文化の違い?フランス人の行動

  1. フランス語会話・勉強

フランスと日本では食べるものが違うように、食事の”当たり前”が違います。

今回は日仏カップルの日本人がイラっとしがちな、フランス人の食事事情を覗いてみましょう。

アツアツの麺類を召し上がれ!

会話

今日の花子さんは自宅でマリーさんと一緒に食事をしています。今日のメニューはアツアツの麺類と冷たい副菜のようですよ。

Hanako: C’est prêt, à table, bon appétit!

出来たわ、テーブルに着きましょう。召し上がれ!

Marie: Merci, bon appétit aussi.

ありがとう、召し上がれ!

( elle commence à manger un accompagnement, mais elle ne touche pas aux nouilles) 

(副菜を食べ始めるが、麺は食べない)

Hanako: … Tu ne manges pas les nouilles? Elles vont refroidir et seront moins bonnes… 

…麺は食べないの?冷めちゃうし美味しくなくなっちゃう…

Marie: Si, je mange, mais elles sont brûlantes. Je ne peux pas les manger très chaude.

食べるわよ、でも熱すぎて。私は猫舌なのよ。

Hanako: Bon, comme tu veux. 

そう、お好きなようにどうぞ。

フランスで、箸でご飯を運ぶ若い女性。

ポイント

brûlant

brûlant」は「焼けるような/火傷しそうに熱い」という意味。「très chaud とても熱い」よりもさらに熱い状態です。

火傷しそうに熱い食べ物を日本語では「アツアツで美味しい」といったりしますが、「brûlant」は「火傷しそうな」からわかるように、ネガティブなニュアンスを含みます。

C’est très chaud et bon とても熱くて美味しい」とはいえますが、「C’est brûlant et bon 火傷しそうに熱くて美味しい」というのは違和感があるので注意しましょう。

accompagnement

accompagnement」は「伴奏/付属物/同行」等の意味もありますが、ここでは料理の「付け合わせ」のことです。

フランスではデザートを除く食事は「entrée 前菜」「plat 主菜」で構成されますが、この「plat」に添えてある野菜料理のことを指します。

日本の食卓の場合は、メイン料理があり、副菜があるという献立が多いですが、副菜は小鉢などに盛られていることが多いですよね。そういった小鉢も「accompagnement」と呼びます(内容よっては「entrée」と呼ぶこともあります)。

日本人が違和感を感じるフランス人の行動

猫舌~熱いものは温くなってから~

熱いものは熱いまま頂くのが美味しさの鍵。日本人はアツアツが大好きですが、実はフランス人はアツアツを重要視しないどころか、嫌う傾向があります。

特にラーメンやうどんなどの麺類は、時間がたつと冷めるだけでなく伸びてしまうので、温くなるのを待つなんてことは日本人的には許せませんよね。

美味しく食べてもらおうとアツアツを出しても、マリーさんのようにある程度冷めるのを待たれてしまい、美味しくなくなっちゃう…とヤキモキしてしまうのです。

そのうえフランス人は麺の茹で加減にもこだわりがないため、パートナーにご飯できたよと声をかけても、なかなかテーブルについてくれない、伸びちゃう…とイライラすることもあるようです。

そんなフランス人の言い訳がこちら。

C’est brûlant. Je ne peux pas manger très chaud.

熱すぎる。猫舌なんだ(熱すぎるのは食べられない)。

フランス語で「猫の舌」は「langue de chat」ですが、こう言っても日本語の「猫舌」の意味にはなりません。猫舌の方は上記のように伝えてくださいね。

フランスで箸を持ってテーブルに座る赤い髪の女性。

食べる順番

フランスでは「entrée」→「plat」と順番に食べるのが基本で、「entrée」を食べている途中に「plat」も食べるということはしません。

日本の家庭では食事全てを一気に提供しますが、それらをまんべんなく食べるのが良く、一品だけ先に食べ終わってしまうのはお行儀が悪いとされます。

このようにフランスと日本では根本的なマナーが違いますよね。そのため、フランス人に家庭で料理を出した場合は、味噌汁やサラダ・副菜などに先に手を付けて全て食べてしまいまいます。

いわゆる”片付け食い”をするのですが、そのため一番気合を入れて作ったメイン料理を食べ始めるのがすっかり冷めてから、ということも少なくありません。

作った側としては、食べる人の自由と自分に言い聞かせながらも、なんともガッカリしてしまうのです。

食後のデザート

フランス人は昼・夜ともに、食後にデザートを食べます。日常的にはフルーツやヨーグルトなどの簡単なものですが、何か甘いものを食べないと物足らないと感じるようです。

毎食後ではなくても、フランス人の食卓にチーズも欠かせないですよね。

それ自体は問題は無いのですが、デザートやチーズを食べたいがために、その前の食事をあまり食べないという人もいます。

日本では家庭で食後にデザートを食べる習慣がないため、メインの食事でおなか一杯になるよう食事の準備をします。

それなのに自分が頑張って作った食事よりも、市販のデザートやチーズをガッツリ食べられ、食事を作るのがバカらしくなってしまうのです。

まとめ

食事習慣の違いは小さなものでも、どうもモヤッとしてしまうもの。どちらが悪いというものでもないため、文句も言えず一人でストレスを溜めてしまいがちです。

食事の習慣を変えるのはなかなか難しいものですが、イラっとしたらしっかり話し合ってお互いにストレスが少ない着地点を見つけるのが、共同生活を続けるコツですよ。

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ソフィー(Sophie) この記事を書いた人

来日(1998年)以来23年間、日本でフランス語指導に携わるベテラン講師(京都在住)。パリでの生活経験も有します。最大の強みは、日本語でのコミュニケーションが可能な点です。
パリではECEインターナショナルスクールにてクボタ・ヨーロッパの従業員(日本人)に指導。来日後は、エスパス・フランセ語学学校、日本女子大学、桐朋学園高校、外務省、その他企業にて、初心者から上級者まで豊富な指導経験を有します特に初心者の方が躓きやすい発音について、「難しくない」と感じられるよう基礎から丁寧に指導することに注力しています。 忍耐強く、発音や文法を丁寧に繰り返し指導するのがモットー。グラフィックデザインのスキルを活かし、描画を取り入れた分かりやすい説明も得意です。ご希望に応じて英語でのフランス語レッスンや、アートレッスン(仏語/英語)も提供可能です。

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