フランス語で「好き」を表現する方法:基本からニュアンスまで徹底ガイド!

    1. フランス語講座

    フランス語で「好き」と伝えることはできますか?初対面でも、親しい中でも、お互いの好みを知ることはコミュニケーションの第一歩です。

    フランス語で自分の好みや興味を伝えることは重要です。この記事では、フランス語で「好き」という表現やニュアンス、比較表現、嫌いなことを伝える方法などが解説されています。

    今回は「好きなものをいう」ときのフランス語表現についてご紹介します。

    フランス語で「好き」を表現する方法:基本からニュアンスまで

    フランス語で「好き」を表現する基本的な方法

    フランス語で「好き」というときに使う基本的な動詞「aimer」。まずはこの「aimer」を使った基本的な「好き」の表現方法から学んでいきましょう!

    aimer

    J’aime la lecture.

    読書が好きです。

    J’aime lirele livre).

    (本を)読むのが好きです。

    • lecture(f.) 読書
    • lire 読む
    • livre(m.) 本

    aimer」は「~が好きだ」という意味の動詞です。好きなものを表す目的語には、最初の例「lecture」のように名詞、また、二つ目の「lire」のように動詞の不定詞を取ることができます。

    名詞には定冠詞が付くということを必ず覚えておきましょう。

    l’aimer

    aimer ○○ ○○が好きだ」の「○○」の部分を人称代名詞の「le / la それを」「les それらを」を使って表現することもできます。

    J’aime le chocolat. →Je l’aime.

    チョコレートが好きだ.→それが好きだ。

    J’aime les sushis. Je les aimes.

    寿司が好きだ。→それらが好きだ。

    aimer」の直接目的語の「○○」の部分が男性名詞なら男性名詞なら「le」、女性名詞なら「 la」、複数形なら 「les」を使いましょう。

    フランスで紙吹雪のついた赤いハートを掲げる女性。

    フランス語で「好き」のニュアンスを表す方法

    「好き・大好き」の程度を変える代表的な表現には「beaucoup」「adorer」「bien」を使ったものがあります。

    それぞれのニュアンスや使い方を見てみましょう。

    aimer beaucoup

    「好き」という気持ちを強調するには「とても」という意味の副詞「beaucoup」を使い、「aimer beaucoup ○○ ○○がとても好き」といいます。

    J’aime beaucoup la cuisine chinoise.

    中華料理がとても好きです。

    J’aime beaucoup tricoter.

    編みものをするのがとても好きです。

    • cuisine chinoise 中華料理
    • tricoter 編み物をする

    adorer 

    adorer」は「好き」の度合いがもっと強まり「~が大好き」「~に目がない」という意味の動詞で、日本語の「大好き」に一番ニュアンスが近い表現です。

    J’adore le vin.

    ワインに目がないです。

    J’adore chanter.

    歌うことが大好きです。

    • vin ワイン
    • chanter 歌う

    adorer」の後ろには「aimer」と同様に、定冠詞を伴った直接目的語、もしくは動詞の不定詞を入れましょう。

    aimer bien

    「よく」という意味の「bien」を使って「aimer bien ○○」ということもできます。

    J’aime bien la musique classique.

    クラシック音楽が好きです。

    J’aime bien cuisiner.

    料理をするのが好きです。

    •  musique classique クラシック音楽
    •  cuisiner 料理をする

    bien」という副詞は「beaucoup」と意味が似ていますが、「aimer beaucoup」 が「好き」という感情を強調するのに対して、「aimer bien」は「強調」ではなく「好き」の度合いは「aimer」 と変わらないと思ってよいでしょう。

    単に「aimer」 とだけいう場合との違いを敢えて探すなら、「好き」という自分の気持ちをどこか客観的にとらえているようなニュアンスが加わる、といえるかもしれません。

    「好き」の度合いは「aimer = aimer bien < aimer beaucoup < adorer」 の順に強くなります。

    フランス語で「好き」の比較表現を使う方法

    フランス語で「~の方が好き」「どちらかというと~が好き」という比較表現には、「plutôt」「aimer mieux」「préférer」等があります。

    それぞれの特徴や使い方を見ていきましょう。

    aimer plutôt~

    plutôt」 は「むしろ」「どちらかというと」という意味の副詞です。何か2つを比較するときは「que」を使い「aimer plutôt A que B BよりもAの方が好き」といいましょう。

    J’aime plutôt le documentaire que le feuilleton.

    私はどちらかというと、ドラマよりもドキュメンタリーの方が好きです。

    J’aime plutôt étudier que travailler.

    私はどちらかというと、仕事をするより勉強をする方が好きです。

    • documentaire (m.) ドキュメンタリー
    • feuilleton(m.) ドラマ
    • étudier 勉強する
    • travailler 働く

    plutôt」を使ったこの表現は「どちらかというと」という言葉が表す通り、2つの中ではどちらが好きかを述べているだけ。

    上記の2つめの例だと「étudier」は「travailler 」より好きであることはわかりますが、大好きなのかほどほどに好きなのかなど、好きな程度はわかりません。

    言い方によっては「どちらもそれほど好きではないけれど、こちらの方がマシ」のようなネガティブな印象を与えてしまうこともあるので、使う場面や言い方には注意してくださいね。

    aimer mieux~

    mieux」は「bien」の比較級で「よりよく」という意味。「BよりAが好き」は「aimer plutôt」と同様に「que」を使い「aimer mieux A que B」といいます。

    J’aime mieux le saké que la bière.

    私はビールよりも日本酒が好きです。

    J’aime mieux faire du sport que le regarder.

    スポーツは見るよりも(実際に)する方が好きです。

    • sake (m.) 日本酒
    • bière (f.) ビール
    • faire du sport スポーツをする 
    • regarder 見る

    aimer mieux」は「plutôt」を使った比較表現とは違い、純粋に好きなものを「~の方が好きだ」と伝えることができます。

    J’aime mieux le saké que la bière」だと、「ビールも好きだが日本酒の方が好きだ」ということがわかります。

    そして「aimer mieux」は正しい文法ではあるのですが、なぜかとてもくだけた印象を与えてしまう表現です。仕事場などでは使わず、仲の良い友達との会話でのみ使うほうがよいかもしれません。

    préférer

    préférer」は「~の方を好む」という意味。「BよりAが好き」というときは「à」を使い 「préfére A à B」といいます。

    Je préfère travailler à mi-temps.

    私はパートタイムで働くほうが好きです。

    Je préfère le jazz à la pop.

    ポップスよりジャズのほうが好きです。

    • (à) mi-temps パートタイム(で)
    • pop ポップス

    préférer」と「aimer mieux」はどちらも同じニュアンスでつかわれる表現です。「préférer」にはくだけた印象はないので、どちらを使おうか悩んだら「préférer」を使うと安心ですよ。

    白い背景に親指を下げるサインを示すアジアの女性。

    フランス語の「好きじゃない」の表現方法

    フランス語で「好き」といえるようになったら、今度は「好きじゃない」「嫌い」とも伝えられるようになりたいものです。

    「好きじゃない」の基本表現

    Je n’aime pas.

    好きじゃない。

    上記は「aimer」に否定の「ne~pas ~でない」を付けた基本的な「好きじゃない」の表現です。好きなものを伝えるときと同様に目的語を付けることもできます。

    Je n’aime pas le café.

    私はコーヒーが好きではありません。

    Je ne l’aime pas.

    私はそれが好きではありません。

    次にどのくらい好きでないかのレベルを表現してみましょう。

    Je n’aime pas trop.

    あんまり好きじゃない。

    Je n’aime pas beaucoup.

    あんまり好きじゃない。

    Je n’aime pas du tout.

    全然好きじゃない。

    Je déteste.

    大嫌いだ。

    Je hais.

    憎んでいる。

    détester 大嫌い」「haïr 憎んでいる、恨んでいる」はかなり強い「嫌い」の表現で、耳にするほうもあまり良い気分がしないものです。

    大嫌いなものや人がいても、できれば使わないあまり使わないほうが良さそうですね。

    「好きじゃない」の遠回しな表現

    上記のようなはっきりとした表現以外にも「好きじゃない」と伝えるフランス語はあります。

    何事も自分の意見をはっきりと言うフランス人ですが、相手を傷つける恐れがあるときには、遠回しな表現を使うこともあるんですよ。

    Ce n’est pas pour moi.

    これは私向けじゃない。

    その物事が悪いわけではなくて、自分には向いていない、と伝える表現です。

    Ce n’est pas mon goût.

    これは私の趣味 / 好みじゃない。

    goût」は「味」という意味ですが「趣味、好み」という意味もあります。「Ce n’est pas mon goût」は「Ce n’est pas pour moi」と同じように、その物事が悪いわけではないといいつつも、自分の趣味や好みではない、と伝えることができます。

    J’ai du mal à ~.

    私には~が難しい。 

    例えば良いと思えない絵画を前にして「J’ai du mal à comprendre (この絵を)理解するのは私には難しい」。嫌いな食べ物を前にして「J’ai du mal à manger 私には食べるのが難しい」など。

    Ce n’est pas pour moi」と同じように、あくまで自分には出来ない、問題がある、というスタンスの一言です。

    C’est spécial.

    変わってるね。

    spécial」は「特別な」の意味もありますが、このケースでは「特殊な、風変わりな」という意味。はっきりと嫌いとはいっていませんが、変わっている=自分は良いとは思えない、と遠回しに伝えています。

    フランスのピンクの背景にハート型の紙を持つ若い女の子。

    「好き」といわずに「好き」を伝えるフランス語表現

    これまでにご紹介した直接的な「好き」の表現以外にも、フランス語で「好き」と伝える表現を見てみましょう。

    Je suis fan de~.

    私は~のファンです。

    芸能人など、誰かのファンです、というときに使える表現です。

    Je ne peux pas me passer de ~.

     ~なしではいられない。

    se passer de ~」で「~なしで済ます」という意味。その前に「pouvoir ~することができる」の否定形がついているので「~なしで済ますことはできない=なしではいられない」となります。

     J’ai un faible pour~.

    ~が好きだ。

    faibe」は「弱点、嗜好」という意味。「avoir un faible pour ~」は直訳だと「私は~に弱点がある」ですが「~が好きだ」という意味になります。

    Mon péché mignon, c’est~.

    ~に目がない。

    péché」とは 「宗教上の罪、過ち」を指しますが、「péché mignon」とはダメと分かっていても止められない「悪癖、道楽」のことです。

    Je suis fou/folle de ~.

    私は~に夢中だ。

    fou/folle」は「気の狂った」という意味。「fou/folle de ~」だと「~に夢中」という意味になります。

    フランス語学習者向けトラブルシューティング

    フランス語の基本的な「好き」を表現する「aimer」はもちろん人に対しても使えます。しかし、人に対して「aimer」を使うと「愛してる」の意味になってしまうので要注意!

    友達として、もしくは人として好き、といいたい時は「aimer beaucoup / bien」というとよいでしょう。

    J’aime Jérôme.

    ジェロームを愛してる。

    J’aime beaucoup Jérôme.

    ジェロームが(友達として)大好き。

    J’aime bien Jérôme.

    ジェロームが(友達として)好き。

    Je t’aime.

    あなたを愛してる。

    Je t’aime beacoup.

    あなたが(友達として)大好き。

    Je t’aime bien.

    あなたが(友達として)好き。

    ものに対して「aimer」を使う場合は「beaucoup」を付けた方が好きの度合いが強くなりますが、人に対する場合は「beaucoup」がついた方が好きの度合いが弱まります。

    人に対する「好き」の度合いは「aimer > aimer beaucoup > aimer bien」 の順に弱くなり、混同しやすいので気を付けてくださいね。

    aimer」だけでなく「adorer」も人に対して使うことができます。「adorer」は「大好き」の意味ですが、「J’aime beaucoup」と同様に「友達として大好き」となり、恋人や好きな人に対して使うことはありません。

    恋人に対して使える「好き」のフランス語表現は、こちらの記事でご紹介しています。

    フランスで、顔に赤いハートを描いた若い女性がラップトップで作業しています。

    「好き」の表現を上手に使いこなすための勉強法

    フランス語初心者が「好き」を使いこなすコツ

    フランス語の「好き」を上手に使いこなすには、まずは自分の好きなものや大切なものなどをしっかりと把握する必要があります。

    そして、好きなものに関する単語や魅力を伝える表現を覚えて、好きなものについての話ができるようになりましょう。

    フランス語初心者なら、難しい文章を使う必要はありません。まずは簡単な短文や単語を並べるだけでもOKです。

    好きなものについて話をするのは楽しいものですよね。つたないフランス語でも楽しそうに一生懸命に話せば、相手も意味を汲み取ろうとしてくれますよ。

    こういうことを言いたいの?相手が意図を汲み取り、正しい文章や表現方法を教えてくれることもあるでしょう。

    上達には実践あるのみ!

    フランス語の「好き」を使いこなすには、実際に口に出して練習することが大切です。勉強するときは読んだり書いたりするだけではなく「これが好き、これの方が好き」など、口に出すようにしてください。

    そしてフランス人と好きなものについて会話をすることも重要です。

    1人で練習していると、どうしてもワンパターンになりがちです。相手に好きなものを質問することで、相手の答えから好きなものの表現方法のバリエーションを学ぶこともできますね。

    フランス語を話す相手がいない!という人にはオンラインのマンツーマンレッスンがおすすめです。

    フランス語で「好き」を表現することの重要性

    フランス語で自分の好きなものを表現できるようになるのはとても大切なことです。

    自分の好きなものを伝えることで、あなたがどんな人なのかを相手に伝えることができ、お互いに理解を深めるコミュニケーションの第一歩になるでしょう。

    文化の違いから起こりがちな思い込み、それによるスレ違いを避けることにもなりますね。

    そしてフランス人は好き嫌いや自分の考えをはっきりと口にします。そんなフランス人相手に、遠慮して自分の考えを言わずにいると、逆にネガティブな印象を持たれてしまうこともあります。

    自分の考えがない人・何を考えているかわからない人・はっきりとしないウジウジした人、などなど…。

    人によって好みや考え方が違うのは当たり前のことです。自分の好みをはっきりと口にすることで、討論になることもあるでしょう。

    討論の結果、結局お互いに納得できないまま終わることも多いのですが、それが原因で仲たがいするようなことはありません。

    怖がらず、どんどん自分の好きなことや考え方を伝えるようにしてくださいね。

    まとめ

    「好き」という基本の表現から、そのニュアンスの付けかたまでをご紹介しました。

    フランス人は「好き・嫌い」をはっきり言います。彼らと同じように自分を知ってもらう入り口として、まずは好きなものをどんどん伝えてみましょう。

    フランス語で自分が好きなものを表現することは、コミュニケーションの第一歩です。相手に自分の考えや好みをはっきり伝えることで、お互いに理解が深まります。フランス人は好き嫌いをはっきり言うことが多いので、自分の考えを遠慮せずに伝えることが重要です。

    好きなものの話は楽しく、会話も弾みます。沢山話すことで、フランス語もどんどん上達するきっかけになりますよ。

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