リヨンとパリの距離

    1. フランス旅行・観光

    リヨンと言えばフランスの中でも有数の大都市。パリ・マルセイユに次いで第3位です。

    TGVなら2時間前後かかりますが、車だとどれくらいかかるのでしょうか?

    ヴァカンスのお土産

    ヴァカンスも終わり、花子さんはパリに帰ってきました。お土産を渡しがてら、マリーさんとランデブーのようですね。

    フランスの波止場に座って買い物袋を見ている 2 人の女性。会話

    Hanako : Tiens Marie, c’est pour toi

    はい、マリー、あなたによ。

    Le cadeau de souvenir de mes vacances.

    ヴァカンスのお土産なの。

    Marie : Ah, c’est gentil, merci.

    まあ、どうもありがとう。

    Je peux regarder ?

    見てもいい?

    Hanako : Oui bien sûr, je t’en prie.

    もちろんよ、どうぞ。

    Marie : Alors, qu’est-ce qu’il y a dedans…

    さてさて、何が入っているかしら…

    Un saucisson et …de la praline rose ?!

    サラミと…プラリネローズ ?!

    Hanako : oui oui c’est bien ça.

    そうそう、その通り。

    Marie : Merci beaucoup, mais je croyais que tu étais en vacance en Provence.

    ありがとう、でもヴァカンスはプロヴァンスに行ったんだと思っていたわ。

    Hanako : Oui, tu as raison.

    ええ、その通りよ。

    Marie : Mais si je ne me trompe pas, ce sont des spécialités lyonnaises.

    でも、私が間違っていなければ、コレってリヨンの特産品よね?

    Tu es allée aussi à Lyon ?

    リヨンにも行ったの?

    Hanako : En effet.

    そうなのよ。

    Comme tu m’as conseillée louer une voiture pour les vacances en Provence, on a décidé d’y aller en voiture depuis paris.

    プロヴァンスのヴァカンスには車を借りた方がいいってアドバイスをくれたじゃない。だからパリからあっちまで車で行くことにしたのよ。

    Du coup, on a resté une nuit à Lyon pour l’aller et trois nuits pour le retour !

    それでね、行きはリヨンに1泊して、帰りは3泊したのよ!

    フランスの広場の真ん中にある大きな建物。ポイント

    le cadeau de souvenir

    直訳すると「思い出のプレゼント」、何となく詩的な感じがしますが意味は「お土産」。

    日本ほど周りの友人にお土産を配る習慣はないから気軽にヴァカンスに旅立てます。

    un saucisson

    フランスのソーセージには 大きく分けて2つあります。会話にも出てきた「une saucisson ソーシッソン」と「une saucisse ソーシス」名前からしてややこしいですね。

    saucisson」は加熱せずに食べるタイプのソーセージ。主にサラミタイプの物が主流です。ずらっと吊り下げて売られている光景は圧巻です。

    saucisse」は加熱して食べるタイプの物を呼びます。冷蔵コーナーに売られているものは、こちらの「saucisse」が多いですね。

    la praline rose 

    この「praline rose」はリヨンの名産品。「praline」とはアーモンドの砂糖菓子のことです。それがなぜかピンク色に着色されているのが、リヨンのプラリーヌの特徴です。

    以前「praline rose」入りのブリオッシュが流行ったことがあるから、マリーさんはすぐにリヨンのお土産だってわかったんですね。

    la spécialité 

    「専門/専攻」という意味と「特産品/名物料理」という意味があります。文中ではもちろん後者の意味ですね。

    自分の得意料理を紹介したい時は「Ma spécialité est 」と言えます。

    Du coup

    こちらは話し言葉で使われます。「donc つまり」と良く似た意味ですね。

    On a donc resté une nuit ~」と言い換えもできます。

    リヨンに寄り道

    ヴァカンスの行き帰りと、結局合計4泊もリヨンに滞在した花子さんです。その理由とは?

    フランスの舗装された道路会話

    Marie: J’ai enfin compris pourquoi les cadeaux sont lyonnais.

    どうしてリヨンのお土産なのかやっと分かったわ。

    C’était prévu de rester comme ça à Lyon ?

    リヨンに滞在するって予定にあったの?

    Hanako : Oui et non.

    有ったような、無かったような。

    Pour aller jusqu’à Marseille, de paris, il faut compter à peu près sept heures.

    マルセイユまで行くのにパリから7時間くらい必要でしょ。

    Mon mari et moi, on ne s’habitue pas à conduire aussi longtemps.

    主人も私も、そんなに長い時間運転するのに慣れてないじゃない。

    Marie : D’accord, j’ai compris !

    そうね、分かったわ。

    Vous avez donc décidé de faire une pose à Lyon.

    つまりリヨンで休憩するって決めたのね。

    Hanako : C’est exacte.

    その通り。

    Il nous a fallu quatre heures et on était déjà épuisés.

    4時間かかって、もうクタクタだったの。

    Marie : Oui, je comprends.

    ええ、わかるわ。

    C’est très fatigant à conduire.

    運転って疲れるわよね。

    Hanako : On a dormi une nuit à hôtel, et le lendemain on a vite visité Lyon.

    一晩ホテルで眠って、次の日パパッとリヨン見学をしたの。

    Marie : Et vous êtes tombé amoureux de Lyon.

    で、リヨンに恋に落ちたと。

    Vous avez voulu y passer plus de temps, et profité en retour pour mieux la connaître.

    もっとリヨンで過ごしたいから、帰り道ももっと知るために寄り道したのね。

    Hanako : C’est exactement comment ça s’est passé !

    そう、まさしくその通りだったの!

    Comment tu as deviné ?

    どうして分かったの?

    Marie : C’est très simple.

    とっても簡単よ。

    J’y suis déjà allée, et moi aussi, j’y suis resté plus longtemps que prévu.

    リヨンに行ったことがあるし、私も予定より長いこと滞在しちゃったもの。

    ポイント

    J’ai enfin compris

    ここでのポイントは「enfin」。「やっと」分かった、と言う意味です。

    プロヴァンスに行ったはずの花子さんから、なぜリヨンのお土産を貰うのか分からなかったマリーさん。

    花子さんがリヨンにも泊まったと聞いて「やっと意味が分かったわ」となるんですね。

    à peu près

    「だいたい/おおよそ」の意味です。会話の様に「à peu près sept heures だいたい7時間 」や「à peu près un kilo 約1キロ」と使います。

    「だいたい7時に」と言う時は、同じ「だいたい」でも「vers sept heure」と「vers」を使うので注意してください。

     tomber amoureux de

    「~に恋に落ちる」ですが、何も対象は人に限りません。パリの街に恋に落ちる女性は沢山いますよね。

    素晴らしい物が沢山あるフランスですから、恋に落ちる対象も至る所に隠れていることでしょう。

    街を見下ろす丘の上にあるフランスの銅像。リヨンに恋

    花子さんもマリーさんも大絶賛の街リヨン、いったいどんな魅力があるのでしょうか。

    「食い倒れ」や「光の街」と相反するイメージがあるのも不思議ですね。次回は花子さんが見たリヨンの魅力を紹介します。

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