フランスの献血の条件

  1. フランス語会話・勉強

献血は誰でもできるわけではなく、年齢や病気を移す可能性などを考慮し、様々な条件がありますよね。

今回はフランスの献血の条件について覗いてみましょう。

期間限定の献血ルーム

今日の花子さんは、初めての献血に挑戦するようです。

会話

Marie: Ah, il y a la collecte du sang éphémère.

あら、期間限定の献血ルームがあるわ。

Hanako: J’entends parler qu’il manque du sang à cause des vacances.

バカンスのせいで血が足りないって聞いたわ。

Marie: En effet. Comme on a le temps, on va faire un don du sang?

その通り。私たちは時間があるから、献血していく?

Hanako: Hum, je n’ai jamais donné. Il n’y a pas de condition?

うーん、したことないのよね。条件はないの?

Marie: Si, je crois qu’il faut avoir minimum cinquant kiros, et être majeur. 

あるわよ。最低でも50キロあって、成人していることよ。

Mais on n’a pas de problème pour ça. 

でも私たちは、それは問題ないわね。

Hanako: C’est vrai. Bon, je m’y intéresse depuis. On y va?

本当ね。そうね、前から興味はあったのよ。行きましょうか?

ポイント

éphémère

éphémère」は昆虫の「かげろう」のこと。その命や見た目の儚さから「束の間の、儚い」という意味でも使われます。

文中では「期間限定」と訳しているように、全く儚さのない期間限定の催し物や店舗などにも使われる単語です。

don du sang

don」は「寄付」、「sang」は「血液」、「don du sang」はつまり「献血」のことです。

「献血する」は「donner du sang」といいます。

don du sang」の種類はこちら

  • don de sang total 全血献血
  • don de plasma 血漿成分献血
  • don de plaquettes 血小板成分献血

don du sang」に必要な時間は約1時間。日本と同じように、軽食が提供されます。

フランスの献血の条件

フランスで「don du sang」をするための基本的な条件は、健康であること・18歳から70歳であること・体重が50キロ以上であることの3つです。

71歳からは基本的にはNGですが、珍しい血液型などの場合は「don du sang」が可能です。

上記に当てはまっても「don du sang」が出来ないのは主に下記のケースです。

Vous avez subi une transfusion et/ou une greffe, quelle qu’en soit la date

Vous avez séjourné au Royaume-Uni pendant au minimum 1 an cumulé entre 1980 et 1996

Vous pourriez transmettre par la voie du sang, une bactérie, un virus ou un parasite entraînant des maladies

Vous pourriez transmettre une infection virale par la voie sexuelle

Vous êtes enceinte

https://www.service-public.fr/particuliers/vosdroits/F2376

輸血と移植、もしくはどちらかを受けた、時期は問わない

1980年から1996年の間に、イギリスに少なくとも合計1年以上滞在した

血液を介して病気をもたらすバクテリアやウイルス、寄生虫を移す可能性がある

性的な接触を介してウイルスによる感染を移す可能性がある

妊娠している

そしてフランス政府のサイトには下記のようにも明記されています。

vous ne pouvez pas en être exclu en raison de votre orientation sexuelle

https://www.service-public.fr/particuliers/vosdroits/F2376

あなたの性的嗜好を理由に除外されることはない

*わざわざ記載があるということは、以前は除外されていたということ。男性と性行為を持ったことのある男性は、性行為と「don du sang」の間に数ヵ月の期間を空けなければいけないという決まりがありました。

その決まりが2022年3月に無くなったため「don du sang」の前の質問でも、性的パートナーが男性か女性かについての質問はされなくなったようです。

(それ以外の性に関する質問はあります)

バカンス中は献血不足

毎年バカンスになると長期旅行に行くのがフランス人のスタンダード。

浮足立ったバカンス前からバカンス中は、普段から「don du sang」をしている人もしなくなるため、フランスでは全国的に血液不足になってしまいます。

確かにバカンス先で「don du sang」をしようとは中々思えないものですよね。

そのため毎年夏になると、テレビなどで「don du sang」の呼びかけを耳にするようになります。

また街中にも期間限定の献血ルームや車が登場し「don du sang」を呼び掛けています。

2007年のパリでは「don du sang」の後に出てくる軽食を、星付き有名シェフが用意するというイベントも行われました。

普段は市販のジュースにサンドイッチ・焼き菓子など簡単なものなので、有名シェフの料理が食べられるとなると「don du sang」に行こうかなと思う人も増えるのでしょうね。

まとめ

フランスの「don du sang」についてご紹介しました。

don du sang」には他にも条件があるので、詳しくは「*ESF L’Établissement français du sang」の公式サイトを覗いてみてくださいね。

*日本の赤十字センターのような組織

※2022年5月の情報です。

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