パリのカフェで使えるフランス語

    1. フランス語会話・勉強

    パリのカフェで使えるフランス語

    パリはカフェ文化発祥の地。やはり「カフェ」抜きにはパリの魅力は語れません。

    「パリの魅力」をテーマにしたフランス語の二回目は「カフェでのフランス語」です。

    カフェでの第一の難関

    ウエイターが来てくれない!

    A: Le serveur n’apporte même pas la carte… S’il vous plaît!

    ウエイターはメニューも持ってきてくれない…。すみません!

    B: Oui, madame, j’arrive! Que désirez-vous?

    はい、只今!ご注文を伺います

    • carte …(f.)メニュー
    • apporter  A à B  …AをBに 持ってくる、運んでくる

    普通は頃合いを見計らって《Vous avez choisi?》「お決まりですか?」と注文を聞きに来てくれるものですが…。

    時には待てど暮らせどウエイターがやってこない!ということもあります。そんなとき黙って待っていてはいつまでたっても注文できないのがパリ。

    例文のように「S’il vous plaît!」と声をかけましょう。

    フランスのコーヒーカップの隣のテーブルに置かれた電子タバコ。

    それでも来てくれなければ、

     On attend toujours!

    ずっと待ってるんですよ!

    と言うこともできます。

    J’arrive.」という表現は、「すぐ行きます」「今そこに行きます(着きます)」という意味。待ち合わせに遅れてしまったときの電話などでも使えますね。

    コーヒーを注文

    A: Vous avez choisi?

    お決まりですか?

    B: Un express, s’il vous paît.

    エスプレッソひとつ下さい

    A: Vous voulez manger quelque chose?

    何か召し上がりますか

    B: Non merci.

    いいえ。結構です

    • choisir …選ぶ
    • express …(m.)エスプレッソ

    注文するときは《数+注文するもの+s’il vous plaît》と言えばいので簡単ですね。「数」は必ず必要なので注意しましょう。

    上の例のように「他には?」と聞かれて断るときは「Non merci.」と言う他に、「~だけでいいです」という表現も覚えておきましょう。

    Juste un express, s’il vous plaît.

    エスプレッソだけでいいです

    ~は何がありますか?

    フランス、パリのエッフェル塔と建物。

    A: Qu’est-ce que vous avez comme sandwich?

    サンドイッチは何がありますか?

    B: Jambon, saucisson, pâté et rostbeef.

    ハム、サラミ、パテ、ローストビーフです

    A: Alors, je prendreai un Sandwich janbom, s’il vous paît.

    じゃあ、ハムサンドイッチを下さい

    B: Avec cornichon?

    ピクルス入りですか?

    A: Sans cornichon, s’il vous plaît.

    抜きにしてください

    B: Et comme boisson?

    お飲み物は?

    A: Un ballon de rouge et un verre d’eau s’il vous plaît.

    赤ワインを一杯と水を一杯下さい

    • Qu’est-ce que vous avez comme …? ~は何がありますか?(種類を尋ねる表現)
    • jambon …(m.) ハム
    • saucisson …(m.)サラミ
    • pâté …(m.)パテ
    • rostbeef …(m.)ローストビーフ
    • cornichon …(m.)ピクルス
    • boisson …(f.)飲み物
    • un ballon de rouge …グラス一杯のワイン(ballon …(m.)ワイングラス)
    • un verre d’eau …グラス一杯の水(verre …(m.)グラス、コップ)

    上の例はメニューに「サンドイッチ」としか書いてないので何のサンドイッチがあるのか聞いている場面です。このような場合「comme」という前置詞を使います。

    この表現はメニューを見ても何が何だか分からないとき、《comme +食べたいもの》で「~は何がありますか?」と質問するときにも活用できます。

    Qu’est-ce que vous avez comme buffet chaud /salade / patisserie / boisson faîiche ?

    温かい料理・サラダ・ケーキ・冷たい飲み物は何がありますか?

    カウンター comptoir、テラス terrase、サロン salle...それぞれの空間で思い思いに時間を過ごすパリジャンたち。

    そんな雰囲気の中で一杯のコーヒーと共にひととき過ごすというのも素敵なパリのも魅力ですよね!

    シックなマダム御用達のカフェ、クリエイターが集まるカフェ、学生たちの溜まり場のカフェ。様々なパリの日常が垣間見られる空間は、パリの魅力の縮図ともいえます。

    「パリの魅力を味わうフランス語」の第二回は、「カフェでのフランス語」続編です。

    会計の頼み方

    A: L’addition, s’il vous paît!

    会計をお願いします

    B: Ça fait 5 euros 45.

    5.45ユーロです

    A: Excusez-moi, je n’ai pas de monnaie…

    すみません、細かいお金がないのですが…

    B: Ça ne fait rien.

    かまいませんよ

    • addition …(f.)会計
    • monnaie …(f.)小銭
    • Excusez-moi …ごめんなさい、すみません
    • Ça ne fait rien …かまいません

    addition

    フランスで女性がタブレットを使用しています。

    会計をお願いするときは、上の例のように声をかけるとテーブルにレシートを持ってきてくれます。

    addition」とは「足し算」という意味があり、カフェやレストランの会計のことをこのように言います。

    「(合計で)いくらになります」は、動詞「faire」を使います。

    ちなみに「5+5=10」をフランス語で言うと《cinq et cinq font dix》。「足し算」の結果は「faire」で表すと覚えておいてもいいですね。

    小銭「monnaie」がないときは、上の例のほかに次のような言い方もできます。

    Je n’ai que 100 euros.

    100ユーロ札しかありません

    また、謝っている人に対して「かまいません」「大丈夫ですよ」と答えるときは「Pas de problème.」という表現もあります。

    会計間違い

    合計額の間違い

    A: Je crois qu’il y a une erreur dans l’addition. Nous avions une salade niçoise, non pas 2.

    会計が間違ってます。ニース風サラダは2つではなく1つしか頼んでいません

    B: Un instant s’il vous plaît… Vous avez raison.

    少々お待ち下さい…おっしゃる通りです。

    Je suis désolée. Je vous apporte votre nouvelle addition.

    申し訳ありません。訂正したレシートをお持ちします

    • erreur …(f.)間違い
    • salade niçoise …(f.)ニース風サラダ
    • un instant s’il vous plaît …少しお待ち下さい
    • avoir raison …(~は)正しい
    • Je suis désolé(e) …ごめんなさい、すみません

    こういった間違いが時々起こるのがフランスですね。そんなときはフランス語の会話力を試す機会と思ってきちんと指摘しましょう。

    une erreur の発音は難しいですよね…これも練習!)

    お釣り間違い

    フランスの籐テーブルの上のボウルに入ったコイン。

    上の例は会計(合計金額)の間違いですが、「おつりに間違いがある」場合は次のような言い方があります。

    Vous vous êtes trompé(e) dans la monnaie.

    お釣りが間違っていますよ

    「BではなくてAです」と説明するときは、「A , (et) non pas B」という表現を使います。

    (例)C’est ton avis et non pas le mien. (それは君の意見であって、私の意見ではない)

    「ニース風サラダを一つ注文した(食べた)」ということを上の例では「avoir」の半過去で表現していますが、「Nous avons pris une salade niçoise.」としてもOKです。

    または、「一つしか頼んでいない」と強調するなら「ne…que…(~しかない)」を使って「Nous n’avoins [n’avons pris ] qu’une salade niçoise.(一つしか食べていません)」でも良いでしょう。

    カフェでパリの魅力を発見

    カフェはフランス人の生活に欠かせない空間。パリでは大抵のカフェは深夜0時~2時頃まで営業していて、時間帯によってレストランの雰囲気になったり、バーの顔に変わったり。

    様々な人間模様の舞台となるカフェで、意外なパリの魅力を発見できるかもしれません。

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