フランスにもあるけど日本から持ってきたい物

  1. フランス語会話・勉強

フランスで生活する時に日本から持ってきたい物といえば、日本食・日本雑貨など日本特有のものが頭に浮かびますよね。

ところが実際にフランスで生活してみると「フランスにもあるけど日本の物の方が良い」と思ってしまう物がいくつもあります。

日本からの嬉しい荷物

花子さんのお宅にお邪魔したマリーさん、机の上に山積みになった荷物にびっくりしているようです。

会話

Hanako: Je suis désolée, il est en bazar sur la table.

ごめんなさいね、机の上がぐちゃぐちゃなの。

Je viens de recevoir un colis de mes parents.

両親からの荷物を受け取ったところなのよ。

Marie: Il doit être très grand pour tout les choses.

こんな沢山の物が入っていたなら、大きい荷物だったのでしょうね。

Je vois qu’il y a beaucoup de nourritures, mais il y a aussi des choses qu’on peut acheter en France…

沢山の食べ物を送ってもらったのね。でもフランスでも買える物もあるわ。

Hanako: Oui, tu as raison. Pour certaines choses, le qualité prix est tellement meilleur que je ne m’empêche pas de demander à mes parents de me les envoyer.

ええ、その通りよ。いくつかの物はコストパフォーマンスがフランスの物より良すぎて、両親に送ってくれるよう頼んでしまうのよね。

Marie: Comme quoi?

例えばどれ?

Hanako: Par exemple, ce film étirable. Tu vois que la boîte est plus solide que celle de la France.Et les dents sont plus coupant aussi.

例えばこのラップね。フランスの物より箱が丈夫なのが分かるでしょ。それに刃もフランスのより良く切れるのよ。

Marie: Je vois. Alors, pourquoi le stylo à bille?

なるほど。じゃあ、ボールペンはどうして?

Hanako: Parce qu’il est tellement plus agréable à écrire que le stylo français. Tiens, essaye.

フランスのボールペンより書き味が優れているからよ。ほら、試してみて。

Marie: Ah oui, c’est différent.

あらまあ、(フランスの物と)違うわね。

Hanako: En plus, il ne coûte même pas un euro. 

しかも、1ユーロもしないのよ。

Je t’en donne un si tu veux. Ils m’ont envoyé plusieurs.  

良かったら一本あげるわ。何本か送ってくれたから。

フランスの青い背景にプラスチックに包まれた黄色のピーマン。

日本から送ってもらいたくなる物

日本食や日本特有の雑貨などは、日本から取り寄せたり送ってもらったりする理由が分かりますよね。

ところがフランスに住んでいると、フランスにもあるのに日本から取り寄せたくなるものがいくつかあります。

film étirable ラップ

film」は「映画、映画のフィルム」のほかに「薄膜・薄皮」という意味があります。「étirable」は「伸びる」という意味です。

食品用のラップは他にも「film plastique」とも呼びます。

フランスの「film étirable」は外箱が薄いため、数回使っただけですぐに型崩れしてしまいます。

そして刃の切れ味も悪いため、力任せに引っ張ることになり、余計に外箱がダメになりやすいのです。

しかも巻き戻ってぴたっと引っ付いてしまうので、使う度にストレスを感じることに…

別売りのプラスチックの箱や、壁付けの便利グッズもありますが、どちらも「film étirable」を切ってからお皿などに乗せる必要があるので、これまた便利とは言い難いのです。

torchon 布巾

フランスの「torchon」は食器拭きを指します。そしてテーブルを拭くための布巾は存在しないのです!

どんなものでテーブルを拭くかといえば、布ではなく「éponge スポンジ」を使うのが一般的。もしくは「carré」と呼ばれる正方形の薄いスポンジ状のものを使います。

マイクロファイバーなどの布もありますが、フランス人は掃除に使い、キッチン周りの布巾としては使用しないようです。

éponge」も「carré」も使い慣れれば悪くはないのですが、やっぱり布巾が良いなと思ったら、日本から送ってもらうことになるのです。

râpe おろし金

フランスにも「râpe」はありますが、野菜のスライスや千切りを作るためのものが主流。そのため、和食に欠かせないおろし生姜には向いていません。

和食以外にも料理に生姜を使う国は多いはずですが、おろすより叩き潰してみじん切りにする傾向があるようです。

フランス ノートの上に人形が乗っているペン。

 stylo à bille ボールペン

フランスの文房具は、残念ながら日本と比べると、高い割に質が良くない傾向があります。

stylo à bille」の書き心地も、日本の方が段違いに良くしかも安いため、フランスの物を使うとがっかりしてしまうのです。

sparadrap 絆創膏

日本では100均でも売られ、とても安い「sparadrap」。安いものだと一枚1~2円くらいでしょうか。安くても意外と高品質ですし、剥がれてしまっても気軽に新しものに交換できますよね。

ところがフランスの「sparadrap」は日本と比べると、とても高い!安くても一枚10~20サンチームといった値段設定のため、日本の10倍くらいの感覚です。

しかも品質は日本の100均と大きく変わらないという残念さ(もちろん高品質のものの存在しますが…)。

そんなわけで、気軽に使える日本の「sparadrap」が恋しくなってしまうのです。

まとめ

フランスで生活するときに、持ってくると便利な物・送ってもらいたくなる物をご紹介しました。

日本には便利で安いものが多いので、それに慣れている日本人はフランスでがっかりしてしまうこともあります。

郷に入っては郷に従え精神も大切ですが、フランス生活をスタートさせるときは、ストレスを軽減できるよう、持ってこれるなら持ってくるのがおすすめです。

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