フランスでルームサービスを頼みたくなったら

    フランスを旅行中のやよいさんとひろ子さん。2人ともフランス語は初心者です。

    明日は早朝から移動ということで、朝食のルームサービスを頼むことにしました。

    会話

    Hiroko : Pourriez-vous nous apporter le petits déjeuner demain matin, s’il vous plaît.

    ルームサービス係:Bien sûr, Madame. À quelle heures?

    Hiroko:À sept heures.

    ルームサービス係:Qu’est-ce que vous désirez comme boisson?

    Hiroko : Pardon ? Plus lentement, s’il vous plaît.

    ルームサービス係:(ゆっくりと)Qu’est-ce que vous désirez comme boisson? Vous préférez du café, du thé, du lait, ou du jus d’orange… ?

    Hiroko :Ah, un café et un thé, s’il vous plaît.

    ルームサービス係:Entendu, Madame.

    Vocabulaires(“<”記号以下は、もとの形(辞書に載っている形)を表しています)

    pourriez<pouvoir  ~出来る       apporter   持ってくる

    petit déjouner  朝食           déjeuner   昼食

    demain  明日              matin 朝

    bien sûr  もちろん            quelle<quel  どんな

    heure 時間               comme  ~として

    boisson 飲み物               lentement   ゆっくり

    préférer  ~のほうを好む        café  コーヒー

    thé   お茶、紅茶            lait  牛乳

    jus  ジュース             orange  オレンジ

    entendu  承知しました

    和訳

    ひろ子:明日の朝、朝食のルームサービスをお願いしたいのですが。

    ルームサービス係:かしこまりました。何時にお持ち致しましょうか。

    ひろ子:7時に。

    ルームサービス係:お飲み物は何になさいますか。

    ひろ子:え?もう少しゆっくりお願いします。

    ルームサービス係:(ゆっくりと)お飲み物は何になさいますか?

    コーヒー、紅茶、牛乳、オレンジジュース、何がよろしいですか?

    ひろ子:ああ、コーヒー1つと紅茶を1つお願いします。

    ルームサービス係:かしこまりました、奥様。

    今週のポイント

     

    Pourriez-vous~:「~していただけますか?」

    英語のCould you~?に当たる表現

    Pourriezは過去形ではなく、フランス語独特の時制ですが、ここでは詳しく触れません)で、

    人に丁寧にものを頼む言い方です。

    この部分を、Voudriez-vous~ .としてもまったく同じ意味になります。

    Pourriez-vous fermer la porte, s’il vous plaît. =Voudriez-vous fermer la porte, s’il vous plaît.

    「ドアを閉めていただけませんか」

    また、ここではnous apporter、つまり「私たちに運んで来る」ことを求めています。

    英語では目的語は動詞のあとに置かれますが、

    フランス語では、目的語が代名詞の場合には、このように動詞の前に置かれます。

    À quelle heures?:「何時に?」

    時間を表す表現です。

    àという前置詞はいろいろな場合に使われますが、

    このように時刻を表すというのが用法の1つです。

    quelleは一語では「ケル」、heureは「アー(口を大きく開けず、あいまいな感じに発音します。アーとウーの間のような音です)」ですが、続けて「ケラー」と発音します(リエゾン)。

    次のひろ子さんのhuit heuresも同じです。

    さまざまな時刻を表す表現を、「今日のお役立ち!」にまとめておきましたので、

    合わせてご覧ください。

    Qu’est-ce que vous désirez comme~?:「~は何がいいですか」

    qu’est-ce que~は以前にも出てきましたが、まとめて英語のwhatに当たります。

    直訳すると、「~としては何がお望みですか?」となります。

    Plus lentement:「もっとゆっくり(お願いします)」

    相手の言葉が速すぎてよく聞き取れないときに便利な表現です。

    分かった振りをするより、聞き返してしまいましょう。

    こちらは外国人なのですから。

    Entendu :「かしこまりました」

    D’accordと同じく、「承知した」「分かった」という表現です。

     

    知らないと困るフランス語de勉強

    今日のお役立ち!◎時刻を表す表現

    1.定時の場合:数字+heure(s)を使って表します。

    日本と同じで、12時制を使う人もあれば、24時制を使う場合もあります。

    ただし、正午はmidi、真夜中の0時はminuitを使うのが一般的です。

    2.「6時20分」の表し方:six heures vinght (de l’après midi(午後)/du matin(午前))

    「半(demie)」「4分の一(quart)」という言い方もあります。

    3.「8時半」:huit heures et demie またはhuit heures trente(30)

    4.「5時15分」 :cinq heures et quart またはcinq heures quinze

    「~時~分前」という言い方もあります。「~前」はmoins で表します。

    5.「5時45分」:six heures moins le quartまたはcinq heures quarante cinq(45)

        「2時50分」:trois heures moins dix または deux heures cinquante(50)

    なお、「今何時ですか?」は、

    Il est quelle heure ?もしくはQuelle heure est-il ?

    と言います。

    「~時です」の表現は、Il est ~のあとに、上記の時刻を表す表現が来ます。

    Il est quelle heure ?Il est sept heures et demie. 「何時だい?」「7時半だ」

    数字について、まだ20までしか説明していないのに、

    それ以上の数字が出てきてしまいました。今度は100まで説明します。

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