フランスで子供の学校見学について問い合せる

  1. フランス語会話・勉強

Bonjours, chers amis! 皆さん、こんにちは。Comment allez-vous? お元気でお過ごしですか?

ご主人がフランス語圏に赴任されることになった、でもご自分はフランス語を習ったことはない、しかも学齢期の子供がいる、という奥さま。

今回はあなたに贈るシチュエーションです。

フランスで子供の学校見学について問い合せる

フランス語で学校へ問い合わせフランス滞在中にラップトップの前に座る女性。

海外赴任となったとき、子供の学校をどうするかは大問題です。日本人学校やインターナショナルスクールのある都市なら、そういう学校に通わせるのが普通かもしれません。

でもせっかくフランスに赴任したのだから、現地の学校も選択肢の1つ、と考える方もあるかも知れませんね。

フランスの公立の小学校は学区制で、選択の余地はありませんが、ほかの選択肢があって、学校を見学したいという場合の、問い合わせのやり取りが本日のシチュエーションです。

会話

Madame Suzuki:Je cherche une bonne école primaire pour ma fille. Puis-je visiter votre école avec ma fille ?

娘のためにいい小学校を探しています。本人を連れてそちらの学校を見学することは出来ますか?

École:Visiter…? Dans quel but?

見学ですって?なんのためにですか?

Madame Suzuki :Nous sommes japonais, et nous venons d’arriver à Paris pour le travail de mon mari.

私たちは日本人で、夫の仕事のためにパリに着いたばかりです。

Il nous faut décider à quelle école ma fille va aller, l’école japonaise ou l’école communale.

娘が日本人学校に通うか、公立の学校にするか、決めなくてはならないのです。

École :D’accord, Madame, quand est-ce que vous venez ?

わかりました。いつお見えになりますか?

Madame Suzuki:Nous voudrions vous visiter à mardi prochain, s’il vous plaît.

今度の火曜日にお伺いしたいのですが。

École: Mardi le 19 Octobre ? Bon. Venez donc à 10 heures du matin.

10月19日火曜日ですね。結構です。朝10時にお越しください。

Donnez-moi le nom, le domicile et la date de naissance de votre fille.

お嬢さんのお名前・住所・生年月日を教えてください。

Madame Suzuki : Elle s’appelle Mako Suzuki.. Mako est le prénom, Suzuki est le nom de famille.

娘は鈴木真子といいます。真子が名前で鈴木が姓です。

Notre adresse est 18rue Etoile. Sa date de naissance est le 29 novembre, 2003.

住所はエトワール通り18、生年月日は2003年11月29日です。

木の板にフランスという言葉が綴られていました。Vocabulaire

(“<”記号以下は、もとの形(辞書に載っている形)を表しています。また、名詞の後の(m)、(f)は、それぞれ男性名詞・女性名詞を示しています)

  • école (f) 学校
  • primaire 初等の
  • fille (f) 娘
  • puispouvoir ~出来る
  • but (m) 目的
  • travail (m) 仕事
  • mari (m) 夫
  • communal  公共の、公立の
  • mardi 火曜日
  • prochain  次の
  • donc それでは、したがって、だから
  • matin (m) 朝
  • domicile (m) 住所
  • date (f) de naissance 生年月日
  • prénom (m)(姓に対して)名前
  • nom (m) de famille 姓、苗字

今週のポイント

フランスの教室で手を挙げる子供たち。école primaire

「小学校」

école élémentaire という言い方もあります。

「幼稚園・保育園」は école maternelle 、「中学校」はcollege(école secondaire)、「高校」は lycée、「大学」は université です。

ちなみに小学校が6歳入学で5年間、中学校が4年間、高校が3年間で、高校1年・16歳までが義務教育です。

Unbus scolaire jouet se trouve sur une surface en beton。Visiter… ? Dans quel but ?

「見学ですって?何のために?」

自由に学校を選べるのであれば見学者も多いはずですが、学区制なので大多数の人は自動的に通う学校が決まります。

「見学したい」と言っても怪訝な顔をされるかもしれません。こちらとしては事情を説明するしかありません。

一方、外国人が多い地区の学校にはフランス語を集中的に学べるクラスが設置されているところもあります。

フランスでスーツケースを持ってアーチ道を歩く男性と女性。nous venons d’arriver

「私たちは到着したばかりです」

venonsvenir「来る」の nous に対応する形です。venir de +動詞の原形で「~したばかり」(近接過去)の意味になります。

Le film vient de commencer.

映画は始まったばかりだ。

黒板の疑問符を見ているフランスの女性。Il nous faut decider

「私たちは決めなくてはならない」

il faut +動詞の原形で「~する必要がある」「~しなくてはならない」の意味があります。

このように ilfaut の間に代名詞を挟むと「~は○○しなくてはならない」のように、それが必要なのは誰なのかを明示することが出来ます。

Il me faut remercier Pierre.

私はピエールにお礼を言わなくてはならない。

フランス風の白地にカラフルな木製の数字。今週のお役立ち!大きな数

誕生日の言い方で、年号が出てきました。

以前100までの数についてはまとめておきましたが、それ以上の数をどのように言えばよいでしょうか。

153 cent cinquante-trois
200 deux cents
1000 mille
1003 mille trois
1968 mille neuf cent soixante-huit/ dix-neuf cent soixante-huit
10,000 dix mille
100,000 cent mille
200,000 deux cent mille
1,000,000 un million

わりと日本式に近いことがお分かりいただけると思います。年号としての「1968」なども、前からシンプルに読んでよいわけです。

ちなみにフランスの学校は成績が振るわない場合、小学校から留年があるそうです!子供たちもたいへんですが、必死に勉強するかもね。

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