フランスのハロウィン

  1. フランス語会話・勉強

ハロウィンはもともとフランスにはなかった行事ですが、日本と同様アメリカから輸入され、広く知られるようになりました。

今回は、フランスのハロウィン事情を覗いてみましょう。

ハロウィンに何をする?

10月のある日、花子さんとマリーさんは街を散歩しているようです。

会話

Marie : Regarde cette vitrine. Elle est mignonne, la décoration d’Halloween.

あのショーウィンドーを見て。ハロウィンの飾りがかわいいわね。

Hanako : C’est sympa. Je l’aime bien aussi.

良い感じね。私も好きよ。

Dis, tu fais quelque chose pour Halloween ?

ねえ、ハロウィンって何かするの?

Marie : On va voir ma famille à la campagne pendant les vacances de Toussaints.

私たちは、万聖節のバカンスの間に、田舎の家族に会いに行くの。

Les enfants peuvent se déguiser, et faire le tour des maisons des voisins pour avoir des bonbons.

子供たちは仮装して、お菓子をもらいに近所の家を一周できるのよ。

Hanako : Des bonbons ou un sort !

お菓子をくれなきゃ呪いをかけるぞ!

Marie : C’est ça.

そのとおり。

Hanako : C’est bien pour les enfants. Ils pourront bien s’amuser.

子供たちには良いわよね。とても楽しめるのでしょうね。

Moi, je dois acheter un paquet de bonbon pour ça.

私は、ハロウィンのためにお菓子を一袋買っておかなくちゃ。

Marie : Il y a des visites chez toi ?

あなたのお宅に来るの?

Hanako : Juste quelques-uns. Les enfants des voisins de l’immeuble.

数人ね。同じアパートの住人の子供たちよ。

ポイント

Halloween

「ハロウィン」はフランス語でも、英語と同じ「Halloween」です。

bonbon

bonbon」は「キャンディー」のこと。広い意味で一口サイズのキャンディー以外のお菓子を指すこともあります。

Des bonbons ou un sort 

Des bonbons ou un sort」はフランス語版のトリック・オア・トリート「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」です。

英語版は「いたずら」ですが、フランス語版はなんと「sort 呪い」!

お菓子をあげないと、呪われてしまうなんて恐ろしいですね…。

quelques-uns

quelques-uns」は「いくつか・数人」という意味です。

対象が男性名詞のみ、もしくは男性名詞を含むときには「quelques-uns」ですが、女性名詞のみの時は「quelques-unes」を使います。

quelques」の「s」だけでなく、「un」や「une」の後ろにも「s」をつけるのを忘れないでくださいね。

ハロウィーンの衣装を着てカボチャを持ち、フランスのキャラクターに扮した小さな女の子。

フランスのハロウィンの盛り上がり度

フランスでのハロウィンは、認知はされているけど特に何もしない人が多い、というレベルです。

お店やレストランなどでは、ハロウィンの商品や飾りつけをよく目にしますが、自分たちで何かをするという人はあまりいません。

子供がいる場合は、近所の家を回ってお菓子をもらうこともあります。

しかし、そもそもフランスにはない習慣のため、お菓子を準備していない人もたくさんいます。

そのため子供たちが訪ねてきても、居留守を使う人も少なくありません。

ハロウィンと分かっていても「夜に知らない人が訪ねてくるというのは怖いからドアを開けたくない」と思う人も多いようですよ。

大人が仮装をするなら

大人がハロウィンの仮装をしたいなら、誰かの家でパーティーをするか、ハロウィンのイベントを行っているお店に行くようにしましょう。

間違っても普通のレストランに仮装していくのはお勧めしません。

街中を仮装して歩くのも、できるだけ避けたほうが良いかと思います。

特に顔がわからなくなるような仮装は厳禁です。

海外だからハロウィンの仮装をしていても大丈夫でしょ、というのは大きな間違い!

周りから白い目で見られるだけならまだしも、周りの人を怖がらせたり、暴徒の一部と勘違いされる恐れがあります。

フランスをイメージしたハロウィーン パーティーで仮装した人々のグループ。

危ない場所には近づかない!

残念なことにフランスでは、ハロウィンに限らずイベントがあると、一部の若者が暴徒化する傾向があります。

2018年末から2019年の黄色いベストのデモ活動を利用したシャンゼリゼの破壊行為は、日本でもニュースになっていましたよね。

同じように2018年のフランスのハロウィンでも、規模は小さいですが破壊が行われました。

車やボミ箱への放火、お店のショーウィンドウやバス停の破壊など…

こういった破壊は街の中心地で行われることがほとんどです。

せっかくのハロウィンですが、必要がなければ暴徒が集まるようなところは、夜に出歩かないほうが良いかもしれませんね。

まとめ

ハロウィンは特に何かをしなくても、お店の飾りつけを見ているだけでも楽しい気分になれるものです。

ハロウィン時期にフランス旅行をするなら、ハロウィン小物やお菓子をお土産にするのもいいかもしれませんね。

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ソフィー(Sophie) この記事を書いた人

来日(1998年)以来23年間、日本でフランス語指導に携わるベテラン講師(京都在住)。パリでの生活経験も有します。最大の強みは、日本語でのコミュニケーションが可能な点です。
パリではECEインターナショナルスクールにてクボタ・ヨーロッパの従業員(日本人)に指導。来日後は、エスパス・フランセ語学学校、日本女子大学、桐朋学園高校、外務省、その他企業にて、初心者から上級者まで豊富な指導経験を有します特に初心者の方が躓きやすい発音について、「難しくない」と感じられるよう基礎から丁寧に指導することに注力しています。 忍耐強く、発音や文法を丁寧に繰り返し指導するのがモットー。グラフィックデザインのスキルを活かし、描画を取り入れた分かりやすい説明も得意です。ご希望に応じて英語でのフランス語レッスンや、アートレッスン(仏語/英語)も提供可能です。

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