フランス語で友人の自宅や職場に電話をかけた際、本人が出ずに家族や受付の人が出て焦ってしまった経験はありませんか?相手の顔が見えない電話では、「相手先の確認」「自分の名乗り」「取り次ぎの依頼」という3つの決まり文句を押さえるだけで、驚くほど落ち着いて対応できるようになります。

この記事では、電話の呼び出しから不在時の「〜後に戻ります」という時間表現、伝言の頼み方、さらに電話会話で頻出する代名詞(le, la, lui)の語順ルールまでを徹底見ていきましょう。現地でそのまま使える実践フレーズを身につけ、フランス語の電話への苦手意識を今日で解消しましょう!

✨ この記事の要約(30秒でわかるポイント)

  • ✔電話の第一声の黄金パターン:「Je suis bien chez〜?(〜さんのお宅ですか?)」で確認し、「C’est [名前](こちらは〜です)」と名乗ってから「Pouvez-vous me passer〜?(〜さんをお願いできますか?)」と取り次ぎを頼むのが基本の3ステップです。
  • ✔不在時と再架電の重要表現:「今から〜後に戻る」は「revenir dans [時間]」で表し、「またかけ直します」は接頭辞 re- のついた動詞を使った「Je rappellerai」が最も自然です。
  • ✔目的語代名詞の語順ルール:「〜にそれを(伝言などを)」と代名詞が2つ並ぶ際、1・2人称(me, te, nous, vous)は直接目的語の前(vous le)、3人称(lui, leur)は後ろ(le lui)に置く鉄則を丸ごと音で覚えましょう。
📚 【体系的まとめ】日常挨拶・基本コミュニケーションガイド
この記事は「日常挨拶・基本コミュニケーション」の解説記事です。基本の挨拶や日常会話の使い分けは【フランス語の挨拶「Bonjour」とその使い方:日常生活でのシチュエーション別表現】もあわせてご覧ください。 (📂 「日常挨拶・基本コミュニケーション」の記事一覧はこちら)
目次 [ close ]
  1. 10秒でわかる結論:電話の取り次ぎ・不在対応の必須フレーズと代名詞ルール早見表
    1. 「Je suis bien chez〜?」「Qui est à l'appareil ?」など電話特有の決まり文句のコアイメージ
    2. 「passer(取り次ぐ)」と「parler(話す)」の文法的特徴とニュアンスの違い
    3. 電話会話で頻出する直接目的語・間接目的語代名詞の語順と「revenir(戻る)」の活用一覧表
  2. 親しい間柄・日常会話での自然な使い方と実践例文集
    1. 友人の自宅・固定電話にかけて家族に取り次いでもらうシーン
    2. 相手が留守・入浴中・外出中で「〜後に戻る」と伝えられるシーン
    3. 伝言を軽く頼む・または「大丈夫です、またかけます」と辞退するシーン
  3. 職場・ビジネス・目上の人との会話での丁寧な使い方と実践例文集
    1. オフィスの代表電話にかけて部署・担当者への取り次ぎを依頼するシーン
    2. 担当者が会議中・外出中で戻り時間を確認・調整するシーン
    3. 業務上の伝言・折り返し電話(rappel)を正確に依頼・受託するシーン
  4. 会話が弾む!相槌・返答・言い換えバリエーションと応用フレーズ集
    1. 「どちらさまですか?」「こちらは〜です」の丁寧度別・言い換えバリエーション
    2. 「Ah bon !(そうですか)」から広げる!不在を知らされた時の自然な相槌・リアクション集
    3. 「またかけ直します」「伝言はいりません」のスマートな表現バリエーション
  5. 発音・イントネーション・音変化の科学的なコツとネイティブ風に聞こえる練習フレーズ
    1. 電話の第一声で差がつく!「Qui est à l'appareil ?」「C'est bien chez〜?」のアンシェヌマンとリエゾン
    2. 未来形「reviendra」「rappellerai」の脱落のE(E caduc)とRの発音リズム
    3. 二重代名詞「me le」「le lui」を一息で発音するリズムとイントネーションのコツ
  6. 日本人学習者がやりがちなNG表現・不自然な直訳 vs 自然なOK言い換え対比例文ペア
    1. 「わたしを取り次ぐ」の直訳ミスと「passer」の目的語の取り方
    2. 「また電話します」「1時間後に」で間違えやすい単語・前置詞・綴りの罠
    3. 二重目的語代名詞(直接・間接)の語順ミスと「彼に・彼女に」の混同
  7. よくある質問(FAQ)

10秒でわかる結論:電話の取り次ぎ・不在対応の必須フレーズと代名詞ルール早見表

電話で相手の確認をするシーンとフレーズの図解
電話で相手の確認をするシーンとフレーズの図解

📌 この章のポイント

  • ✔3ステップで完結する取り次ぎの型:相手先の確認(chez〜)、自分の名乗り(C’est〜 / Ici〜)、呼び出し依頼(passer / parler)の決まり文句を順番に組み立てます。
  • ✔電話特有の語彙と代名詞の仕組み:受話器を表す appareil や取り次ぐ動詞 passer の文構造、さらに二重目的語代名詞と動詞 revenir の活用を視覚的に整理します。

フランス語で自宅やオフィスに電話をかけ、電話に出た第三者(家族や受付担当者など)に目的の相手を呼び出してもらう場面では、会話の流れがほぼ完全にパターン化されています。まずは、電話をかけてから切るまでの7つの基本フェーズと必須フレーズを一覧表で把握しましょう。

フランス語(性・品詞・基本文) 発音の目安 日本語訳 使う場面・文法的コアイメージ
Je suis bien chez Monsieur Binart ? ジュ スュイ ビャン シェ ムッシュ ビナール? もしもし、ビナールさんのお宅ですか? ①相手先の確認:直訳「私は確かにビナール氏の家にいますか?」
Qui est à l’appareil ? キ エ タ ラパレイユ? どちらさまですか? ②相手からの問いかけ:直訳「受話器のところにいるのは誰ですか?」
C’est Noriko Ogawa. / Ici Noriko. セ ノリコ オガワ / イシ ノリコ 小川紀子です。 / こちらは紀子です。 ③自分の名乗り:電話口で自分の名前を伝える定番の第一声
Pouvez-vous me passer Catherine ? プヴェ ヴ ム パセ カトリーヌ? カトリーヌさんをお願いできますか? ④取り次ぎの依頼:直訳「私にカトリーヌを取り次いでいただけますか?」
Elle reviendra dans une heure. エル ルヴィヤンドラ ダン ズュヌール 1時間ほどで戻る予定です。 ⑤不在と帰宅時間の案内:直訳「彼女は(今から)1時間後に再び来るでしょう」
Voulez-vous lui laisser un message ? ヴレ ヴ リュイ レッセ アン メサージュ? 何かお伝えしましょうか? ⑥伝言の確認:直訳「あなたは彼女(彼)にメッセージを残したいですか?」
Ce n’est pas la peine, je rappellerai. ス ネ パ ラ ペーヌ、ジュ ラペルレ いえ、大丈夫です。またかけ直します。 ⑦伝言の辞退・かけ直し:直訳「その苦労(必要)はありません、再び電話します」
💡 ワンポイント解説:フランスの電話文化では、間違えて他人の家に電話をかけてしまった場合でも、いきなり用件を切り出すのではなく、まず最初に「Je suis bien chez〜?(間違いなく〜さんのお宅でしょうか?)」と確認するのが大人のマナーとされています。

「Je suis bien chez〜?」「Qui est à l’appareil ?」など電話特有の決まり文句のコアイメージ

電話の第一声である「Allô !(もしもし!)」に続けて、かけた相手先が合っているかを確認するときに活躍するのが、副詞 bien(確かに・間違いなく)と前置詞 chez(〜の家・〜のオフィス・〜のところ)の組み合わせです。

英語では「Is this Mr. Binart’s residence?」のように客観的な表現を使いますが、フランス語では電話回線を通じて自分の意識が相手の空間へ移動しているように捉え、「Je suis bien chez〜?(私は確かに〜さんのところにいますか?)」と表現するのが非常にユニークで興味深い点です。

また、電話を受けた側が「どちらさまですか?」と尋ねる際には、男性名詞 un appareil(器具・装置・電話機・受話器)を用いた「Qui est à l’appareil ?」が広く使われます。さらにフォーマルな場面やビジネスでは、「どなた様からのご用件でしょうか?」を意味する「C’est de la part de qui ?(直訳:誰の側からのことですか?)」も頻繁に登場します。

これに対して自分の名前を名乗る際は、「C’est [名前] qui est à l’appareil.(受話器にいるのは[名前]です)」の後半を省略した「C’est [名前].」、あるいは場所を示す副詞を用いた「Ici [名前].(こちら[名前]です)」と答えるのが鉄則です。

📌 相手先の確認(基本)
Allô ! Je suis bien chez Monsieur Binart ?
🔈 アロ! ジュ スュイ ビャン シェ ムッシュ ビナール?
🇯🇵 もしもし!ビナールさんのお宅ですか?
💡 個人の自宅や個人事務所に電話をかけた際、最初の確認として最も自然に使われる定番フレーズです。
📌 相手先の確認(別表現)
C’est bien chez Madame Laurent ?
🔈 セ ビャン シェ マダム ローラン?
🇯🇵 ローランさんのお宅でいらっしゃいますか?
💡 「Je suis bien〜」とほぼ同じ意味で、「そちらは確かに〜さんのお宅ですか?」と客観的に確認する丁寧なバリエーションです。
📌 相手の名前を尋ねる
Oui, Monsieur. Qui est à l’appareil ?
🔈 ウィ、ムッシュ。キ エ タ ラパレイユ?
🇯🇵 はい、そうです。どちらさまですか?
💡 電話をかけてきた相手が男性であると声で判断した場合、「Oui, Monsieur」と添えてから名前を尋ねると非常に礼儀正しく響きます。
📌 自分の名前を名乗る
C’est Noriko Ogawa qui est à l’appareil. / Ici Noriko Ogawa.
🔈 セ ノリコ オガワ キ エ タ ラパレイユ / イシ ノリコ オガワ
🇯🇵 電話口は小川紀子です。 / こちらは小川紀子です。
💡 日常からビジネスまで幅広く使える名乗り方です。通常は後半の関係代名詞節(qui est à l’appareil)を省略してシンプルに伝えます。
💡 ワンポイント解説:電話で自分の名前を名乗る際、英語の「I am〜」につられて「Je suis Noriko Ogawa.」と言ってしまう学習者が多いのですが、フランス語の電話口では不自然に聞こえます。名前そのものを名乗るときは必ず C’est〜 または Ici〜 を使い、「Je suis une amie de Catherine.(私はカトリーヌの友人です)」のように自分の立場や関係性を説明するときに初めて Je suis〜 を使いましょう。

「passer(取り次ぐ)」と「parler(話す)」の文法的特徴とニュアンスの違い

自分の名前を名乗った後は、いよいよ本題である「〇〇さんをお願いできますか?(電話をかわっていただけますか?)」という取り次ぎの依頼に移ります。ここで中心となるのが、動詞 passer(取り次ぐ・電話をかわる・渡す)と、動詞 parler(話す)の2つです。

動詞 passer を電話の取り次ぎで使う場合、基本となる文構造は「passer [取り次いでほしい相手(直接目的語)] à [電話をかけている人(間接目的語)]」(〜に…を取り次ぐ)となります。つまり、「私にカトリーヌを取り次いでいただけますか?」は「Pouvez-vous me passer Catherine ?」と組み立てます。

古い学習書や一部のテキストでは、直接目的語に「私(me)」を置いて「Voulez-vous me passer à elle ?(私を彼女に取り次いでくれますか?)」と表記されるケースもありますが、現代のフランス語ネイティブの会話では「呼び出す人物」を直接目的語にし、「電話をかけている自分(me)」を間接目的語にする「Pouvez-vous me passer [名前] ?」(または代名詞化して Pouvez-vous me la passer ?)の形が格別に自然です。

一方、英語の「May I speak to〜?」にそのまま対応するのが「Puis-je parler à [名前] ?」です。こちらは代名詞の組み合わせに迷うことなく使え、フォーマルな場面でも非常に上品で確実な表現として重宝します。

📌 関係性を添えた取り次ぎ依頼
Je suis une amie de Catherine. Voulez-vous me passer Catherine ?
🔈 ジュ スュイ ズュヌ アミ ドゥ カトリーヌ。ヴレ ヴ ム パセ カトリーヌ?
🇯🇵 私はカトリーヌの友人です。カトリーヌをお願いできますか?
💡 相手のご家族に対して自分が何者かを伝え安心してもらった上で、呼び出しをお願いする丁寧な流れです。
📌 丁寧で確実な呼び出し
Puis-je parler à Catherine, s’il vous plaît ?
🔈 ピュイジュ パルレ ア カトリーヌ、シル ヴ プレ?
🇯🇵 カトリーヌさんとお話しできますでしょうか?
💡 「pouvoir(〜できる)」の1人称単数倒置疑問形「Puis-je〜?」を使った、目上の人やビジネスでも安心して使える表現です。
📌 代名詞を使った自然な依頼
Pouvez-vous me la passer un instant ?
🔈 プヴェ ヴ ム ラ パセ アン ナンスタン?
🇯🇵 少しだけ彼女に電話をかわっていただけますか?
💡 すでに会話の中でカトリーヌの名前が出ている場合、直接目的語代名詞「la(彼女を)」を使って「me la passer」と表現するのがネイティブ流です。
📌 取り次ぐ側の定番フレーズ
Ne quittez pas, je vous le passe tout de suite.
🔈 ヌ キテ パ、ジュ ヴ ル パス トゥ ドゥ スュイット
🇯🇵 そのままお待ちください、すぐに彼におつなぎします。
💡 電話を受けた側が「切らずにお待ちください(Ne quittez pas)」と伝え、男性の相手(le)をあなた(vous)に取り次ぐ際の決まり文句です。

電話会話で頻出する直接目的語・間接目的語代名詞の語順と「revenir(戻る)」の活用一覧表

電話のやり取りでは、「彼女に伝言を残す(lui laisser un message)」「あなたに彼女を取り次ぐ(vous la passer)」「彼にそれを伝える(le lui dire)」のように、直接目的語代名詞(〜を)と間接目的語代名詞(〜に)が立て続けに登場します。

まずは、主語人称代名詞と、それぞれの目的語代名詞の形を一覧表でしっかり比較しましょう。

フランス語(主語 / 直接目的語 / 間接目的語) 発音の目安(直接 / 間接) 日本語訳 使う場面・文法上の注意点
1人称単数:je / me (m’) / me (m’) ム / ム 私を / 私に 直接・間接ともに同形。母音の前では m’ にエリジオンする
2人称単数:tu / te (t’) / te (t’) トゥ / トゥ 君を / 君に 親しい相手に使用。直接・間接ともに同形で、母音の前では t’
3人称単数(男):il / le (l’) / lui ル / リュイ 彼(それ)を / 彼に 直接目的語は le(母音前は l’)、間接目的語は lui
3人称単数(女):elle / la (l’) / lui ラ / リュイ 彼女(それ)を / 彼女に 要注意:「彼女に」も間接目的語は男性と同じ lui を使う
1人称複数:nous / nous / nous ヌ / ヌ 私たちを / 私たちに 主語・直接・間接すべて同じ nous の形をとる
2人称複数・敬称:vous / vous / vous ヴ / ヴ あなた(方)を / あなた(方)に 主語・直接・間接すべて同じ vous の形をとる
3人称複数(男・女):ils, elles / les / leur レ / ルール 彼ら(彼女ら・それら)を / 〜に 間接目的語「彼らに・彼女らに」は男女共通で leur(-sはつかない)

さらに重要なのが、「〜にそれを」のように直接目的語と間接目的語の2つの代名詞が同時に動詞の前に並ぶときの語順ルールです。フランス語では、間接目的語が「1・2人称(me, te, nous, vous)」か「3人称(lui, leur)」かによって、置く順番がくるりと入れ替わります。

フランス語(二重代名詞の語順パターン) 発音の目安 日本語訳 使う場面・語順の鉄則ルール
【パターンA:1・2人称が先】
me / te / nous / vous + le / la / les
ム ル / トゥ ラ / ヌ レ / ヴ ル 私に(君に・私たちに・あなたに)それを [間接+直接]の順:例 Je vous le donne.(私はあなたにそれを渡す)
【パターンB:3人称は後】
le / la / les + lui / leur
ル リュイ / ラ リュイ / レ ルール それを彼に(彼女に・彼らに) [直接+間接]の順:例 Je le lui montre.(私はそれを彼/彼女に見せる)
💡 ワンポイント解説:二重代名詞の語順は、会話中に表を思い出そうとすると間に合いません。「Je vous le donne.(ジュ ヴ ル ドンヌ=あなたにそれを渡す)」と「Je le lui montre.(ジュ ル リュイ モントル=それを彼に見せる)」という2つの短い文をリズムごと丸暗記し、必要に応じて動詞を入れ替えるのが一番の近道です!

続いて、電話の相手が不在だった際に「1時間後に戻ります」などと伝える必須動詞 revenir(戻る・再び来る:接頭辞 re- + 動詞 venir)の現在形と単純未来形の活用も確認しておきましょう。

フランス語(主語+revenir 現在形 / 単純未来形) 発音の目安(現在 / 未来) 日本語訳(現在 / 未来) 使う場面・活用と綴りの注意点
je reviens / je reviendrai ジュ ルヴィヤン / ジュ ルヴィヤンドレ 私は戻る / 戻るだろう 語幹 reviendr- に未来形の語尾 -ai をつける
tu reviens / tu reviendras テュ ルヴィヤン / テュ ルヴィヤンドラ 君は戻る / 戻るだろう 未来形は2人称単数 -as と3人称単数 -a が同じ発音になる
il, elle revient / il, elle reviendra イル ルヴィヤン / エル ルヴィヤンドラ 彼・彼女は戻る / 戻るだろう 電話の不在応答で最頻出の形(Elle reviendra dans〜)
nous revenons / nous reviendrons ヌ ルヴノン / ヌ ルヴィヤンドロン 私たちは戻る / 戻るだろう 綴り注意:未来形は d が入る reviendrons(revienronsは誤り)
vous revenez / vous reviendrez ヴ ルヴネ / ヴ ルヴィヤンドレ あなたは戻る / 戻るだろう 相手がいつ戻るか尋ねる際(Quand reviendrez-vous ?)などに使用
ils, elles reviennent / ils, elles reviendront イル ルヴィエンヌ / イル ルヴィヤンドロン 彼らは戻る / 戻るだろう 現在形は n が2つ重なり鼻母音ではなく「ルヴィエンヌ」と発音する

また、「(今から)〜後に戻ります」と未来の到達時点を表す際には、前置詞 dans を使います。「dans une heure(今から1時間後に)」「dans deux heures(今から2時間後に)」のように、発話している現在を起点としてどれくらい時間が経過した後に動作が起こるかを明確に示すことができます。

📌 間接目的語 lui の基本
Voulez-vous lui laisser un message ?
🔈 ヴレ ヴ リュイ レッセ アン メサージュ?
🇯🇵 彼女[彼]に何か伝言を残しますか?
💡 「laisser un message à Catherine」の「à Catherine」が間接目的語代名詞「lui」に置き換わり、不定詞「laisser」の直前に置かれています。
📌 二重代名詞:1・2人称パターン
Je vous le donne tout de suite.
🔈 ジュ ヴ ル ドンヌ トゥ ドゥ スュイット
🇯🇵 私はそれをあなたにすぐお渡しします[お伝えします]。
💡 間接目的語が「vous(あなたに)」なので、直接目的語「le(それを)」よりも前に置かれるパターンです。
📌 二重代名詞:疑問文での応用
Vous me la montrez ?
🔈 ヴ ム ラ モントレ?
🇯🇵 あなたはそれを私に見せてくれますか?
💡 間接目的語「me(私に)」+直接目的語「la(それを:女性名詞)」の順番で動詞の前に並びます。
📌 二重代名詞:3人称パターン
Je le lui montre demain.
🔈 ジュ ル リュイ モントル ドゥマン
🇯🇵 私はそれを彼[彼女]に明日見せます。
💡 間接目的語が3人称の「lui(彼に・彼女に)」になると、直接目的語「le(それを)」が先に置かれる点に注目してください。
📌 revenir の未来形+前置詞 dans
Elle reviendra dans une heure environ. / Nous arriverons dans deux heures.
🔈 エル ルヴィヤンドラ ダン ズュヌール アンヴィロン / ヌ ザリヴロン ダン ドゥーズール
🇯🇵 彼女は1時間ほどで戻ります。 / 私たちは2時間後に到着するでしょう。
💡 「environ(およそ・約)」を添えることで、帰宅時間が多少前後するニュアンスを自然に表現できます。

親しい間柄・日常会話での自然な使い方と実践例文集

友人の家族への礼儀正しい表現を示したインフォグラフィック
友人の家族への礼儀正しい表現を示したインフォグラフィック

📌 この章のポイント

  • ✔友人の家族への礼儀正しいアプローチ:親しい友人に電話する場合でも、電話に出た親御さんやパートナーには vous を使って丁寧に名乗り、取り次ぎをお願いするのがフランスのマナーです。
  • ✔日常の不在理由とスマートな引き際:「買い物中」「シャワー中」といったリアルな不在表現と、「SMSを送っておくので大丈夫です(ce n’est pas la peine)」と相手の手間を省く自然な返答を身につけます。

スマートフォンの普及により個人の携帯へ直接かける機会が増えたとはいえ、電波状況が悪かったり充電が切れていたりして、友人の自宅の固定電話(le téléphone fixe)やルームシェア先、あるいはパートナーの電話にかける場面は日常的にあります。

ここでは、日常のカジュアル〜セミフォーマルな電話シーンを3つの具体的な場面に分けて見ていきましょう。

友人の自宅・固定電話にかけて家族に取り次いでもらうシーン

友人の自宅に電話をかけて親御さんや家族が出た場合、友人本人とは「tu」で話す仲であっても、電話に出た家族に対しては「Bonjour Madame / Monsieur」と挨拶し、丁寧な表現で取り次ぎを頼むのが好印象を与えるポイントです。自分が友人とどういう関係なのか(大学の同級生、友人など)をひとこと添えると、相手も安心して電話をかわってくれます。

📌 友人の家族への丁寧な第一声
Allô, bonjour Madame. Je suis bien chez la famille Martin ?
🔈 アロ、ボンジュール マダム。ジュ スュイ ビャン シェ ラ ファミーユ マルタン?
🇯🇵 もしもし、こんにちは。マルタンさんのお宅でしょうか?
💡 「chez Monsieur〜」だけでなく、「chez la famille [姓](〜家)」と確認するのも、家族全体への敬意が伝わる素敵な表現です。
📌 関係性を伝えて在宅を確認する
C’est Léa, une camarade de fac de Lucas. Est-ce qu’il est là ?
🔈 セ レア、ユヌ カマラードゥ ドゥ ファック ドゥ リュカ。エスキル エ ラ?
🇯🇵 リュカの大学の友人のレアです。彼はいますか?
💡 「être là(そこにいる=在宅している)」は、日常会話で相手の在宅を尋ねる最もシンプルで自然な言い回しです。
📌 親しい相手へのカジュアルな取り次ぎ依頼
Tu peux me passer Sophie deux minutes ?
🔈 テュ プ ム パセ ソフィー ドゥ ミニュット?
🇯🇵 ソフィーに2分だけ電話をかわってくれる?
💡 電話に出たのが共通の友人やルームメイト、親しいきょうだいだった場合は、「Tu peux me passer〜?」と気軽に頼むことができます。
📌 自宅にかけた理由を添える
Son portable est éteint, alors j’ai appelé sur le fixe.
🔈 ソン ポルターブル エ テタン、アロール ジェ アプレ シュール ル フィックス
🇯🇵 彼の携帯の電源が切れているので、固定電話にかけました。
💡 「le portable(携帯電話)」「le fixe(固定電話)」は現代の電話会話で欠かせないペア語彙です。
📌 家族側が取り次ぐ際の日常表現
Un instant, je vais voir s’il est dans sa chambre.
🔈 アン ナンスタン、ジュ ヴェ ヴォワール シル エ ダン サ シャンブル
🇯🇵 ちょっと待ってね、部屋にいるか見てくるから。
💡 電話を受けた家族が、本を呼びに行くときに使う非常にリアルな日常フレーズです。

相手が留守・入浴中・外出中で「〜後に戻る」と伝えられるシーン

呼び出した相手がちょうどその場にいない場合、電話に出た家族は「en ce moment(今ちょうど・現在)」を使って不在であることを伝え、続けて外出先や帰宅予定時間を教えてくれます。「買い物に出ている」「シャワーを浴びている」といった日常的な理由と、それに対する自然なリアクションを押さえておきましょう。

📌 不在を伝える基本フレーズ
Je suis désolé, elle n’est pas là en ce moment.
🔈 ジュ スュイ デゾレ、エル ネ パ ラ アン ス モマン
🇯🇵 すみません、彼女は今ちょうど留守にしています。
💡 話し手が女性の場合は綴り上「désolée」となりますが、発音は男女ともに同じ「デゾレ」です。
📌 外出理由と戻る時間を伝える
Il est sorti faire des courses, mais il revient dans vingt minutes.
🔈 イル エ ソルティ フェール デ クルス、メ イル ルヴィヤン ダン ヴァン ミニュット
🇯🇵 彼は買い物に出かけていますが、20分後に戻ります。
💡 ごく近い未来の帰宅予定は、未来形(reviendra)だけでなく現在形(revient)+「dans [時間]」でも頻繁に表されます。
📌 家庭内の不在理由と折り返しの提案
Elle est sous la douche. Tu veux qu’elle te rappelle ?
🔈 エル エ スー ラ ドゥーシュ。テュ ヴ ケル トゥ ラペル?
🇯🇵 彼女は今シャワー中です。彼女から折り返させようか?
💡 「être sous la douche(シャワーを浴びている)」は家庭内の電話でよく使われる定番表現です。
📌 おおよその帰宅時刻を伝える
Il reviendra vers dix-neuf heures environ.
🔈 イル ルヴィヤンドラ ヴェール ディズヌヴール アンヴィロン
🇯🇵 彼は19時ごろに戻る予定です。
💡 「dans(今から〜後に)」に対して、具体的な時計の時刻を指して「〜時ごろに」と言うときは前置詞「vers」を使います。
📌 不在を聞いた側の明るい返答
Ah bon ! Ce n’est pas grave, je rappellerai plus tard dans la soirée.
🔈 ア ボン! ス ネ パ グラーヴ、ジュ ラペルレ プリュ タール ダン ラ ソワレ
🇯🇵 あ、そうですか!大丈夫です、夜にまたかけ直しますね。
💡 「Ah bon !(あ、そうなのですね!)」と軽く受け止め、「Ce n’est pas grave(大したことではありません=大丈夫です)」と続けると相手が恐縮せずに済みます。

伝言を軽く頼む・または「大丈夫です、またかけます」と辞退するシーン

相手が留守だとわかったとき、電話に出た人から「Voulez-vous lui laisser un message ?(何か伝言を残しますか?)」と尋ねられます。急ぎでない場合は、相手にメモを取らせる手間をかけないよう「Ce n’est pas la peine.(その必要はありません=どうぞお構いなく・大丈夫です)」と丁寧に辞退するのがスマートです。

ここでは、名詞 la peine(苦労・骨折り・手間)を使った辞退表現と、簡単な伝言を託すフレーズを確認しましょう。

📌 伝言を辞退してSMSを送ると伝える
Non merci, Monsieur, ce n’est pas la peine. Je vais lui envoyer un SMS.
🔈 ノン メルシー、ムッシュ、ス ネ パ ラ ペーヌ。ジュ ヴェ リュイ アンヴォワイエ アン エスエムエス
🇯🇵 いえ、ありがとうございます、大丈夫です。彼女にSMSを送っておきますので。
💡 現代のフランスで最もよく使われる自然な断り方です。「un SMS」の代わりに口語で「un texto(アン テクスト)」と言うこともよくあります。
📌 電話があったことだけ伝えてもらう
Vous pouvez juste lui dire que Noriko a appelé ?
🔈 ヴ プヴェ ジュストゥ リュイ ディール ク ノリコ ア アプレ?
🇯🇵 紀子から電話があったとだけ彼女に伝えていただけますか?
💡 複雑な用件は残さず、「着信があった事実だけ伝えてほしい」ときに大活躍する便利フレーズです。
📌 親しい相手に伝言を頼む
Oui, dis-lui que je l’attends au café devant la gare.
🔈 ウィ、ディ リュイ ク ジュ ラタン オ カフェ ドゥヴァン ラ ガール
🇯🇵 うん、駅前のカフェで彼[彼女]を待っていると伝えて。
💡 肯定命令文では目的語代名詞が動詞の後ろにハイフンでつながり、「dis-lui(彼/彼女に言って)」という語順になります。
📌 二重代名詞を使った念押し
Je te le confie, n’oublie pas de le lui dire !
🔈 ジュ トゥ ル コンフィ、ヌブリ パ ドゥ ル リュイ ディール!
🇯🇵 君にそれを託すね、彼[彼女]にそれを伝えるのを忘れないでね!
💡 前半は1・2人称パターンの「te le(君にそれを)」、後半は3人称パターンの「le lui(それを彼/彼女に)」が1文の中で対比されている実践例です。
🗣️ 実践シチュエーション会話:友人の自宅に電話して母親に取り次ぎを頼む
🗣️ Noriko (紀子)
Allô, bonjour Madame. Je suis bien chez Monsieur et Madame Blanc ? C’est Noriko, une amie de Chloé.
🔈 アロ、ボンジュール マダム。ジュ スュイ ビャン シェ ムッシュ エ マダム ブラン? セ ノリコ、ユヌ アミ ドゥ クロエ
🇯🇵 もしもし、こんにちは。ブランさんのお宅でしょうか?クロエの友人の紀子です。
🗣️ La mère de Chloé (クロエの母)
Bonjour Noriko ! Oui, tout à fait. Mais je suis désolée, Chloé n’est pas là en ce moment. Elle est sortie promener le chien, elle reviendra dans une demi-heure.
🔈 ボンジュール ノリコ! ウィ、トゥ タ フェ。メ ジュ スュイ デゾレ、クロエ ネ パ ラ アン ス モマン。エル エ ソルティ プロムネ ル シアン、エル ルヴィヤンドラ ダン ズュヌ ドゥミ ウール
🇯🇵 こんにちは、紀子さん!ええ、そうですよ。でもごめんなさいね、クロエは今ちょうど留守にしているの。犬の散歩に出かけていて、30分後に戻りますよ。
🗣️ Noriko (紀子)
Ah bon ! Ce n’est pas la peine de la déranger, je la rappellerai plus tard. Merci beaucoup, Madame !
🔈 ア ボン! ス ネ パ ラ ペーヌ ドゥ ラ デランジェ、ジュ ラ ラペルレ プリュ タール。メルシー ボクー、マダム!
🇯🇵 あ、そうですか!お手数をおかけしなくて大丈夫です、また後で彼女にかけ直しますね。どうもありがとうございます!
💡 語学ポイント解説: 「dans une demi-heure(30分後に)」は日常会話で頻出する時間表現です。また、最後の「je la rappellerai(私は彼女に再び電話します)」のように、動詞 rappeler は人を直接目的語(la)にとることができます。

職場・ビジネス・目上の人との会話での丁寧な使い方と実践例文集

ビジネス電話のシーンを描いたコラージュ画像
ビジネス電話のシーンを描いたコラージュ画像

📌 この章のポイント

  • ✔ビジネス電話の名乗りと取り次ぎ:社名と名前を名乗り、条件法現在(Pourriez-vous〜?)や丁寧な許可表現(Puis-je〜?)を使って目的の部署・担当者へつないでもらいます。
  • ✔実務での不在対応と二重代名詞の活用:「会議中」「別回線で通話中」などのビジネス表現と、「メールで送った資料を彼に渡してほしい(le lui transmettre)」といった正確な伝言スキルを習得します。

取引先への連絡や、オフィスの代表電話(le standard)から特定の担当者へ取り次いでもらうビジネスシーンでは、日常会話よりも一段階フォーマルで洗練された言葉遣いが求められます。受付や秘書(le secrétariat)とのやり取りをスムーズに進めるための実践表現を見ていきましょう。

オフィスの代表電話にかけて部署・担当者への取り次ぎを依頼するシーン

ビジネスの電話では、最初の挨拶「Bonjour Madame / Monsieur」の直後に、「Ici [自分の名前] de la société [会社名].([会社名]の[名前]と申します)」と所属を明確に名乗るのがマナーです。名乗らずにいきなり「〇〇さんをお願いします」と言うと、受付担当者から必ず「C’est de la part de qui ?(失礼ですが、どなた様でしょうか?)」と確認されます。

📌 社名名乗りと部署・担当者の指定
Bonjour, ici Noriko Ogawa de la société Sakura. Puis-je parler à Monsieur Bernard du service commercial ?
🔈 ボンジュール、イシ ノリコ オガワ ドゥ ラ ソシエテ サクラ。ピュイジュ パルレ ア ムッシュ ベルナール デュ セルヴィス コメルシアル?
🇯🇵 こんにちは、サクラ社の小川紀子と申します。営業部のベルナール様とお話しできますでしょうか?
💡 「所属の名乗り+Puis-je parler à [名前] du service [部署名] ?」は、ビジネス電話の最も完璧なオープニングです。
📌 受付からの身元確認と返答
C’est de la part de qui, s’il vous plaît ? — De la part de Madame Ogawa.
🔈 セ ドゥ ラ パール ドゥ キ、シル ヴ プレ? ― ドゥ ラ パール ドゥ マダム オガワ
🇯🇵 失礼ですが、どなた様でしょうか? ― 小川と申します。
💡 「C’est de la part de〜?」と聞かれたら、同じく「De la part de [自分の名前]」と返答すると非常にスマートです。
📌 条件法を使った格調高い取り次ぎ依頼
Pourriez-vous me passer Madame Moreau, s’il vous plaît ?
🔈 プリエ ヴ ム パセ マダム モロー、シル ヴ プレ?
🇯🇵 モロー様におつなぎいただけますでしょうか?
💡 直接法の「Voulez-vous〜」や「Pouvez-vous〜」よりも、条件法現在の「Pourriez-vous〜」を使うことで、ビジネスにふさわしい敬意が表せます。
📌 機関・窓口の確認
Je suis bien au secrétariat du professeur Blanc ?
🔈 ジュ スュイ ビャン オ スクレタリア デュ プロフェッスール ブラン?
🇯🇵 ブラン教授の秘書室でお間違いないでしょうか?
💡 個人の家には「chez」を使いますが、部署や機関・オフィス名を確認する際は前置詞「à(au / à la)」を使って「Je suis bien à〜?」と表現します。
📌 受付側の丁寧な保留案内
Un instant, s’il vous plaît, je vérifie s’il est disponible.
🔈 アン ナンスタン、シル ヴ プレ、ジュ ヴェリフィ シル エ ディスポニーブル
🇯🇵 少々お待ちください、手が空いているか確認いたします。
💡 形容詞「disponible(手が空いている・対応可能である)」は、ビジネスの取り次ぎで毎日使われる最重要単語です。

担当者が会議中・外出中で戻り時間を確認・調整するシーン

ビジネスの現場で担当者が電話に出られない場合、「ただいま会議中です(en réunion)」「別回線で話し中です(Sa ligne est occupée)」「出張・外出中です(en déplacement)」といった理由が告げられます。その際、いつ頃戻るのか(dans combien de temps / à quelle heure)を確認する表現を押さえておきましょう。

📌 会議中であることを丁寧に伝える
Je suis navré(e), Monsieur Bernard est en réunion en ce moment.
🔈 ジュ スュイ ナヴレ、ムッシュ ベルナール エ タン レユニオン アン ス モマン
🇯🇵 申し訳ございません、ベルナールはただいま会議中でございます。
💡 「désolé(e)」よりもさらに改まった謝罪表現である「navré(e)(誠に申し訳ない・残念に思う)」を使うと、プロフェッショナルな印象になります。
📌 話し中の案内と意向確認
Sa ligne est occupée. Souhaitez-vous patienter ou rappeler plus tard ?
🔈 サ リーニュ エ トキュペ。スエテ ヴ パシアンテ ウ ラプレ プリュ タール?
🇯🇵 あいにく話し中でございます。このままお待ちになりますか、それとも後ほどおかけ直しになりますか?
💡 「patienter(待つ)」「rappeler(かけ直す)」の選択を尋ねる、受付応対の定番フレーズです。
📌 出張・外出と帰社予定の案内
Il est en déplacement aujourd’hui, mais il reviendra au bureau demain matin.
🔈 イル エ タン デプラスマン オージュルドュイ、メ イル ルヴィヤンドラ オ ビュロー ドゥマン マタン
🇯🇵 本日は外出[出張]しておりますが、明日の朝にはオフィスに戻ります。
💡 「être en déplacement」は、社外での打ち合わせや出張でオフィスを離れている状態を指す便利なビジネス用語です。
📌 会議終了までの時間を尋ねる
Savez-vous dans combien de temps la réunion se terminera ?
🔈 サヴェ ヴ ダン コンビャン ドゥ タン ラ レユニオン ス テルミヌラ?
🇯🇵 会議がどのくらい[あと何分ほど]で終わるかお分かりになりますか?
💡 前置詞「dans」と疑問詞「combien de temps(どのくらいの時間)」を組み合わせることで、「今からどれくらい後に〜するか」を尋ねることができます。
📌 戻り時間の伝達と連絡先の確認
Il sera de retour dans une heure environ. Puis-je prendre vos coordonnées ?
🔈 イル スラ ドゥ ルトゥール ダン ズュヌール アンヴィロン。ピュイジュ プランドル ヴォ コオルドネ?
🇯🇵 1時間ほどで戻る予定です。ご連絡先をお伺いしてもよろしいでしょうか?
💡 「Il reviendra」のビジネス向けの言い換えとして「Il sera de retour(彼は戻っているでしょう)」も頻繁に使われます。「les coordonnées(連絡先:電話番号やメールアドレス)」も必須語彙です。

業務上の伝言・折り返し電話(rappel)を正確に依頼・受託するシーン

担当者が不在のとき、ビジネスでは「またかけ直します」と切るだけでなく、「戻り次第、折り返し電話をいただきたい」「メールで送った資料を渡しておいてほしい」と具体的な伝言(un message)を残すケースが多々あります。ここで第1章で学んだ二重目的語代名詞(le lui / vous le)が大いに威力を発揮します。

📌 丁寧に伝言を依頼する
Pourriez-vous lui laisser un message de ma part ?
🔈 プリエ ヴ リュイ レッセ アン メサージュ ドゥ マ パール?
🇯🇵 私からということで、彼[彼女]に伝言を残していただけますでしょうか?
💡 「de ma part(私の側から=私からということで)」を添えることで、誰からの伝言かを明確にするビジネス表現になります。
📌 折り返し電話を依頼する
Pouvez-vous lui demander de me rappeler dès son retour ?
🔈 プヴェ ヴ リュイ ドゥマンデ ドゥ ム ラプレ デ ソン ルトゥール?
🇯🇵 お戻りになり次第、私に折り返しお電話くださるよう彼[彼女]にお伝えいただけますか?
💡 「lui demander de+不定詞(彼/彼女に〜するよう頼む)」と「dès son retour(戻るとすぐに)」を組み合わせた、実務で最も使われる重要文です。
📌 二重代名詞 le lui を使った資料伝達の依頼
J’ai envoyé le dossier par mail. Pourriez-vous le lui transmettre ?
🔈 ジェ アンヴォワイエ ル ドシエ パール メール。プリエ ヴ ル リュイ トランスメットル?
🇯🇵 メールで資料をお送りしました。それを彼[彼女]にお渡しいただけますでしょうか?
💡 「le dossier(資料=le)」を「担当者(彼/彼女=lui)」に「渡す・伝達する(transmettre)」ため、3人称パターンの「le lui」が使われています。
📌 二重代名詞 vous le を使った電話番号の伝達
Vous avez mon numéro ? Je vous le redonne au cas où.
🔈 ヴ ザヴェ モン ニュメロ? ジュ ヴ ル ルドンヌ オ カ ウ
🇯🇵 私の電話番号はお控えでしょうか?念のため、あなたにそれをもう一度お伝えします。
💡 「mon numéro(私の番号=le)」を「あなた(受付の人=vous)」に「もう一度伝える(redonner)」ため、1・2人称パターンの「vous le」の語順になります。
🗣️ 実践シチュエーション会話:取引先に電話して不在の担当者へ伝言を残す
🗣️ Noriko (紀子)
Bonjour Monsieur, ici Noriko Ogawa de l’agence Tokyo Design. Pourriez-vous me passer Madame Lefèvre, s’il vous plaît ?
🔈 ボンジュール ムッシュ、イシ ノリコ オガワ ドゥ ラジャンス トーキョー デザイン。プリエ ヴ ム パセ マダム ルフェーヴル、シル ヴ プレ?
🇯🇵 こんにちは、東京デザイン社の小川紀子と申します。ルフェーヴル様におつなぎいただけますでしょうか?
🗣️ Réceptionniste (受付)
Bonjour Madame Ogawa. Je suis navré, Madame Lefèvre est en rendez-vous à l’extérieur en ce moment. Elle reviendra au bureau dans une heure environ. Voulez-vous lui laisser un message ?
🔈 ボンジュール マダム オガワ。ジュ スュイ ナヴレ、マダム ルフェーヴル エ タン ランデヴー ア レクステリュール アン ス モマン。エル ルヴィヤンドラ オ ビュロー ダン ズュヌール アンヴィロン。ヴレ ヴ リュイ レッセ アン メサージュ?
🇯🇵 こんにちは、小川様。申し訳ございません、ルフェーヴルはただいま社外で打ち合わせ中でございます。1時間ほどでオフィスに戻る予定です。何か伝言をお残しになりますか?
🗣️ Noriko (紀子)
Oui, s’il vous plaît. J’ai préparé le nouveau contrat et je viens de l’envoyer. Pourriez-vous le lui montrer dès son retour ?
🔈 ウィ、シル ヴ プレ。ジェ プレパレ ル ヌーヴォー コントラ エ ジュ ヴィヤン ドゥ ランヴォワイエ。プリエ ヴ ル リュイ モントレ デ ソン ルトゥール?
🇯🇵 はい、お願いいたします。新しい契約書を作成し、先ほどお送りいたしました。彼女がお戻りになり次第、それを彼女にお見せいただけますでしょうか?
🗣️ Réceptionniste (受付)
Entendu, Madame. Je le lui transmettrai sans faute dès qu’elle arrivera.
🔈 アンタンデュ、マダム。ジュ ル リュイ トランスメトレ サン フォート デ ケル アリヴラ
🇯🇵 かしこまりました。彼女が到着し次第、間違いなくそれを彼女にお渡しいたします。
💡 語学ポイント解説: ルフェーヴル氏は女性ですが、「彼女に(間接目的語)」は男性と同じ「lui」を使うため、「le contrat(契約書=le)」と組み合わさると「le lui montrer / le lui transmettre」となります。「sans faute(間違いなく・必ず)」もビジネスで喜ばれる表現です。

会話が弾む!相槌・返答・言い換えバリエーションと応用フレーズ集

カフェで友人と会話練習をしている様子
カフェで友人と会話練習をしている様子

📌 この章のポイント

  • ✔丁寧度に応じた第一声のグラデーション:家族間のカジュアルな「誰?(C’est qui ?)」から、秘書の洗練された「どなた様とお伝えしましょうか?(Qui dois-je annoncer ?)」までを使い分けます。
  • ✔不在時の豊かな相槌とスマートな結び:「Ah bon !(そうですか!)」にプラス一言添える気遣い表現や、「rappeler(かけ直す)」を使った多彩なクロージング表現を習得します。

基本の型が身についたら、次は相手の言葉に対する自然な相槌(リアクション)や、状況に応じた言い換えバリエーションを増やしていきましょう。少し表現の幅を広げるだけで、電話越しのフランス語がぐっと人間味あふれる温かいものになります。

「どちらさまですか?」「こちらは〜です」の丁寧度別・言い換えバリエーション

「Qui est à l’appareil ?」はあらゆる場面で使える万能フレーズですが、実際のフランス社会では、相手との距離感や職場の格式によってさまざまなバリエーションが使われています。温度感の違いを意識して使い分けてみましょう。

📌 家族・親しい友人向けのカジュアルな確認
Allô ? C’est qui à l’appareil ?
🔈 アロ? セ キ ア ラパレイユ?
🇯🇵 もしもし?電話に出てるのは誰?
💡 倒置疑問「Qui est〜?」を平叙文の語順「C’est qui〜?」にした口語表現です。家族や気心の知れた友人からの着信に使います。
📌 秘書・受付が使う最高度に洗練された確認
Qui dois-je annoncer, s’il vous plaît ?
🔈 キ ドワージュ アノンセ、シル ヴ プレ?
🇯🇵 失礼ですが、どなた様とお伝え[ご案内]しましょうか?
💡 直訳は「私は誰を告げるべきですか?」。ホテルのコンシェルジュや企業の秘書が取り次ぎ前に使う、非常にエレガントな表現です。
📌 自分の名前に à l’appareil を添える名乗り
Bonjour, c’est Monsieur Tanaka à l’appareil.
🔈 ボンジュール、セ ムッシュ タナカ ア ラパレイユ
🇯🇵 こんにちは、電話口は田中です。
💡 フランス語では、ビジネスや予約確認の電話などで、自分の苗字の前にあえて「Monsieur / Madame」をつけて名乗ることがよくあります(相手が自分をどう呼べばよいかを示す親切な配慮でもあります)。
📌 名乗りと同時に用件を添える切り出し方
Bonjour, c’est de la part de Julie concernant le rendez-vous de demain.
🔈 ボンジュール、セ ドゥ ラ パール ドゥ ジュリー コンセルナン ル ランデヴー ドゥ ドゥマン
🇯🇵 こんにちは、明日の約束の件でお電話しましたジュリーと申します。
💡 相手が「C’est de la part de qui ?」と聞く前に、自分から「c’est de la part de [名前]」と名乗り、さらに「concernant〜(〜に関して)」で用件を簡潔に示す上級テクニックです。

「Ah bon !(そうですか)」から広げる!不在を知らされた時の自然な相槌・リアクション集

電話をかけて「あいにく今留守にしています」と言われた瞬間、無言になってしまったり、いきなり「じゃあ切ります」と言ったりすると冷たい印象を与えてしまいます。まずは「Ah bon !(あ、そうですか!)」と相手の言葉を受け止め、そこに「残念ですが仕方ないですね」「急ぎではないので大丈夫ですよ」といった気遣いの一言を添えてみましょう。

📌 日常の自然な落胆と切り替え
Ah bon, tant pis ! Je rappellerai un peu plus tard.
🔈 ア ボン、タン ピ! ジュ ラペルレ アン プ プリュ タール
🇯🇵 あ、そうですか、残念[仕方ないですね]!また少し後でかけ直しますね。
💡 「tant pis(タン ピ)」は、相手が不在だったときなどに「残念だけど仕方ないね、気にしないで」と軽く気持ちを切り替える魔法の相槌です。
📌 丁寧な納得と感謝の相槌
D’accord, je comprends. Merci de m’avoir prévenu(e).
🔈 ダコール、ジュ コンプラン。メルシー ドゥ マヴォワール プレヴニュ
🇯🇵 わかりました、承知いたしました。教えていただきありがとうございます。
💡 相手が「今会議中で1時間後に戻ります」などと詳しく状況を説明してくれた際に、「教えてくれてありがとう」と感謝を伝える上品な返答です。
📌 相手に気を遣わせない優しいフォロー
Ce n’est rien, il n’y a rien d’urgent.
🔈 ス ネ リヤン、イル ニ ヤ リヤン デュルジャン
🇯🇵 大丈夫ですよ、急ぎの用件ではありませんので。
💡 電話に出た家族や受付の人が「留守にしていて申し訳ありません」と恐縮しているときに、相手をホッとさせる温かい一言です。
📌 電話を切る際の礼儀正しい結び
Excusez-moi de vous avoir dérangé(e). Bonne journée, Monsieur.
🔈 エクスキュゼ モワ ドゥ ヴ ザヴォワール デランジェ。ボヌ ジュルネ、ムッシュ
🇯🇵 お邪魔して[お手数をおかけして]すみませんでした。どうぞ良い1日を。
💡 特に個人の自宅に電話して家族に対応してもらった際、最後にこの一言を添えて電話を切ると、「なんて礼儀正しい人だろう」と深く感心されます。

「またかけ直します」「伝言はいりません」のスマートな表現バリエーション

「また電話します」と言いたいとき、直訳調で「J’appellerai encore.(また電話します)」と言っても通じますが、フランス語ネイティブは「再び電話する・電話をかけ直す」という意味の専用動詞 rappeler を使うのが一般的です。「Ce n’est pas la peine.(その必要はありません)」と合わせて、自然でこなれた言い換え表現をマスターしましょう。

📌 直接目的語を伴う自然なかけ直し宣言
Je la rappellerai dans une heure, merci beaucoup.
🔈 ジュ ラ ラペルレ ダン ズュヌール、メルシー ボクー
🇯🇵 1時間後に彼女へまたかけ直します、どうもありがとうございます。
💡 相手が「Elle reviendra dans une heure.(彼女は1時間後に戻ります)」と教えてくれた言葉を受けて、そのまま「dans une heure」を使って返す美しい会話の流れです。
📌 相手の手間を省く気遣い表現
Ne vous embêtez pas, je vais le contacter directement sur son portable.
🔈 ヌ ヴ ザンベテ パ、ジュ ヴェ ル コンタクテ ディレクトゥマン シュール ソン ポルターブル
🇯🇵 どうぞお構いなく、彼の携帯に直接連絡してみますので。
💡 「Ne vous embêtez pas(ご面倒をおかけにならないでください=お構いなく)」は、「Ce n’est pas la peine」と並んで日常で非常によく使われる気遣いフレーズです。
📌 控えめに着信だけ伝えてもらう応用
Si jamais elle rentre plus tôt, dites-lui simplement que j’ai appelé.
🔈 シ ジャメ エル ラントル プリュ ト、ディットゥ リュイ サンプルマン ク ジェ アプレ
🇯🇵 もし万が一彼女が早めに帰ってきたら、私が電話したとだけお伝えください。
💡 「Si jamais〜(もし万が一〜なら)」を使うことで、相手にプレッシャーを与えずにさりげなく伝言を頼むことができます。
📌 ビジネスで格調高く再架電を伝える
Je me permets de rappeler demain matin.
🔈 ジュ ム ペルメ ドゥ ラプレ ドゥマン マタン
🇯🇵 明日の朝、改めてお電話させていただきます。
💡 「se permettre de+不定詞(あえて〜させていただく・失礼して〜する)」は、ビジネスメールや電話で「こちらから改めて連絡いたします」とへりくだって伝える際の王道表現です。

発音・イントネーション・音変化の科学的なコツとネイティブ風に聞こえる練習フレーズ

📌 この章のポイント

  • ✔電話で聞き返されない音の連結:視覚情報がない電話では、1単語ずつ区切らずにアンシェヌマンとリエゾンで音をつなげ、文末のイントネーションを明確にすることが通じる鍵です。
  • ✔脱落のE(シュワー)と二重代名詞のリズム:未来形(reviendra / rappellerai)で消える語中の「e」や、代名詞の塊(me la / vous le / le lui)を一息で発音する口の動きをマスターします。

対面での会話と違い、電話では相手の表情やジェスチャー、口元の動きが一切見えません。そのため、フランス語特有の音のつながり(リエゾン・アンシェヌマン)やリズム(音節のまとまり)が崩れると、簡単な単語であっても相手に聞き取ってもらえなくなってしまいます。

ここでは、電話の決まり文句が驚くほどクリアに伝わるようになり、同時に相手の早いフランス語もスッと聞き取れるようになる音声学的なコツを見ていきましょう。

電話の第一声で差がつく!「Qui est à l’appareil ?」「C’est bien chez〜?」のアンシェヌマンとリエゾン

電話の第一声で最も重要なのは、単語と単語の境界をなめらかにつなげることです。特に「Qui est à l’appareil ?」は、文字通りに「キ・エ・ア・ラパレイユ」と区切って発音すると、ネイティブには非常に不自然に聞こえます。

ここでは動詞 est の語末の子音字「t」と、続く前置詞 à がリエゾン(またはアンシェヌマン)を起こし、「キ・エ・タ・ラパレイユ [ki ɛ ta la.pa.ʁɛj]」と一息のメロディとして発音されます。また、appareil の語末「-eil」は「エイユ」と母音を強く響かせるのではなく、広い「エ [ɛ]」の直後に短い半母音「イユ [j]」を添えるイメージで発音すると、一気にネイティブらしい響きになります。

📌 リエゾンで一息につなげる
Qui est à l’appareil ?
🔈 発音記号:[ki ɛ ta la.pa.ʁɛj] / カタカナ目安:キ エ タ ラパレイユ?
🇯🇵 どちらさまですか?
💡 「est à」を「エ・タ」としっかりつなげ、疑問詞(Qui)で始まる疑問文なので文末の「ラパレイユ」の音程を軽く下げて(または確認のニュアンスで少し上げて)発音します。
📌 脱落のEでリズミカルに
C’est de la part de qui ?
🔈 発音記号:[sɛ də la paʁ də ki] → 自然な会話:[sɛ dla paʁ də ki] / カタカナ目安:セ ドゥラ パール ドゥ キ?
🇯🇵 どなた様でしょうか?
💡 最初の「de」の母音(シュワー [ə])が軽く脱落し、「セ・ドゥラ・パール・ドゥ・キ」と軽快なリズムで発音されます。
📌 日常の縮約と疑問のイントネーション
Je suis bien chez Monsieur Binart ?
🔈 発音記号:[ʒə sɥi bjɛ̃ ʃe mə.sjø bi.naʁ] / カタカナ目安:ジュ スュイ ビャン シェ ムッシュ ビナール?
🇯🇵 ビナールさんのお宅ですか?
💡 平叙文の語順のまま語尾を上げる疑問文なので、最後の「Binart(ビナール)」の語尾の音程をキュッと明確に上げることで、電話越しでも「質問している」ことが確実に伝わります。また、bien は「ビエン」ではなく鼻母音 [bjɛ̃](ビャン)と鼻に抜くのがポイントです。
📌 有声子音と語中の無音のE
Puis-je parler à Catherine ?
🔈 発音記号:[pɥiʒ paʁ.le a ka.tʁin] / カタカナ目安:ピュイジュ パルレ ア カトリーヌ?
🇯🇵 カトリーヌさんとお話しできますか?
💡 「Catherine」の綴りにある真ん中の「e(Catherine)」は発音されません。「カ・トゥ・リー・ヌ」と4拍にするのではなく、「カ・トリーヌ [ka.tʁin]」と2音節でコンパクトに発音しましょう。

未来形「reviendra」「rappellerai」の脱落のE(E caduc)とRの発音リズム

不在時の応答で頻出する単純未来形では、語中に含まれる「発音しない e(E caduc:脱落のE)」の扱いが聞き取りと発音の鍵を握ります。

たとえば、「またかけ直します」の je rappellerai は、不定詞 rappeler に未来形の語尾がついた形ですが、活用するときに「l」が2つに増え、その直前の「e」が広いエ [ɛ] の音に変化します。そして「-le-」の「e」は完全に脱落するため、「ラ・ペ・ル・レ」ではなく「ラ・ペル・レ [ʁa.pɛl.ʁe]」と3音節で発音されます。

また、「彼女は1時間後に戻ります(Elle reviendra dans une heure.)」では、前置詞 dans の語末の「s」と、続く une heure の母音がリエゾンして「ダン・ズュヌール [dɑ̃ zyn œʁ]」とつながる音を耳に馴染ませておきましょう。

📌 未来形の鼻母音とリエゾン
Elle reviendra dans une heure.
🔈 発音記号:[ɛl ʁə.vjɛ̃.dʁa dɑ̃ zyn œʁ] / カタカナ目安:エル ルヴィヤンドラ ダン ズュヌール
🇯🇵 彼女は1時間後に戻ります。
💡 「reviendra」の「-vien-」は鼻母音 [vjɛ̃] です。また「dans une heure」は「ダン・アン・ウール」ではなく、リエゾンとアンシェヌマンによって「ダン・ズュ・ヌール」と一続きの単語のように発音されます。
📌 語中のEを脱落させる未来形
Je rappellerai plus tard.
🔈 発音記号:[ʒə ʁa.pɛl.ʁe ply taʁ] / カタカナ目安:ジュ ラペルレ プリュ タール
🇯🇵 また後でかけ直します。
💡 「rappellerai」の真ん中の「e」を発音せず、「ラペル+レ」と子音 [l] から [ʁ] へ直接つなげることで、ネイティブ特有の歯切れの良いリズムが生まれます。
📌 2つの鼻母音が続く1人称複数未来形
Nous reviendrons avant midi.
🔈 発音記号:[nu ʁə.vjɛ̃.dʁɔ̃ a.vɑ̃ mi.di] / カタカナ目安:ヌ ルヴィヤンドロン アヴァン ミディ
🇯🇵 私たちは正午前に戻るでしょう。
💡 「reviendrons」には、口を横に引く鼻母音 [ɛ̃](ヴィヤン)と、口を丸める鼻母音 [ɔ̃](ドロン)の2種類が含まれています。口の形の変化を意識すると美しく響きます。
📌 日常スピードでの音節圧縮
Ce n’est pas la peine.
🔈 発音記号:丁寧 [sə nɛ pa la pɛn] → 日常会話 [snɛ pa la pɛn] / カタカナ目安:ス ネ パ ラ ペーヌ
🇯🇵 その必要はありません[大丈夫です]。
💡 自然な会話スピードでは、冒頭の「Ce n’est」の「e」が脱落して「スネ・パ・ラ・ペーヌ」と滑らかに発音されます。

二重代名詞「me le」「le lui」を一息で発音するリズムとイントネーションのコツ

電話で目的語代名詞が2つ並ぶとき、日本人学習者が最も苦戦するのが「代名詞を1つずつ強調して読んでしまうこと」です。フランス語では、主語から動詞までの代名詞群はすべて動詞と一体化した1つのリズムグループ(音の塊)として弱く・速く発音され、動詞の最後の音節にだけアクセントが置かれます。

📌 me la の母音弱化と連結
Pouvez-vous me la passer ?
🔈 発音記号:[pu.ve.vu mə la pa.se] → 自然な会話 [pu.ve.vu mla pa.se] / カタカナ目安:プヴェ ヴ ムラ パセ?
🇯🇵 彼女に電話をかわっていただけますか?
💡 「me la passer」を「ム・ラ・パセ」と均等に切るのではなく、「me」の母音を極限まで弱めて「ムラパセ」と動詞まで一気に滑り込ませるように発音します。
📌 半母音 lui からの滑らかな移行
Voulez-vous lui laisser un message ?
🔈 発音記号:[vu.le.vu lɥi le.se œ̃ me.saʒ] / カタカナ目安:ヴレ ヴ リュイ レッセ アン メサージュ?
🇯🇵 彼女[彼]に伝言を残しますか?
💡 「lui [lɥi]」は唇を突き出して丸める「ユ [ɥ]」の音から素早く「イ [i]」へ移行する1音節の単語です。「ル・イ」と2拍にせず、「リュイ・レッセ」と軽やかに続けましょう。
📌 vous le の一体化リズム
Je vous le donne tout de suite.
🔈 発音記号:[ʒə vu lə dɔn tud sɥit] → 自然な会話 [ʒvul dɔn tud sɥit] / カタカナ目安:ジュ ヴル ドンヌ トゥ ドゥ スュイット
🇯🇵 それをあなたにすぐお渡しします[お伝えします]。
💡 会話では「vous le」の「e」が脱落し、「ジュ・ヴル・ドンヌ」と「le」が前の「vous」に吸着したようなリズムで聞こえます。この音の塊を知っておくとリスニング力が劇的に上がります。
📌 le lui の均等なステップ
Je le lui dirai dès qu’il rentre.
🔈 発音記号:[ʒə lə lɥi di.ʁe dɛ kil ʁɑ̃tʁ] / カタカナ目安:ジュ ル リュイ ディレ デ キル ラントル
🇯🇵 彼が帰り次第、それを彼に伝えます。
💡 同じ「l」で始まる「le lui dirai」は、舌先を上前歯の裏に軽く当てながら「ル・リュイ・ディレ」とリズミカルに発音するのがコツです。

日本人学習者がやりがちなNG表現・不自然な直訳 vs 自然なOK言い換え対比例文ペア

📌 この章のポイント

  • ✔「passer」の構文と丁寧さの罠:日本語の「私を〜につなぐ」を直訳するミスや、「Je veux parler(話したい)」というぶっきらぼうな表現を避け、自然な目的語配置と条件法を身につけます。
  • ✔綴り・前置詞・二重代名詞の3大ミス防止:「appellerai / reviendrons」の綴り、「今から〜後に(dans vs après)」の使い分け、「彼女に(la vs lui)」や二重代名詞の語順ミスを対比で完全解消します。

ここでは、日本のフランス語学習者が電話の会話や作文で特に間違えやすいポイントを、「❌ やりがちなNG例」と「⭕ 自然なOK例」のペアで徹底比較します。なぜNGなのかという理由とセットで理解することで、本番の電話で迷うことがなくなります。

「わたしを取り次ぐ」の直訳ミスと「passer」の目的語の取り方

日本語で「カトリーヌさんに(私を)つないでください」と考えるあまり、代名詞の置き場所を間違えたり、前置詞を不自然に使ってしまったりするケースが多発します。動詞 passer は「passer [呼び出す相手(直接目的語)] à [電話口の人(間接目的語)]」が基本であることを改めて確認しましょう。

⭕ Pouvez-vous me passer Catherine ? / Puis-je parler à Catherine ?
🔈 ❌ Voulez-vous passer moi à Catherine ?
🇯🇵 【NG/OKペア①:目的語代名詞の配置と構文】
💡 (プヴェ ヴ ム パセ カトリーヌ? / ピュイジュ パルレ ア カトリーヌ?) / (カトリーヌさんをお願いできますか? / カトリーヌさんとお話しできますか?) / ※解説:肯定命令文以外では、目的語代名詞は活用している動詞(ここでは不定詞 passer)の直前に置き、形も強勢形「moi」ではなく「me」にします。また、「私を彼女につなぐ(me passer à elle)」よりも、「私にカトリーヌを取り次ぐ(me passer Catherine)」または「Puis-je parler à Catherine ?」とする方が格別に自然です。
⭕ Tu peux lui passer le téléphone ? / Tu peux me le passer ?
🔈 ❌ Tu peux passer à lui le téléphone ?
🇯🇵 【NG/OKペア②:前置詞 à + 人称代名詞の誤用】
💡 (テュ プ リュイ パセ ル テレフォヌ? / テュ プ ム ル パセ?) / (彼に電話をかわってくれる? / 私に彼を取り次いでくれる?) / ※解説:「彼に(à + 彼)」を代名詞で表す際、「à lui」のまま動詞の後ろに置くことはできません(強勢・対比の特殊構文を除く)。必ず間接目的語代名詞「lui」に換え、不定詞「passer」の直前に置きます。
⭕ J’aimerais parler à Monsieur Binart, s’il vous plaît.
🔈 ❌ Je veux parler avec Monsieur Binart au téléphone.
🇯🇵 【NG/OKペア③:電話口での「〜したい(Je veux)」の罠】
💡 (ジェムレ パルレ ア ムッシュ ビナール、シル ヴ プレ) / (ビナール様とお話ししたいのですが、お願いいたします。) / ※解説:電話の取り次ぎ依頼で直接法現在の「Je veux〜(私は〜したい)」を使うと、命令的で威圧的な響きになり相手を不快にさせてしまいます。必ず条件法現在の「J’aimerais〜」や「Je voudrais〜」、または「Puis-je〜?」を使い、前置詞は「à」を用いましょう。

「また電話します」「1時間後に」で間違えやすい単語・前置詞・綴りの罠

不在時のやり取りでは、「またかけ直します」「1時間後に戻ります」という一見シンプルな文の中に、スペルミスや前置詞の選択ミスといった落とし穴が潜んでいます。特に試験やビジネスメールでも狙われやすい3つのポイントをチェックしましょう。

⭕ Je rappellerai plus tard.
🔈 ❌ J’appelerai encore plus tard.
🇯🇵 【NG/OKペア①:「また電話する」の綴りと動詞選択】
💡 (ジュ ラペルレ プリュ タール) / (また後でかけ直します。) / ※解説:まず綴りのルールとして、動詞「appeler / rappeler」が未来形や条件法になるときは、「l」が2つ重なって「j’appellerai / je rappellerai」となります(l が1つなのは誤り)。さらに意味の面でも、「appeler encore(さらにまた電話する)」より、電話を「かけ直す・折り返す」専用の動詞 rappeler を使う方がネイティブにとって自然です。
⭕ Elle reviendra dans une heure.
🔈 ❌ Elle reviendra après une heure.
🇯🇵 【NG/OKペア②:「今から1時間後に」の前置詞ミス】
💡 (エル ルヴィヤンドラ ダン ズュヌール) / (彼女は[今から]1時間後に戻ります。) / ※解説:日本人学習者が最もよくやるミスのひとつです。前置詞「après」は過去や未来のある基準点から「〜のあとで」を表し、現在(発話時点)を起点として「今から〜後に」と言うときは必ず前置詞「dans」を使います(ちなみに「après une heure」と言うと「1時過ぎに」という意味に誤解されてしまいます)。
⭕ Nous reviendrons à la maison vers midi.
🔈 ❌ Nous revienrons à la maison vers midi.
🇯🇵 【NG/OKペア③:動詞 revenir の未来形の綴りミス】
💡 (ヌ ルヴィヤンドロン ア ラ メゾン ヴェール ミディ) / (私たちは正午ごろに家へ戻る予定です。) / ※解説:動詞「venir / revenir」の単純未来形の語幹は、途中に必ず「d」が入る「viendr- / reviendr-」です。1人称複数で「revienrons」と「d」を落としてしまうスペルミスが非常に多いため、発音(ルヴィヤンドロン)と結びつけて「d」を忘れないようにしましょう。

二重目的語代名詞(直接・間接)の語順ミスと「彼に・彼女に」の混同

最後に、電話での伝言や取り次ぎで頻出する目的語代名詞のミスを3パターン確認します。「相手が女性だから la にする」「いつも間接目的語を先に置く」といった思い込みをここでリセットしましょう。

⭕ Voulez-vous lui laisser un message ?
🔈 ❌ Voulez-vous la laisser un message ?
🇯🇵 【NG/OKペア①:「彼女に(間接目的語)」の代名詞選択ミス】
💡 (ヴレ ヴ リュイ レッセ アン メサージュ?) / (彼女に何か伝言を残しますか?) / ※解説:呼び出した相手(カトリーヌなど)が女性であっても、「〜に伝言を残す(laisser un message à quelqu’un)」は間接目的語です。フランス語の間接目的語3人称単数は男女共通で「lui」を使うため、女性だからといって直接目的語の「la」を使ってはいけません。
⭕ Je le lui montre tout de suite.
🔈 ❌ Je lui le montre tout de suite.
🇯🇵 【NG/OKペア②:3人称の二重代名詞の語順ミス】
💡 (ジュ ル リュイ モントル トゥ ドゥ スュイット) / (私はそれを彼[彼女]にすぐ見せます。) / ※解説:1・2人称(me le / vous le)の語順に引っ張られて、3人称でも「lui le」と並べてしまう典型的なミスです。3人称同士の組み合わせでは直接目的語(le / la / les)が先、間接目的語(lui / leur)が後になり、「le lui」の語順になります。
⭕ Je vous le donne par mail.
🔈 ❌ Je le vous donne par mail.
🇯🇵 【NG/OKペア③:1・2人称の二重代名詞の語順ミス】
💡 (ジュ ヴ ル ドンヌ パール メール) / (私はそれをあなたにメールでお渡しします[お伝えします]。) / ※解説:今度は逆に、3人称の「le lui」と混同して「le vous」としてしまうミスです。1・2人称(me, te, nous, vous)は常に最優先で先頭に置かれるため、「vous le」が唯一の正しい語順です。
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よくある質問(FAQ)

Q1
「Je suis bien chez〜?」と「C’est bien chez〜?」にニュアンスや丁寧さの違いはありますか?
A
結論から言うと、どちらも「間違いなく〜さんのお宅(ところ)ですか?」という意味で、日常会話から丁寧な場面までほぼ同じように使える自然な決まり文句です。
① Je suis bien chez Monsieur Binart ?:直訳すると「私は確かにビナール氏の家に(電話回線を通じて)来ていますか?」という主観的な到達感があり、フランス語の電話確認として最も伝統的でよく使われる形です。
② C’est bien chez Monsieur Binart ?:「そちらは確かにビナール氏の家ですか?」と客観的に確認する響きがあり、現代の口語でも非常に頻繁に使われます。
なお、個人の家や個人事務所ではなく、企業やレストラン・ホテルなどに電話する場合は前置詞 chez を使わず、「Je suis bien à la société Sakura ?(サクラ社でお間違いないでしょうか?)」や「C’est bien le restaurant L’Étoile ?(レストラン・レトワールでしょうか?)」と使い分けます。
Q2
電話で名乗る時、「C’est〜」と「Ici〜」と「Je suis〜」はどう使い分ければいいですか?
A
電話で自分の「名前」を名乗る際は、「C’est [名前]」または「Ici [名前]」を使うのが鉄則であり、「Je suis [名前]」とは言わないのがルールです。
① C’est Noriko Ogawa.:「C’est Noriko Ogawa qui est à l’appareil.(受話器にいるのは小川紀子です)」の省略形であり、家族・友人からビジネスまであらゆる場面で使える最も自然な名乗り方です。
② Ici Noriko Ogawa.:直訳は「こちら小川紀子です」。電話の第一声で「Bonjour, ici Noriko Ogawa.」と切り出す際によく使われ、特にビジネスや留守番電話の吹き込みでキリッとした印象を与えます。
③ Je suis〜の正しい使い道:英語の「I am Noriko」の感覚で電話口で「Je suis Noriko」と言うのは不自然ですが、名前を名乗った後に自分の立場や関係性を説明する文(「Je suis une amie de Catherine.=私はカトリーヌの友人です」「Je suis le nouveau stagiaire.=私は新しい研修生です」)では Je suis〜 を使うのが正解です。
Q3
テキストなどで見かける「Voulez-vous me passer à elle ?」はそのまま使っても大丈夫ですか?
A
文法的には「私(me)を彼女に(à elle)取り次いでくれますか?」という構造として意味は通じますが、実際のフランス語ネイティブの電話会話では「passer [取り次ぐ相手(直接目的語)] à [電話をかけている人(間接目的語)]」の形で使うのが一般的です。
① 最も自然なおすすめ表現:「Pouvez-vous me passer Catherine ?(私にカトリーヌを取り次いでいただけますか?)」、またはすでにカトリーヌの話が出ているなら代名詞を使って「Pouvez-vous me la passer ?(私に彼女を取り次いでいただけますか?)」と言い換えるのが格別に自然です。
② 迷ったときの万能表現:代名詞のパズルに迷ったら、「Puis-je parler à Catherine ?(カトリーヌとお話しできますか?)」を使えば、文法ミスも起こらずどんな相手にも礼儀正しく伝わります。
Q4
「またかけ直します」は「J’appellerai encore」と「Je rappellerai」のどちらが自然ですか?
A
電話を「かけ直す・後でまた電話する・折り返す」という場面では、接頭辞 re- がついた動詞 rappeler を使い、「Je rappellerai plus tard.」(または近接未来で「Je vais rappeler plus tard.」)と言うのが最も自然で一般的です。
① J’appellerai encore のニュアンス:(綴りは l が2つ重なる点に注意)文法的に間違いではありませんが、「(これまでも電話したが)さらにまた電話する」という文字通りの響きが強くなります。
② rappeler の便利さ:動詞 rappeler はそれ1語で「かけ直す」を意味するだけでなく、「Je la rappellerai ce soir.(今夜、彼女にかけ直します)」のように呼び出す相手をそのまま直接目的語にとれるため、電話会話では格別に重宝します。
Q5
直接目的語と間接目的語の語順(me le と le lui)を会話中に瞬時に思い出すコツはありますか?
A
会話の最中に頭の中で文法表を組み立てようとすると電話のスピードに追いつけないため、以下の2つのステップで感覚的に身につけるのが最も効果的です。
① 「会話の当事者(1・2人称)が最優先」というコアイメージを持つ:電話で今まさに話している「私(me)・君(te)・私たち(nous)・あなた(vous)」は当事者なので、常にモノ(le, la, les)よりも先頭(主語のすぐ後ろ)に陣取ります。一方、その場にいない第3者「彼・彼女(lui)・彼ら(leur)」は後回しになるため、モノ(le, la, les)の後ろに置かれます。
② 代表フレーズを音の塊として丸暗記する:「Je vous le donne.(ジュ ヴ ル ドンヌ=あなたにそれを渡す)」「Je le lui montre.(ジュ ル リュイ モントル=それを彼/彼女に見せる)」、そして電話の取り次ぎで使う「Je te la passe.(ジュ トゥ ラ パス=君に彼女を取り次ぐ)」という3つの短いフレーズを呪文のように口ずさんで耳と口に覚え込ませ、動詞だけを入れ替えて使うのがプロの学習法です。
Q6
相手が不在で留守番電話(アナウンス)に切り替わった場合、どうメッセージを残せばいいですか?
A
呼び出した相手や家族が出ず、留守番電話(le répondeur / la messagerie vocale)の「発信音の後にメッセージをどうぞ(Laissez un message après le bip sonore)」という案内が流れたら、この記事で学んだフレーズをそのまま使って簡潔に吹き込むことができます。
① 日常の留守電テンプレート:「Bonjour Catherine, c’est Noriko. J’ai appelé pour prendre de tes nouvelles. Ce n’est pas urgent, je te rappellerai plus tard. À bientôt !(こんにちはカトリーヌ、紀子です。元気かなと思って電話しました。急ぎではないので、また後でかけ直すね。またね!)」
② ビジネスの留守電テンプレート:「Bonjour Monsieur Bernard, ici Noriko Ogawa de la société Sakura. Pourriez-vous me rappeler au 01 23 45 67 89 dès que possible ?

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