フランス人が嫌いな食べ物とは?

  1. フランス食べ物

フランス人が嫌いな食べ物とは何でしょうか?フランスでは友人を家に招待して食事をすることが多いのですが、せっかく食事を用意したのに食べてもらえないと悲しいですよね。

今回は、フランスでどんな食べ物が嫌われているのかを覗いてみましょう。

フランス人が嫌いな食べ物とは?

フランス人が嫌いな食べ物ワースト10

フランスの代表的なデリバリーサービスであるDeliverooが、フランス人の「les aliments les plus détestés 嫌いな食べ物」についてアンケートを行いました。2022年の結果をご紹介します。

10位:Huîtres

「huître」とは「牡蠣」のこと。日本でも好き嫌いがわかれる食べ物の一つですね。その見た目や食感が嫌われる原因とのこと。

クリスマス~年末年始の集まりでは、生の殻付き「huître」が前菜に登場しますし、レストランや魚屋の店頭で山盛りになっているのを見かけます。

そのためフランス人は「huître」が好きなイメージがありますが、実は嫌いな人もいると覚えておく方が良さそうですね。

9位:Poivrons

poivron」は「パプリカ」もしくは「ピーマン」のこと。日本で一般的な小ぶりなものではなく、肉厚で大きく、甘味が強いのがフランスの「poivron」です。

色は「rouge 赤」「jaune 黄」「vert 緑」が一般的ですが、「noir 黒」や「orange オレンジ」などもあります。

poivron vert」は日本のピーマンよりも青臭さは少ないですが、それでも苦手と思うフランス人は多いようです。

8位:Réglisse

réglisse」は「甘草、リコリス」のこと。甘味料として使われ、「anis アニス」と同じ独特の薬臭い風味を持っています。

日本ではあまり馴染みのない食べ物ですが、真っ黒のグミの原料としてご存知の方もいるのではないでしょうか。

フランスではグミのようなお菓子の他、ハーブティーに入っていることも多く、「anis」の風味が苦手な方は注意してくださいね。

フランスから来た男性が玉ねぎで目を覆っています。

7位:Oignons

oignon」は「玉ねぎ」のこと。フランス料理でも多用される野菜の一つですが、なんと7位にランクインしています。

cuit 加熱後」は平気だけど「cru 生」の辛味や臭いは嫌い、「cuit」の甘みが嫌い、など理由はなど理由は様々ですが、フランスで「oignon cuit」が嫌いだと食事に苦労しそうですよね。

6位:Coriandre

coriandre」は「コリアンダー、パクチー」のこと。「cuisine asiatique アジア料理」の代表的な「fine herbe ハーブ」の一つです。 

日本でも苦手な人が多い「fine herbe」ですが、フランスの「coriandre」は香りが控えめ。それでも臭いと感じるようです。

ちなみに日本ではカメムシの臭いといわれますが、フランスでは「savon 石鹸」と同じ臭いというそうですよ。

5位:Choux de Bruxelles

choux de Bruxelles」は「芽キャベツ」のこと。日本ではそれほど見かけませんが、フランスの冬の代表的な野菜の一つです。

普通の「choux」よりも臭いも苦味も強いのが嫌われる理由。「cru」では食べず、煮込みやオーブン料理に使われるため、より強く臭いを感じてしまうようです。

また子供のころに「cantine scolaire 学食」で食べたのがトラウマという人も多いそうですよ。

4位:Sardines

sardine」は「イワシ」のこと。フランスでもポピュラーな魚の一つですが、小骨がある魚は嫌いというフランス人はとても多い!たしかにナイフとフォークで小骨を取り除くのは至難の業ですが…

4位にランクインしている反面、「sardine」はフランス人の好きな魚の「boîte de conserve 缶詰」の一つとのこと。「boîte de conserve」なら骨まで柔らかいので、食べやすいですもんね。

フランスから輸入したナッツとドライフルーツの入った瓶を持つ女性。

3位:Fruits secs

fruit sec」は「ドライフルーツ」のこと。フランスではアペリティフタイムのお供として頻繁に登場しますし、「fruit sec」入りの「céréale シリアル」も人気です。

アンケート結果では、「fruit sec」の中に「oléagineux 油を含む(ナッツなど油のとれるドライフルーツのこと)」も含まれるのかは明記されていないようですが、それでもびっくりな結果ですね。

2位:Gingembre

gingembre」は「生姜」のこと。こちらも「cuisine asiatique」の代表的な香辛料ですよね。

cuisine asiatique」はフランスでも市民権を得ていますが、「gingembre」の辛味や風味を苦手と感じる人は多いようです。

また「gingembre」は「aphrodisiaque 催淫作用のある」な食材のため、日常的に食べることに抵抗がある人も。

和食にも欠かせない食材ですが、好みがわからないフランス人を食事に招待する場合は、控えめにしておくのをおすすめします。

1位:Endives

フランス人に嫌われる食べ物No.1は「endive」。「endive」は「チコリ」のことで、フランスの代表的な冬野菜の一つです。

cuit」でも「cru」でも苦味があるのが、多くのフランス人に嫌われる理由とのこと。

とはいえ、その苦味を美味しいと思うフランス人も多いですし、日本ではあまり食べない野菜なので、冬にフランスに来る際にはぜひチャレンジしてくださいね。

まとめ

フランス人の「les aliments les plus détestés」をご紹介しました。

ポピュラーな食材も多いので、フランス人を食事に招待するときは、食べられるかどうか事前に確認しておくと安心ですね。

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