フランスの食卓を覗き見!消費が多い食品10選

  1. フランス食べ物

フランス人が日常的に何を食べているか気になりませんか?日本人が家で懐石料理を食べないのと同様、フランス人もレストランでのようなフランス料理を食べているわけではありません。

今回はフランスで一番消費量が多い10つの食品をご紹介します。

フランスの食卓を覗き見!消費が多い食品10選

フランス人が一番消費する食品10選

dix aliments les plus consommés par les Français

フランス人によって一番消費されている10の食品

aliment」は「食品」、「consommé」は「消費する」の過去分詞で、「les Français フランス人」によって「消費された」という意味です。

les plus consommés」「一番消費された」という意味ですが、対象が1つではなく「dix aliments」と複数形なので、「les plus」とこちらも複数形になっています。

フランスの黒い皿にハート型のパスタ。

Les pâtes「パスタ」

pâtes」は「パスタ」のこと。そう、フランスのお隣イタリアのパスタです。フランス人は「pâtes」を茹ですぎる傾向があり、アルデンテとは程遠いことが多いのですが…

人気の理由は、ストックしやすい・調理が簡単・安い・子供が喜ぶなど。オシャレなイタリアンというイメージではなく、簡単なお助け料理という位置づけです。

beurre バター」や「emmental エメンタール(ハードチーズの一種)」で和えただけ、もっとひどいと「cube コンソメキューブ」を入れたお湯で茹でただけ、なんてこともあるんですよ。

Le riz「お米」

riz」は日本人の主食である「お米」のこと。ソースたっぷりの「plat メイン料理」の付け合わせや、「salade de riz お米のサラダ」等に使われます。

riz au lait ライスプディング」という「riz」を牛乳で煮込んだスイーツもあり、フランス人が好きなデザートの一つです。

フランスで売られている「riz」の種類は豊富で、「riz long 長粒米」と「riz rond 短粒種」、「riz complet 玄米」や「riz semi-complet 半つき米」などもスーパーで簡単に手に入ります。

寿司人気の影響で、日本米に近い「riz」がスーパーでも購入できるようになりました。

Le pain「パン」

フランス人の主食といって思い浮かぶのは「pain」。「baguette バゲット(フランスパン)」をはじめとする「パン」の総称です。

フランスでは食事に「pain」は欠かせないもの。「pâtes」や「riz」を食べるときにも「pain」は食卓に登場します。

日本の洋食屋さんで聞かれる「パンにしますか?ご飯にしますか?」というセリフはフランスではあり得ない質問なのです。

Le fromage「チーズ」

fromage」は「チーズ」のこと。フランス人が大好きな「aliment」の一つです。

食事の最後に「fromage」を食べないと、食事をした気がしない、というフランス人もいるほどです。

一般家庭でも常に3~4種類が常備されていて日常的に消費していますし、友人や家族を招いた食事では、沢山の種類を用意して振る舞うことも珍しくありません。

Le lait「牛乳」

lait」は「牛乳」のこと。「lait entier (脱脂していない)全乳」「lait semi-écrémé 半脱脂乳」「lait écrémé 脱脂乳」に分かれています。

それぞれパッケージの色が違い、「lait entier」は赤、「lait semi-écrémé」は青、「lait écrémé」は緑です。 

そしてフランスの「lait」は、常温保存のロングライフのものが主流。冷蔵コーナーでも売られていますが、数が少ないため、見つからないこともあるかもしれません。

フランスから来た女性が、開いた冷蔵庫の前でピザを持っています。

Les plats préparés「出来合い食品」

「plats préparés」は「出来合い食品」のこと。「plat」は「料理」「préparé」は「調理された」という意味です。

あまり料理をしないフランス人も多く、「plats préparés」はスーパーなどでも大きなスペースが取られています。

日本のスーパーのお惣菜とは違い、作りたてではなく工場で大量生産されたものが主流。ピザやハンバーガー・キッシュなど、レンジやオーブン加熱で簡単に食べられるものが揃っています。

Les frites「フライドポテト」

frites」は「フライドポテト」のこと。フランス人は子供や若い人だけでなく、大の大人も「frites」が大好きです。

庶民的なレストランの付け合わせには「frites」が頻繁に登場します。付け合わせにサラダか「frites」を選べる場面でも、「frites」を選ぶ人は多いのです。

スーパーの冷凍食品コーナーにも「frites」は大きなスペースを占めていて、家庭用なのになんと3キロ近い袋まで普通に売られています。

Le Coca-Cola「コカ・コーラ」

Coca-Cola」は「コカ・コーラ」のこと。フランスでは省略するときは「コーラ」ではなく「Coca」と呼ばれるのが一般的です。

フランス人が「Coca-Cola」を飲んでいるイメージはあまりないかもしれませんが、TOP10入りしているということは、フランス人も大好きなのでしょう。

フランスでも増えている肥満の原因といわれることもあるようです。

Le café「コーヒー

café」は「コーヒー」のこと。一家に一台コーヒーマシーンは欠かせませんし、朝から晩まで何杯も「café」を飲むのがフランス人です。

街中のカフェでもエスプレッソなら一杯2~3ユーロ程度と、他の飲み物よりも安いのも消費量が多い理由かもしれませんね。

Les boissons alcoolisées「アルコール飲料」

boisson alcoolisée」は「アルコール飲料」のこと。フランスはヨーロッパでも「boisson alcoolisée」の消費が多い国で、スペインやイタリアよりも25%も多いそうです。

確かに仕事中のランチでもワインやビールなどを飲んでいる人をよく見かけますし、家でアペリティフを毎日するという人も少なくないようです。

参照:jebosseengrandedistribution

まとめ

フランス人が一番消費している食品をご紹介しました。グルメなフランスのイメージとはちょっと違ったかもしれませんね。

フランス旅行の際にはスーパーも覗いて、フランス人の日常の食事の光景を想像してみるのも楽しいですよ!

使えるフランス語をカフェで習得
何度でも聞ける1対1レッスンはコスパ最強
【先生を選んで、無料体験する!】

開く

この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます

フランスの肉屋による子羊の部位のガイド。

フランスの春の味①子羊 

季節を感じる食べ物といえば野菜や果物を思い浮かべますが、フランスの春を知らせる食べ物の1つに「agneau 」子羊があります。いったいどんな理由で、年中販売されている…