フランス語の数字【応用編】日付や電話番号・年齢の伝え方

  1. フランス語数字

日付や電話番号、はたまた年齢など、日常生活では数字を使った表現が登場しますが、フランス語では何と伝えればいいのでしょうか?

今回は日常生活に役立つ、フランス語の数字の表現をご紹介します。

フランス語の数字【応用編】日付や電話番号・年齢の伝え方

フランス語の数字:日付

フランス語の日付の順番といい方

フランス語の日付の表し方は日本とは逆で、「jour 日」「mois 月」「année 年」の順番です。「jour de la semaine 曜日」は「jour」の前につけます。

日付には定冠詞の「le」も付けてくださいね。

le lundi 3 janvier 2022

03/01/2022

2022年1月3日 月曜日

「今日は○日です」という時は、「私たちは~」という意味の「Nous sommes le ~ / On est le ~」を使います。

aujourd’hui 今日」を付けてもよいですが、つけなくても「今日は~」の意味になりますよ。

Aujourd’hui,Nous sommes le lundi 3 janvier.

今日は1月3日、月曜日です。

自分の誕生日を伝える時は「être né(e)」を使いましょう。

Je suis né(e) le 29 février 2000.

2000年2月29日生まれです。

フランスの木製テーブルの上にカラフルな時計のセット。

フランス語の曜日や年月日

フランス語の日付の基本的な表現方法がわかったところで、今度は曜日や年月日のフランス語を見て行きましょう。

フランス語の曜日

フランス語の日付の一番最初にくる「jour de la semaine」を確認しましょう。

日本語の週フランス語の週カタカナ
月曜日lundiランディ
火曜日mardiマルディ
水曜日mercrediメルクルディ
木曜日jeudiジュディ
金曜日vendrediヴァンドゥルディ
土曜日samediサムディ
日曜日dimancheディモンシュ

曜日だけに定冠詞の「le」を付けた場合は「毎週○曜日」という意味になります。

フランス語の日

フランス語の「jour」はシンプルに数字で表しますが、「1日」は例外で「premier 最初の、第一の」を使うので注意しましょう。書くときは「1er」を使うこともあります。

le premier janvier 2022

2022年1月1日

le 10 mars 1989 

1989年3月10日

フランス語の日の数え方に登場する、2から31の数字や読み方はこちらの記事で確認してくださいね。

フランス語の月

フランス語の「mois」にはそれぞれの単語が存在します。

書くときは「03/01/2022」のように「mois」にも数字を使うこともありますが、口に出すときは、それぞれの単語を使う必要があります。

フランス語の「mois」の名前を確認しましょう。

日本語の月フランス語の月カタカタ
1月janvierジャンヴィエ
2月févrierフェヴリエ
3月marsマァス
4月avrilアヴリル
5月mai
6月juinジュアン
7月juilletジュイエ
8月aoûtウットゥ
9月septembreセプトンブル
10月octobreオクトーブル
11月novembreノヴァンブル
12月décembreデソンブル

フランス語の年

フランスで使う「année」の年号は「ère chrétienne 西暦」のみなので、日本よりも簡単です。

ところが同じ「année」でも、読み方が2種類ある場合があります。

例えば「1920年」の場合…

mille neuf cent vingt

dix-neuf cent vingt

1つ目は「1920」の普通の発音です。

2つ目は同じ数字を「19 100 20」と発音しています。○世紀にあたる「1900」の部分を「19 100」といっているわけです。

この「mille」を使わない表現は、11~19世紀の場合に使われますが、1桁代の世紀や21世紀には使われません。

例えば「2022」の場合はシンプルに「deux mille vingt-deux」ですね。

【フランス語の○○年代のいい方は?】

「〇〇年代」はフランス語で「les année ○○」といいます。

les année 1930

1930年代

下記のように、世紀にあたる数字を抜いてもOKです。

les année 30

30年代

「○○年代に」という時は「dans ~の間に」を使います。

dans les année 30

30年代に

フランス語の日付の尋ね方

今日は何日ですか?何曜日ですか?と聞きたいこともありますよね。

フランス語では何日か尋ねる時は…

Nous sommes le combien?

Quelle date sommes-nous ?

(今日は)何日ですか?

フランス語で何曜日か尋ねる時は…

Quel jour sommes-nous ?

(今日は)何曜日ですか?

フランスの女性は、通話ボタンが付いた電話を持っています。

フランス語の数字:電話番号

フランスの「numéro de téléphone 電話番号」は10桁の数字で出来ていて、2桁ずつ区切って発音します。

06 18 25 90 42

zéro six, dix-huit, vingt-cinq, quatre-vingts, quarante-deux

冒頭の2桁の数字は地域や区分を表しています。

  • 01 パリ・パリ郊外 
  • 02 フランス北西部
  • 03 フランス北東部
  • 04 フランス南東部
  • 05 フランス南西部
  • 06・07  携帯電話
  • 08  特別サービス

08から始まる「numéro de téléphone」は、会社などのフリーダイヤルや「numéro surtaxé」と呼ばれる有料サービス(通常の通話料金にプラス料金が発生する)が該当します。

フランスの問い合わせ電話番号は「surtaxé」であることが多いので、08の番号にかける前に値段などを確認してくださいね。

フリーダイヤルの場合は「Numéro Vert 緑の番号」と記載があります。

フランス語の数字:年齢

フランス語の年齢のいい方

フランス語で「年齢」は「âge」、「〇歳」は「数字+ an(s) 」で表します。

un an

1歳

dix-huit ans

18歳

「〇歳です」というときは「avoir 持つ」を使います。

J’ai vingt ans.

私は20歳です。

人に年齢を尋ねる時は「quel âge 何歳」 を使います。

Quel âge avez-vous?

おいくつですか?

年齢をぼかすフランス語の表現

日本にはアラサーやアラフォーのように「○○代前後」と年齢をぼかす表現がありますよね。

フランス語では「およそ○○」を意味する「概数」を使うことで、同じように年齢をぼかして表現する方法があります。

【フランス語の概数】

dizaine およそ10
vingtaineおよそ20
trentaineおよそ30
quarantaine およそ40
cinquantaineおよそ50
soixantaine およそ60
soixante-dizaineおよそ70
quatre-vingtaineおよそ80
quatre-vingt-dizaineおよそ90
centaineおよそ100

「大体〇歳です」というときは「avoir la +概数」と表現します。

J’ai la cinquantaine. 

大体50歳です。

フランス語の概数についてはこちらの記事もご覧ください。

年代を表すフランス語の表現

上記のように年齢をぼかすのではなく、「○○代」といいたい時は何というのでしょうか?

décagénaire10代の(人)
vingtenaire20代の(人)
trentenaire30台の(人)
quadragénaire40代の(人)
quinquagénaire50代の(人)
sexagénaire60代の(人)
septuagénaire70代の(人)
octogénaire80代の(人)
nonagénaire90代の(人)
centenaire100歳代の(人)

「○○代です」といいたい時は、「avoir」ではなく「être ~である」を使うので注意しましょう。

Je suis trentenaire.

私は30代です。

「○○代です」と「大体〇歳です」は同じような意味ですが、日常会話では「大体〇歳です」の表現のほうがよく使われます。

フランスで、小さな女の子が数字が書かれた黒板を見ています。

フランス語の数字:計算

フランス語で「計算」は「calcul」。フランス語で計算する機会はあまりないかもしれませんが…

フランス人は簡単な計算が苦手な人も意外に多く、マルシェなどでの買い物のお釣りが間違っていることも少なくありません。

そんな時に正しい金額を主張できるよう、フランス語での計算方法も覚えておきたいですね。

フランス語の足し算

フランス語で「足し算」は「addition」。レストランやカフェでお勘定をお願いするときにも登場する単語ですね。

足し算で計算するときの「+」は「plus プラス」、もしくは「et ~と」を使いましょう。

「=」は「font(faireの三人称複数形) 作る、する」もしくは「égale(égalerの三人称単数形)等しい」を使います。

un plus deux font trois

1+2=3

quatre et cinq égale neuf

4+5=9

「=」は口語では「ça fait~ ~になる」を使うこともあります。買い物のお会計では、こちらのほうをよく耳にすることでしょう。

dix plus cinq, ça fait quinze.

10+5、合計は15です。

フランス語の引き算

フランス語で「引き算」は「soustraction」。計算するときの「-」は「moins マイナス」を使います。

dix moins six font quatre

10-6=4

フランス語の掛け算

フランス語で「掛け算」は「multiplication」。計算するときの「×」は「fois 回、倍」、もしくは「multiplié par ~ ~を掛ける」を使います。

multipliér」は「(数を)増やす、繰り返す」という意味です。

deux fois quatre font huit

2×4=8

trois multiplié par sept égale vingt-et-un

3×7=21

フランス語の割り算

フランス語で「割り算」は「division」。計算するときの「÷」は「divisé par ~ ~で割る」を使います。

diviser」は「分ける、分割する」という意味です。 

six divisé par trois égale deux

6÷3=2 

まとめ

数字を使ったフランス語のいろいろな表現をご紹介しました。

日付や電話番号の伝え方など、日常生活でも役立つ表現がたくさん登場しましたね。

今回勉強した表現をしっかりと使いこなすために、フランス語の基本の数字をもう一度復習するのもおすすめです!

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