今でも人気!フランスの60~70年代の男性歌手

    1. フランス語会話・勉強

    日本に根強い人気の懐メロがあるように、フランスにも亡くなった後でも人気のある歌手がたくさんいます。

    今回はそんな中から、テレビでときどき特集が組まれるほど人気のある男性歌手3名をご紹介します。

    フランスの懐かしの歌

    今日の花子さんとマリーさんはシャンゼリゼに来ているようです。

    会話

    Marie: Chaque fois que je viens aux Champs-Elysées, j’ai envie de chanter une vieille chanson de Joe Dassin.

    シャンゼリゼに来るたびに、ジョー・ダッサンの古い曲を歌いたくなるわ。

    Hanako: Qui c’est?

    だれ?

    Marie: Tu ne le connais pas? Celui qui chantais “Aux Champs-Elysées aux Champs-Elysées~”.

    彼を知らないの?”オーシャンゼリゼー、オーシャンゼリゼー”って歌ってた人よ。

    Hanako: Je connais cette chanson, mais je ne connaissais pas le chanteur.

    歌は知っているけど、歌手は知らなかったわ。

    Marie: Il est un chanteur très populaire dans les années 60 à 70. 

    60年から70年にかけて、とても人気があった歌手よ。

    De temps en temps, il y a l’émission télé consacrée à lui.

    ときどき、彼をフォーカスしたテレビ番組もあるわよ。

    Hanako: J’ai déjà vu l’émission de Claude François.

    クロード・フランソワの番組は見たことがあるわ。

    Marie: Johnny Hallyday était aussi la vedette des années 60, mais il est toujours populaire. 

    ジョニー・アリディは60年代のスターだけど、今でも人気よね。

    Hanako: J’ai vu une fois le show de son sosie. Et les spectateurs semblaient adorer. 

    彼のそっくりさんのショーを一度見たことがあるわ。観客は楽しんでるみたいだったわ。

    道端で映画の宣伝をする貼紙。

    ポイント

    populaire

    populaire」は「人気の」という意味。「chanteur populaire 人気の歌手」というように使います。

    「大衆的な」という意味もあり、例えば「cuisine polulaire」だと人気というより、「昔からあり親しまれている料理」というニュアンスになります。

    また悪い意味でつかわれることもあり、「quartier polulaire」は「大衆的な地域」の意味ですが「低所得者の集まる治安の悪い地域」のニュアンスを含みます。

    フランスで住居探しをするときなど、人気のある地域はどこですか?と聞きたいときは「priser 高く評価する」を使って「quartier prisée」というと良いでしょう。

    dans les années 60

    les années 〇〇」は「〇〇年代」の意味。「〇〇年代の△△」といいたい時は 「△△ dans les années 〇〇」と表現します。

    vedette

    vedette」は「スター/人気者」のこと。女性名詞ですが、対象が男性でもそのまま使用します。

    Il est une vedette de la chanson française.

    彼はフランスの人気歌手だ。

    sosie

    sosie」は「瓜二つの人間」という意味。フランスのキャンプ場やキャバレーなどで行われるショーには、この「sosie」がよく登場します。

    物まねショーといえばその通りなのですが、日本の物まねショーのようにお笑い要素はなく、できる限りその人物のショーに近づけるような演出がされています。

    フランスをイメージしたカラフルな背景に60'sの文字。

    フランス60~70年代の人気歌手

    フランスで60~70年代にかけて活躍した3人の男性歌手をご紹介します。

    Claude François

    Claude François クロード・フランソワ」は1960~1970年代のフランスのポップミュージックを代表する歌手。「Cloclo クロクロ」の愛称で没後も愛され続けています。

    Claudettes」と呼ばれるセクシーな衣装を着た女性ダンサーを従え、踊りながら謳うスタイルも特徴です。

    代表作にはフランク・シナトラもカバーした名曲「Comme d’habitude」や「Belles ! Belles ! Belles !」等があります。

    Joe Dassin 

    Joe Dassin ジョー・ダッサン」は「Les Champs-Elysées オー・シャンゼリゼ」を謳っていた歌手。名前は知らなくても、「Aux Champs-Elysées aux Champs-Elysées~」というサビは皆さん聞いたことがあるのではないでしょうか。

    フランスだけでなく、ロシアやフィンランドなどでも人気がありました。

    Les Champs-Elysées」以外にもヒット作は多く、「L’été indien」や「Et si tu n’existais pas」等があります。

    Johnny Hallyday

    Johnny Hallyday ジョニー・アリディ」はフランスで国民的人気を誇ったロックシンガーです。

    1960年に17歳でデビューしてから2017年に亡くなるまで精力的に活動し、「Marie」や「Allumer le feu」数多くのヒット作を生み出しました。

    昔からのファンが多く、亡くなってからもその人気は衰えていません。服装や髪形をマネするフランス人男性もたくさんいます。「sosie」によるキャバレーなどでのショーも人気があります。

    まとめ

    フランス人と会話をしていると、懐かしの曲が話題に出てくることがあります。フランスで今でも人気のある歌手を覚えておくと、会話が弾みそうですね。

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