ? (アヴェ ヴ アン ボン ヴァン ドゥ ラ レジオン?) – この地方の良いワインはありますか?
  • Quel est le vin du moment / la suggestion du chef ? (ケル エ ル ヴァン デュ モマン / ラ スュジェスチョン デュ シェフ?) – 今のおすすめワイン / シェフのおすすめは何ですか?

好み(味・予算)を的確に伝えるコツ

より的確な提案をもらうためには、自分の好みを伝えることが重要です。

Sommelier: Vous préférez le vin rouge ou le vin blanc ? Plutôt sec ou fruité ? (ヴ プレフェレ ル ヴァン ルージュ ウ ル ヴァン ブラン? プリュト セック ウ フリュイテ?)

赤ワインと白ワイン、どちらがお好みですか? どちらかというと辛口ですか、それともフルーティーなタイプですか?


Vous (味の好み): Je préfère le vin blanc sec et léger. (ジュ プレフェール ル ヴァン ブラン セック エ レジェ.)

私は辛口で軽い白ワインが好きです。

Vous (味の好み): J’aime bien les vins rouges fruités et pas trop tanniques. (ジェム ビアン レ ヴァン ルージュ フリュイテ エ パ トロ タニック.)

フルーティーであまり渋くない赤ワインがかなり好きです。

Vous (予算): Nous cherchons une bouteille autour de 40 euros. (ヌ シェルション ユヌ ブテイユ オトゥール ドゥ キャラントゥーロ.)

私たちは40ユーロ前後のボトルを探しています。

Vous (予算): Quelque chose de raisonnable / avec un bon rapport qualité-prix, s’il vous plaît. (ケルク ショーズ ドゥ レゾナブル / アヴェック アン ボン ラポール カリテ プリ, スィル ヴ プレ.)

手頃なもの / コストパフォーマンスの良いものをお願いします。

ソムリエの提案を理解するキーワード

ソムリエが提案してくれる際によく使う表現を知っておくと、会話がスムーズになります。

  • Ce vin se marie très bien avec votre plat. (ス ヴァン ス マリ トレ ビアン アヴェック ヴォートル プラ) – このワインはあなたのお料理ととてもよく合います。(Marier = 結婚する、が語源)
  • Il s’accorde parfaitement avec le poisson. (イル サコルドゥ パルフェトゥマン アヴェック ル ポワソン) – それは魚料理と完璧に調和します
  • C’est un vin léger et fruité, très agréable. (セタン ヴァン レジェ エ フリュイテ, トレ ザグレアーブル) – これは軽くてフルーティーな、とても心地よいワインです。
  • Celui-ci est plus corsé, avec plus de caractère. (スリュイ スィ エ プリュ コルセ, アヴェック プリュ ドゥ キャラクテール) – こちらの方がよりコクがあり、より個性があります。
  • C’est un excellent rapport qualité-prix. (セタン ネクセラン ラポール カリテ プリ) – これは素晴らしいコストパフォーマンスです。
  • C’est pas mal du tout. (パ マル デュ トゥ) – とても良いですよ。(否定形に見えますが、強い肯定・賞賛の表現です)

断りたい時の丁寧な表現

提案されたワインが好みでなかったり、予算オーバーだったりする場合、丁寧に断ることも大切です。

  • Merci, mais je préférerais quelque chose d’un peu plus léger / moins cher. (メルスィ, メ ジュ プレフェルレ ケルク ショーズ ダン プ プリュ レジェ / モワン シェール.) – ありがとう、でももう少し軽い / 安いものがいいです。
  • Avez-vous autre chose à proposer ? (アヴェ ヴ オートル ショーズ ア プロポゼ?) – 何か他に提案はありますか?
  • Finalement, on va rester sur celui-ci. (フィナルモン, オン ヴァ レステ スュール スリュイ スィ.) – やはり、こちら(最初に見ていた方など)にしておきます。

テイスティングは怖くない!ブショネ確認の作法

ボトルワインを注文すると、通常、注文した人(ホスト役)にソムリエが少量注ぎ、テイスティング (dégustation デギュスタシオン) を促します。これはワインの味の好みを確認するためではなく、ワインが劣化していないか、特にコルク由来の欠陥臭(ブショネ bouchonné)がないかを確認する儀式です。

グラスの中で赤ワインをスワリングしてテイスティングする様子

グラスを軽く回し、香りを確かめ、一口含みます

難しく考える必要はありません。以下の手順で行います。

  1. 見る (Regarder): 色合いを確認します。
  2. 香る (Sentir): グラスを軽く回し(スワリング)、香りをかぎます。カビ臭い、濡れた段ボールのような臭いがしたらブショネの可能性があります。
  3. 味わう (Goûter): 少量口に含み、味を確認します。

特に問題がなければ、笑顔でソムリエに伝えましょう。

C’est bon, merci. (セ ボン, メルスィ.) – 結構です(美味しいです)、ありがとう。

Parfait, merci. (パルフェ, メルスィ.) – 完璧です、ありがとう。

もし明らかに異常を感じたら、遠慮なく伝えましょう。通常、ソムリエも確認し、問題があれば交換してくれます。

Excusez-moi, je crois que ce vin est bouchonné / a un défaut. (エクスキュゼ モワ, ジュ クロワ ク ス ヴァン エ ブショネ / ア アン デフォー.) – すみません、このワインはブショネ / 欠陥 があると思います。

これで安心!フランスでのワインマナー&豆知識

ワインを楽しむ上で、いくつか知っておくと良いマナーや文化があります。

乾杯(Santé!)のルール

乾杯は、フランス語で Santé ! (サンテ!) と言います。「健康に!」という意味です。よりカジュアルな場面では Tchin-tchin ! (チンチン!) も使われます。

  • アイコンタクト: グラスを合わせる際は、相手の目を見るのがマナーとされています。
  • 軽く合わせる: グラスを強くぶつけず、軽く音を立てる程度にしましょう。

注ぎ方・注がれ方の注意点

レストランでは基本的にサーバーやソムリエが注いでくれますが、友人同士などの場合は自分たちで注ぐこともあります。

  • 女性優先: 自分で注ぐ場合、レディーファーストを意識するとスマートです。
  • 注ぎすぎない: グラスの1/3~半分程度まで注ぐのが一般的です。香りを楽しむスペースを残します。
  • 適量で止めてもらう: もう十分な場合は、“Ça suffit, merci.” (サ スュフィ, メルスィ) – それで十分です、ありがとう と伝えましょう。グラスの縁に軽く手を添えるジェスチャーも伝わります。
  • 手酌はOK: 日本と違い、自分のグラスに自分で注ぐことはマナー違反ではありません。

知っておきたいフランスワインの基礎(主要産地)

ワインリストを理解する助けとして、代表的な産地を知っておくと便利です。

  • 🍇 Bordeaux (ボルドー): 赤ワインが有名。カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー主体で、しっかりした味わい。 (ソーヴィニヨン・ブラン主体) や甘口白 (ソーテルヌなど) も生産。
  • 🍇 Bourgogne (ブルゴーニュ): 赤はピノ・ノワール、白はシャルドネ単一品種で造られることが多く、繊細でエレガントな味わい。
  • 🥂 Vallée de la Loire (ロワール渓谷): 多様なワイン産地。ソーヴィニヨン・ブランの (サンセール、プイィ・フュメ) や、シュナン・ブランの (辛口~甘口)、カベルネ・フランのなどが有名。
  • 🏞️ Vallée du Rhône (ローヌ渓谷): 北部はシラー主体の力強い (コート・ロティ、エルミタージュ)、南部はグルナッシュ主体でブレンドされることが多い (シャトーヌフ・デュ・パプ) が有名。
  • 🍾 Champagne (シャンパーニュ):言わずと知れたスパークリングワインの銘醸地。
  • 🌸 Provence (プロヴァンス): ロゼワインの代表的な産地。辛口でフレッシュな味わい。
  • ☀️ Languedoc-Roussillon (ラングドック・ルシヨン): フランス最大のワイン産地。手頃で質の高いワインが多く、ロゼ様々。

【シーン別】ワイン注文のヒント

レストランの格によって、ワイン注文の雰囲気も少し異なります。

カジュアルなビストロでの頼み方

家庭的な雰囲気のビストロでは、より気軽にワインを楽しめます。

  • ハウスワイン (Vin maison / Vin du patron): カラフ (Carafe / Pichet) で提供される手頃なワインは良い選択肢。“Quel est votre vin maison en rouge / blanc ?” (ケル エ ヴォートル ヴァン メゾン オン ルージュ / ブラン?) – 赤/白のハウスワインは何ですか? と聞いてみましょう。
  • グラスワイン (Vin au verre): 色々な種類を試しやすいです。黒板におすすめが書かれていることも。
  • 気軽に相談: 堅苦しく考えず、店員さんに「この料理に合う、手頃な赤ワインは?」 (Un vin rouge pas trop cher qui va bien avec ce plat ?) のように聞いてみましょう。

少し高級なレストランでの注意点

星付きレストランなどでは、ソムリエがいる場合が多く、より専門的なアドバイスが期待できます。

  • ソムリエを活用: 遠慮なくソムリエに相談しましょう。予算感を伝えることも失礼ではありません。ワインリストで目星をつけたワインについて質問するのも良い方法です (“Que pensez-vous de ce vin avec notre commande ?” – 私たちの注文とこのワインについてどう思われますか?)。
  • ワインリストのボリューム: リストが非常に厚いことも。焦らず、まずは好みのタイプ(地域、色、味わい)を伝え、絞り込んでもらうのがおすすめです。
  • テイスティング: ボトルを注文した場合、テイスティングはほぼ必ず行われます。自信を持って対応しましょう。

まとめ:自信を持ってフランスのワインを楽しもう!

フランスのレストランでのワイン注文は、少しの知識と勇気があれば、決して難しいものではありません。基本的な単語、注文の流れ、そして相談する際のフレーズを覚えておけば、きっとスムーズに、そして楽しくワインを選ぶことができるはずです。

完璧なフランス語でなくても大丈夫。大切なのは、現地の文化を尊重し、楽しもうとする姿勢です。この記事が、あなたのフランスでの食体験をより豊かにする一助となれば幸いです。

さあ、自信を持ってワインを注文し、素晴らしいフランス料理とのマリアージュを心ゆくまでお楽しみください! Santé !

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ソフィー(Sophie) この記事を書いた人

来日(1998年)以来23年間、日本でフランス語指導に携わるベテラン講師(京都在住)。パリでの生活経験も有します。最大の強みは、日本語でのコミュニケーションが可能な点です。
パリではECEインターナショナルスクールにてクボタ・ヨーロッパの従業員(日本人)に指導。来日後は、エスパス・フランセ語学学校、日本女子大学、桐朋学園高校、外務省、その他企業にて、初心者から上級者まで豊富な指導経験を有します特に初心者の方が躓きやすい発音について、「難しくない」と感じられるよう基礎から丁寧に指導することに注力しています。 忍耐強く、発音や文法を丁寧に繰り返し指導するのがモットー。グラフィックデザインのスキルを活かし、描画を取り入れた分かりやすい説明も得意です。ご希望に応じて英語でのフランス語レッスンや、アートレッスン(仏語/英語)も提供可能です。

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